キアーロ 引退（涙）

トップガン厩舎の５歳馬、キアーロの引退が決定しました。

ＴＯＰの写真の仔がキアーロ
（写真提供：ローレルクラブ）

父：ゴールドアリュール
母：アローム（母父：ノーザンテースト）
栗毛の５歳牝馬です。

通算成績は４２戦３勝
[３－３－４－３２]
収得賞金：４３５０万円

ゴールドアリュールの産駒は、牡馬に活躍馬が
多くて、牡馬のベスト３は
①エスポワールシチー　　５５８１２万円
②スマートファルコン　　５２０７３万円
③オーロマイスター　　　２０４８４万円
（３頭ともＧⅠウイナーなので、素晴らしい数字です）

牝馬の方は、少し（かなり）地味～な感じで
①スペルバインド　　　　　８９６３万円
②ユメイッポ　　　　　　　６３７９万円
③キアーロ　　　　　　　　４３５０万円

となっていて、牡馬の上位陣とは大きな差がありますが、
ここで注目すべきは、今日現在では、キアーロが牝馬の
３位にランクされている事です。この記録は時間の経過
と共に変わっていくとは思いますが、引退が決定した
キアーロは、今まで良く頑張ってくれました。

デビューからの３戦は、１６着、１３着、１３着
この３戦は、芝を使っていたので、今から考えれば
陣営の判断ミスだったかもしれませんが、さすがに
この成績では、未勝利引退を覚悟していました。
そして、４戦目からはダートへ。
ここから、走りが一変して、今までとは全く違う
走りをするようになって、ほとんど休みなしの３年半で
４２回出走してくれました。

この４２回と言うのは、もちろんトップガン厩舎の
最多出走記録になります。
（２位は、３７回のマイネルメロス）

更に、この仔が馬主孝行だったのは、人気薄での激走が
多かった事で、馬券に絡んでくれた１０回で、結構な
配当を何度も取らせてもらいました。
（絶好調時にも、何故か？人気にならない仔だったので）
そういう意味でも、もの凄い貢献をしてくれた愛馬でした。

１歳の時に、牧場で会った時の写真です


引退後は、牧場に戻って、繁殖に上がる事が決まったので、
これからは、良いお母さんを目指して、頑張ってほしいです。
姉や妹も活躍している血統なので、母としても良い成績が
残せるのではないかと思っていますし、産駒がクラブで募集
されたら、絶対に出資します。

定年の時期まで、あと少しのところでの早目の引退になって
しまいましたが、タイトルの引退（涙）は、決して悲しい
涙ではなく、よく頑張ってくれて、お疲れ様でしたと言う
気持ちを表しての（涙）です。

「ここまで４２戦、本当にお疲れ様でした」