[ニュース] 講談社と小学館が因縁の「バカボン」でコラボ

ライバル社が協力　「バカボン」ベスト集２冊発売
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20071012-OHT1T00159.htm

～「天才バカボン」の連載開始４０周年を記念して、連載を取り合った出版社の講談社と小学館が協力、ベスト集をそれぞれ１７日に発売する

昔、マンガが飛ぶように売れるようになり始めた頃の出版業界における人気作家の奪い合いは、まさに”仁義なき戦い”のような様相を呈していたそうですね…編集者にも、素行がヤクザまがいの人たちが沢山いたのだとか（汗）

～「これでいいのだ」のギャグで知られる「天才バカボン」は、赤塚さんが１９６７年に講談社の「週刊少年マガジン」で連載スタート。６９年からは競争相手だった小学館の「週刊少年サンデー」に移り、漫画出版史上の一大事件として話題になった。７１年から再び講談社の漫画雑誌に掲載された

最近はいがみ合いどころか、同じ作家の作品なら出版社の垣根を越えて宣伝をするようになってるのをよく見かけます…単行本の発売日を示し合わせて、互いに帯でそれぞれの作品を宣伝し合ったりするのも珍しくありません

文学や小説を読まない若者が増えていると、深刻な読書離れが叫ばれていたのも記憶に新しいのに、（”ゆとり教育”の影響か）今ではマンガすら読まれなくなってしまってるのだそうですが…（汗）
今回のニュースは”歴史的和解”という側面よりも、各出版社がライバルとか言って張り合ってる余裕すら無くなっている窮状が伝わってくるようで寂しい限りです…