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坐花酔月 徒然日記

 「花咲く処に腰を下ろし 月を眺めて酒を楽しむ」 この一年、どんな年になるのか。

夢かなえた女性と故郷の由来

2025-03-14 13:21:57 | 本・映画・音楽etc.
本日(2025.3.14)付のコミュニティーしんぶんに、「夢かなえた女性と故郷の由来『村の歴史と上田の三女傑』」との見出しで、誌面半分4段組み(約1,200字)で、先般、島田良彦氏が上梓した書籍が紹介されていた。素晴らしい!
記事は、「誌面に散りばめられた、明治〜昭和の男社会の中で夢をかなえた彼女たちの、誇らしくも笑顔に満ちた友人たちとの写真がまぶしい」と締め括っていた。
多くの方々から読んでもらいたい本です。

劇団朋友『あん』鶴岡公演鑑賞後の深読み会

2025-03-07 21:28:03 | 本・映画・音楽etc.
鶴岡市民劇場第304回例会、劇団朋友公演演 劇『あん』が、先月(2月)の13日に上演された。内容もよく分らないまま鑑賞したのだが、そのストーリーには、胸が熱く不覚の涙を禁じ得ないほど心に沁みた。
先日、サークルリーダーのNorikoさんから「劇場事務所で『あん』を深読み(詳細に識る)する会を開くけど来ませんか?」的に誘われた。演劇を鑑賞し、抗える状況にはなかった制度や差別の中、主人公の優しい心根に胸を打たれた者として(是非)出席の返事をした。
集会はハイレベルな、ある意味マニアックな集いかと思えば、皆さん演劇を愛するファン的な方々で安心した。
最初は、パワーポイントでのハンセン病についてのレクチャー。そして例会を鑑賞しての感想などが出された後、オンラインで、劇団朋友の制作を担当されている、夏川正一氏と岸ゆりえさんと繋がり、脚本や制作上での逸話など、物知らずな私にとって面白いとても有意義な話を聞くことができたのは良かった。


やはり、原作を読まねば、樹木希林主演の映画版も観なければ……と、DVDと文庫本の視聴を始めた。感想は後日。


木村屋の雛菓子の餡もいただきながらの楽しい時間を過ごすことができた。Norikoさん、そしてお集まりの市民劇場会員の皆さん、ありがとうございました。
演劇は、素晴らしい‼︎

DVD『インパールの空のもと』

2025-02-26 19:49:58 | 本・映画・音楽etc.
2019年12月6日・7日に、庄内町文化創造館響ホール開館20周年記念事業として上演された『インパールの空のもと』。「多くのいのちを救った佐藤幸徳中将物語」とサブタイトルが付いているように、旧余目町出身の佐藤幸徳中将のインパール作戦での決断の物語である。
演出は池田はじめさん。この度、池田さんからDVDをお借りし、もう一度観ようと思っている。当時の感想はブログに認めている。

劇団朋友公演「あん」

2025-02-13 22:48:52 | 本・映画・音楽etc.
人は何のために
生まれてきたのだろう

不覚の涙を禁じ得なかった。
悲しみと強さ、優しさ、深く心に残る演劇でした。


劇団朋友『あん』地方公演

市民劇場スタッフから、こんなコピーをいただいた。

「演劇の観方 たのしみ方」
                宇野重吉
そもそも「こうあってほしい演劇の観方・たのしみ方」などあるわけもない。各人が各人の心を大きく押し開いて、素直に観ればそれでいいわけで、十人十色、百人百色、本来そういうものなのである。

ただ、その作品の味わい方、楽しみ方は、人によって深くもなり、浅くもなるものだ。文学や絵画や音楽の味わい方が、年齢とともに変化するように、演劇の楽しみ方も、年を取るほどに変わってくる。だから浅い観方や楽しみ方よりも、深い観方や楽しみ方ができるなら、なおさらその人にとって幸せなことなのである。

