東北関東大地震からずっと安否がわからなかった友人家族
がいた。
宮城県東松島町に住んでいたんだが、今日、やっと連絡が取れた。
インターネットの安否確認情報や、行方不明者欄、死亡者欄などを
探すが名前がなかった。避難所に登録されている人達の中にも
名前を見つけることが出来なかった。
もしかしたらご主人の名前で分かるかもと思い、名前を入れてみた。
あった！
そこには、見覚えのある息子さんの名前で
「父を探しています」と・・・。
私は最悪なことを考えてしまった。
今日、東京にいる息子さんへ電話をかけた。
大きくなった息子さんは、私のことを覚えていてくれた。
そして、「家族全員、お陰さまで無事です」と嬉しいニュースを
聞くことが出来た。
もう、嬉しくて、嬉しくて・・・・
宮城の友人の家族とは、沖縄にいたころ、とても仲良くして
いただいた家族なのだ。
我家の息子と友人の息子さんは、同級生で小さい頃仲良く
遊んでいた。
お昼頃、友人からも直接電話がかかってきた。
電話の向こうで元気な声を聞くことが出来た。
良かった・・・。
ご主人は、自衛隊の松島基地に勤めていて、津波に流されながらも
大丈夫だったようだ。
今は、捜索活動でずーっと家にも帰れない状態らしい。
幸い友人の家は、地震で壊れたものの中にいることが出来、
避難所には入っていないと言うことだった。
電気は昨日から点いたが、水道もガスもまだらしい。
避難所にはたくさんの救援物資が届くが、個人の家には届いて
いないという。近所の人が、食料を求めて歩いて仙台まで行くと言う
歩いて？・・・
何てことだろう・・・。
物を送ってあげたいが、手段がない。
友人は明るく話すが、きっと現場は想像以上に大変だと思った。
大変な目にあったのに、我家の子供達のことも聞いてくれる。
亡くなった多くの人達には申し訳ないと思うが、無事でよかったと
心からそう思った。
