Tadanovskyのボチボチ日記

好きな事だけたらたら綴る備忘録的な日記…

吹奏楽編曲楽譜…出版されました(続)!

2022-01-09 23:01:00 | 日記
昨年末に福岡市の(株)エムツープラン様より吹奏楽編曲楽譜を一曲出版して頂きました。
んで、年明けに万事整い、もう一曲譜面を発売していただいております。


簡単な顛末は以前の記事にも書いております。


閑話休題…ドビュッシーというヒト、結構人としてどうなの?てな感じで考察されてたりもしますが…
残された曲があまりに良いので結果オーライなのでしょうかねぇ…

とりあえず塩漬けにしていた譜面もまな板に揚げはしますが、またドビュッシーのピアノ曲を編曲したい欲も出てきております。
中編成吹奏楽に丁度良い売り譜が意外と無いのです。ドビュッシーの作品。(管アンサンブルだと豊富にある模様)
書きたいのは、アラベスク1番とか…

はたまたベルガマスク組曲の第4曲とか…


この曲はコドモの時、父の運転するクルマの中、AMラジオで夕方18時過ぎの番組でBGMとして度々流れていた記憶が有ります。
当時の私にはBGMの曲名なんて知る由も無かったのですが、妙に哀しげな旋律とハモった瞬間が印象的で…
番組自体は若山弦蔵さんがパーソナリティを務められていた様な…?聴いてたのがRKK(熊本放送)だからおそらくTBS系?

このテの「小さい時聴いてた曲の曲名が判った瞬間」って結構好きなんですけど通じる方居られますでしょうか…?

さて、年も明けて「今年こそは自販機うどんツアー!」と思った矢先に所謂「第6波」というヤツです。
ツアーの目的地には岩国市近辺も有るので、もう暫くお預け状態が続きます。(深いため息)
基本的には「うがい手洗い早めのブースター接種」位しか対策の取りようもありませんので…密だとか飲み会に関しては、元々繁華街は嫌いなので寄りませんし。
ただ職場の事を考えると(高齢者相手)気は抜けないなぁ…とは思います。
色々収まってくれん事にはコンサートやイヴェントもやり辛いですし。

というワケで、今年もボチボチ更新していきますのでよろしくお願いします。









大晦日ドライブ…

2021-12-31 22:35:00 | 日記
実は大晦日も朝イチで仕事してました。透析患者さんの送迎ですね。
朝8時にはアガリだったので、寄り道して来ました。





最早お約束、「道の駅青雲橋」です。
開店時間直後のレストランで早めの昼ご飯。



年末年始で緊急で無い道路工事はお休みらしいので…
日之影町から大分県宇目へ抜ける「宮崎大分県道6号線」へ。







素掘りのトンネル、容赦なく散らばる枝(しかもデカい)をいなしながら北へ…
抜けた先には




トトロのバス停があります。冬はねこバスも隠れる場所が無くて寒そうです。
梅雨時だと



こんななんですけどね。

其処からは大人しく普通の道を走って帰りました。

現在は紅白をゆっくり観ております。演歌が聴きたい年頃になりました…






2021年を振り返る…

2021-12-30 22:31:00 | 日記
2021年も残すトコロ30時間足らずとなりました。

今年は今までに無いレベルで(環境、健康、etc…)色々変わった年でした。

先ずお仕事…2019年秋に就いた仕事から離れ、暫し無職の身へ。
オークションで断捨離しながら暮らしておりました。意外と手持ちのガラクタが高値で売れるのは不思議でも有り…

そんな時、奥さんの職場(病院)の求人に乗っかり無事復職。真面目に働いております。
そこで生活習慣病の治療もしているので





着実に減量しております。かれこれ4ヶ月で10kg程。取り敢えず目標は85kgに設定しております。
最終的に何キロを目指すかは未定です。

お出かけは…相変わらずご時世が邪魔しますが、去年よりはマシなんでしょうかね。
海を越えないドライブはちょくちょく行っておりました。





廃業前の自販機うどん…




佐賀関の落ちたら死ぬ路…




コレは熊本市内だった…「見立ての世界」展。



産山村の池山水源は水神様が居られるとか。




天草に昼ご飯食べに行ったり



玉名にラーメン食べに行ったり



トトロに会いに行ったりしてました。


夏以降は中々ドライブに行けなくなった代わりに、医療系のイベントが幾つか…
所謂ワクチンを打ったり、投薬治療が始まったり…前の仕事の時に見舞われていた膝の激痛が、実は糖尿病と高血圧由来の症状だった事には驚きました。今はどちらかといえば筋肉痛が主だった痛みですね。殆ど立ちっぱなしで時々中腰、後はしゃがみ体勢なので腰が重要です。あと筋肉。

