坐花酔月 徒然日記

 「花咲く処に腰を下ろし 月を眺めて酒を楽しむ」 この一年、どんな年になるのか。

「ゼロエネルギー建築」の家

2008-01-06 19:54:24 | 徒然日記
 環境にやさしい生活など最近環境問題に関する報道やCMが数多く聞こえてくる。だからというわけではないけれど、午前中から井山武司先生にお会いすることができ、話を聞くことが出来た。

 自宅は酒田市山楯。経歴は東京大学工学部建築学科卒業後、大学院において丹下健三研究所に所属し都市計画の研究開発に携わる。東京オリンピック室内総合競技、ユーゴスラビア、スコピエ市復興都市計画。1966年からフリー・アーキテクトとして活躍する。1976~1979年:酒田市復興専門員として参加、大工町街区計画。その後パッシブソーラーシステムの研究および設計、SOLARCHIS実施計画にはいる。1985年:ソ連グルジア共和国保養施設国際コンペ受賞。1994年:庄内に戻り、太陽建築研究所を立ち上げ、SOLARCHIS建設開始。2003年:環境山形大賞受賞。建築を「エネルギーを浪費する人工的環境からより自然な環境に戻すため」太陽建築SOLARCHISを現在まで43棟建築し、現在も研究を重ね活躍中とのことです。丹下健三研究所時代では、昨年亡くなった黒川紀章等とともに研究したとのことでした。

 光熱費0円の家の寒冷地での実現等とても興味深いお話の後、自宅を見学させてもらった。ジャズやボサノバの話からキューバやバリ島の話まで話が広がり、ついに場所を酒田市内にあるJAZZ喫茶グリーン・ベイ(井山先生設計)に移り、美味しいコーヒーとJOAO DONATO(ジョアン・ドナート)のSo Danco Sambaを聴きながら楽しくも有意義な時間を過ごさせていただいた。従来の鉄筋建築の校舎では子供の学力は伸びないと言い切ってしまう研究に裏付けされた話は説得力があった。忙しい中長時間をいただきありがとうございました。

 (写真:太陽の家)

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