山に登る
以前一緒に山へ登っていた仲間に質問したことがある。
厳冬期の剱岳や急峻な岩場にどうして登るんですか?と
「自分を試したいから」と返事が返ってきた。
ヒリヒリする危険な場所で、自分がどれだけ精神的にも肉体的にも
耐えられるか・・・。
弱輩者の私にも何となく分かるような気がした。
彼等より比べものにならないような場所を歩いていても
自分なりに勇気を持って、弱い心に打ち勝ちながら登っている
自分がいる。
山では多くのことを学べる。
九州の岩登りの名人と呼ばれている人にも、恐れ多くも
質問したことがある。
「岩を登っている時、怖いと思ったことがありますか」と・・・
「そりゃあ、あるよ」と返事が返ってきた。
名人と呼ばれている人でもあるんだと内心ホッとした。
みんな、山に登る人は共通の何かを持っているのかな?
なんだろう・・・・
みんな私も含めて変な人かな・・・。