年が明けたら久々に島根山口の自販機うどんを食べるツアーも再開出来そうです。高速道路も使う弾丸ツアーですが。

次はもう一つの趣味、音楽です。
今年も所属する楽団の定期演奏会は中止となりました。一応演奏曲の供養は済みましたが。



吹奏楽コンクールは県大会のみ参加(九州大会には音源提出)、
来たる2022年の定期演奏会に向けて選曲が始まっているトコロです。
今までのチョットお堅い選曲から逃れてお子様や年輩の方(吹奏楽マニア以外)でも楽しめる感じになりそうです。チョット期待。

そして個人的に1番大きかったのは楽譜出版。









楽器(Tuba)のお師匠と大学時代の先輩が取り持ってくださったご縁で、福岡市の(株)エムツープラン様より吹奏楽編曲の譜面を出版していただきました。今月に一曲、年明けにもう一曲発売されます。



現在校正作業の終盤…年明けにはまたお知らせできるかと。


中学生の頃には想像もつかなかった生活。楽器のプロにはなれませんでしたが、楽譜を書くという行為で音楽に携われる事…幸せを感じます。次に繋がる様頑張りたいと思います。またドビュッシーかな…?

以上、雑に2021年を振り返ってみました。
来年の目標は「次の譜面の完成」「ノートPCゲッチュ」…叶うかどうかは自分次第ですね。

それでは皆様も良いお年を…
















吹奏楽編曲楽譜…出版されました!

2021-12-22 11:27:00 | 日記
本日より、株式会社エムツープラン様より
歌劇「カバレリア・ルスティカーナ」より間奏曲(P・マスカーニ)の吹奏楽編曲楽譜が出版、発売の運びとなりました!



手書きスコアを納品してPCで浄書してもらうという工程ですので、何度となく校正の手間が掛かりましたが…
良いモノが出来た…と私は思っております。

お手頃価格となっておりますので、是非演奏会の箸休め等に(?)ご検討ください。

年明けにはもう一曲出版される予定です。もう少しでデータがfixするという見通し…




自作編曲楽譜の出版が(ほぼ)決まりました!

2021-12-12 23:57:00 | 日記
前回の記事で取り上げていた編曲のお話…


続きを(一応)報告出来る事になりました。

まだ契約書でのやり取りが完了していない為(土日の郵便業務休みが響いている)正式な発表とはいきませんが、

歌劇「カバレリア・ルスティカーナ」より間奏曲(P・マスカーニ)
ベルガマスク組曲より第3曲「月の光」(C・ドビュッシー)

以上の2曲の吹奏楽編成への編曲楽譜を出版していただける運びとなりました。

どちらの曲も所謂「有名どころ」の曲ですので、さまざまな形態の編曲楽譜がある…と思いきや案外そうでもなく。

マスカーニの方は以前(2019年)私の所属している楽団で取り上げた際、昔からある洋物の編曲譜はとにかく厚ぼったい響きでボツに…
此処20年程で広まった国内の出版社による売り譜も楽団員との相性がイマイチ、となって…
「じゃあ私が書きますよ」とのいつもの流れになったワケです。
ところで、何故「厚ぼったい」事態に陥ってしまうのか?その答えは元の曲の編成に答えがあります。

木管(2Flute、Piccolo、2Oboe、2Clarinet)要はFagott抜き。
弦4部(2Violins、Violas、Cellos)こちらはContrabass抜き。
Organ
Harp

コレだけ。Bassパートはハープ任せ。暑苦しい金管はTacet扱いです。
こんな風通しの良い曲を吹奏楽編成に落とし込むのは結構大変。
中音域を如何に重苦しくならない様にするか…という事に苦労した記憶があります。
編成も最近の「ご時世」に影響されて(緊急事態宣言によるさまざまな制限で大編成の吹奏楽やオーケストラが中々組めなかった)中規模な編成(30人程度を想定)で程よく響く感じに仕上がりました。

ドビュッシーの方は…マスカーニと同じ演奏会のアンコール曲で、当時の大河ドラマ「いだてん」のメインテーマをやる予定だったのですが…オカネと権利への厳しさで定評の有るJ○Cが「勝手に編曲しちゃダメデスヨ〜」と言ったかは不明ですが、編曲楽譜が一才出なかったんです。2019年当時。今はどうなってるか知りませんが…

んで「どやんす?どやんす〜?」と混乱している中で、私が個人的に超(物凄く)演りたかったコレを
「楽譜なら書いてくるから、音出ししてみて決めて!」と、無理矢理押し通した曲なんです。

んで、この「月の光」…音楽の教科書にも載っているレベルの有名曲ですが、元はピアノ独奏曲。
コレをどう吹奏楽の形に落とし込むか…?と考えて、出てきた答えが
「もしドビュッシー自身がこの曲を管弦楽編曲したらどんな譜面づらに成る?」というモノ。

ドビュッシーは自身の幾つかのピアノ曲(独奏、連弾、2台ピアノ問わず)を管弦楽編曲していた様です。
(イベリア、春、etc…)後、後世の作編曲家によって管弦楽編曲された曲もある模様。勿論「月の光」も。
この時編曲するにあたって、本人編曲以外の演奏を全て絶って(譜面を見ない、演奏を聴かない)
まずドビュッシー本人のスコア(作曲、編曲問わず)をそれこそ「穴が開く」程読み込んでみました。

特に勉強になったのは「三つの交響的素描【海】」「ノクテュルヌ」。この2曲のスコアはどれだけ読んでも飽きません。
たくさん読み込んで「脳内ドビュッシー」を育成します。まだ真っ新の五線紙に触ってはいけません!

そんな暮らしの中、アシュケナージ演奏の「月の光」を聴いていると…


アタマの中で「脳内ドビュッシー」が書いた管弦楽版の「月の光」が流れ始めました!成功です!
(読んでいて痛々しいと思われる描写ですがホントに流れるんです)
後はソレを上手い事吹奏楽(と言うより管楽合奏)に編曲すれば良いだけ…なんですが。
其処から先ジャマになるのが元曲の譜面。



後世のヒト達による編曲譜面はコレに引っ張られ過ぎ…と思うのです。個人的な暴論です。
アルペジオの伴奏をそのまんまチェロとかヴィオラにやらせてる。これは酷い…と思うワケです。
旋律がアルペジオで駆け回っているならソレは再現すべきと思いますが、伴奏ならハナシは別。
飽くまでコード進行を作ってるモノとして捉えます。印象的なモノは当然使いますが。




そうこうして出来上がった譜面(当然パート譜も全部!)を本番直前のお篭り練習
(私達熊本ウインドオーケストラはGW最終盤に定期演奏会を開催しています…その直前、即ちGW期間は会場である熊本県立劇場の音楽リハーサル室をぶっ通しで借り上げて合宿練習が有る…のです。)で初合奏、幸いにも楽員からは好印象でそのままアンコール曲の一曲目として採用されたワケです。まぁボツにしちゃうと代わりも無かったですし。

そんな中、楽員の一人(Clarinet担当で私と大学同期)が脳内出血で倒れてしまい入院。彼女は夫婦で団員の為、夫(Horn担当…しかも1st)も抜ける事態に。

全部の曲のホルンパートを差し替え(パート内異動や他楽器への移し替え)等、かなり差し迫った合宿となりました…が。

当日になって、夫(団長でもある)が普通に楽器を持って来た!ので
「なん無理して来んでも良かってから〜」と言う指揮者に
「イヤ、奥さん命令で来ました」と!
奇跡的に回復した彼女が(入院した当初はかなり危ない状態だったそうですが)
「ちゃんと吹いて来なっせ!」と言われたそうです。強い。

そういう事があったので、「月の光」の演奏も前日に多少弄りました。
Trp主席の方の夫君が凄腕ピアニストなので、前日に急遽召喚して無茶振り。
冒頭8小節をピアノに差し戻して9小節目でバンドが合流して…と言う流れで演奏しました。
元の調で編曲していたから出来るワザです。そのままピアノには自由に弾いてもらいました。流石凄腕。
本番は全身の毛が逆立つ位興奮しました。録音で聴くとそうでも無いのですが…やはり音楽は生モノなのでしょうか…

…とドビュッシーに関しては並々ならぬ思い入れがあったので、出版してもらえるというのはこの上ない喜びなのです。
オトナの楽団にも演奏して欲しいですが、本音を言えば高校の吹奏楽部とかに取り上げて貰って「音楽ってなんか面白い」と感じていただければ、なんなら「オトナになっても音楽を続けたい!」なんて思ってもらうキッカケにでもなれば…もう最高です。

まだ契約前の状態なので宣伝等は出来ませんが、正式にリリースされたらまた紹介させて頂きたい。です。

以上のことを伝えた昨日の楽団の練習後、指揮者と話していたら「今出版事業立ち上げる目標で人集めしとるとタイ」と!
もし実現できたら「お前もワシの駒となるのじゃ」というお言葉(脚色強め)。

本当に秋口から色んな事が変わり続けています。不思議です。
「次」に繋がる様に備えていきたいと思います。



既に課題は山積みなんですが…「終わらせる」って大事ですね。塩漬けの譜面を復活させます。