われわれが観客として演劇に相対する時には、自分の持っている体験や知識、情操を総動員して、想像したり、推理したり、ある時には、舞台にないものまでつけ加え、ある時はさしひいて観ているわけだ。わかりやすく言えば、観客は、その時、一人ひとりが自分自身の作品を舞台といっしょになって創り上げているのだと言ってもいい。

とすると、演劇のもっとも良い観客というのは、見識が高く、感受性の豊かな、もっと人間らしい人間とでもいうか、創造現場のわれわれに、俳優には俳優の、演出家には演出家の修行があるように、観客には観客の観客修行とでもよぶべきものがありそうな気もする。と言っても、何もむずかしいことではない。ごく普通のまじめな生活者として、誠実に、まともに、心優しく生きていれば誰しも感ずるであろうことを感ずる能力を身につけていればいいのである。

今の世の中は、あらゆる人間から、その人間らしさをどんどんはぎとってゆく非情な側面を持っているから、こんなごく普通のことさへ、ある意味では、自覚的に努力しなければならないことかも知れぬ。しかし、演劇を観る観ないにかかわらず、このことは、非情に大切だ。

今さら言うまでもないが、生きてゆくということは、汚れてゆくということでもあり、にぶくなってゆくということでもある。激しい風雪をしのいで、いつまでも、きれいな眼とやわらかい心をもちつづけるということは、ひどくむつかしい。それを援助し、励ましてくれるのが演劇であり、演劇の限らず、あらゆる芸術の鑑賞活動なのである。

何かの雑誌に書いてあったこと、何かの新聞で読んだことを、観劇の参考にするのは結構だが、それを物差しにして作品に対するのは、一番つまらない演劇の観方である。これだけさまざまな情報で、はちきれそうな世の中なのだから、情報の選択には、余程の眼力と見識がないと、ほんものと偽ものとの区別すらつかないだろう。新聞や雑誌、あるいはテレビやラジオそのものに権威があるのではないのである。問題はその文章や、談話にこそあるのだが、少なくとも演劇を観るのに、他人の頭で考えたり、他人の眼を借用したりしていたのでは、いくら観ても、その人の身につくまいし、そういう演劇の観方は、その人にとって一番不幸な方法というべきである。

観劇後、親しい友人と相集って、観てきた舞台について語り合うのは、演劇を観る楽しみの大きなひとつであるが、さりとて、そこで、他人の言うことに耳をかさず、ひたすら自分の感想を他人に押しつけるのも、これ又何のために芝居を観ているのかわからなくなる。他人の意見に耳をかたむけ、舞台への共感が、自分一人だけでなかったことに喜び、話し合ったことで、又少し、前進し得たことを自覚する。ぜひそういう集いであってほしい。第一、感動して何も言いたくない時だってあるだろう。自分にもあるのだから、他人にも必ずあるのだ。しゃべらぬことが無感動の証拠では必ずしもない。

われわれが演劇を観るのは、かたくなな、ひねこびた人間になりたくないからこそ観るのである。心の窓をあけはなって、舞台から発せられる電波のごときものを、あまさず汲み取とってほしいと思う。

要は、一人ひとりが、誠実な生活者になる以外に方法はないようでる。

Ukuleleがやってきた

2025-02-11 22:44:20 | 本・映画・音楽etc.
先日、近所のリユースショップで980円の値札が付いたウクレレを発見した。数日後、再びショップを訪れ手に取ったが、さすがにボロく感じ買うのを止めた。しかしその後、頭の片隅からUkuleleが離れなくなってしまったのである。
ネットで検索すれば、中国製と思われる安い機種が大量にヒットした。行きつけの珈琲豆店のマスターからは、「オモチャだね。安いのは弦高が高く弾き辛いんだよ」とアドバイスをもらった。やっぱり3,000円程度ではそんなものかと納得したが、素人だし何が良くて何が悪いのかも理解っていない。やはり脳裏から離れない。


弦はナイロンからフロロカーボンに張替えた

ネットショップで、定価16,589円が75%OFFで4,002円だという。しかも買い控えていたら、なんと767円に!! これってどうなのよ?
「これなら騙されてもいっかぁ。そんときゃディスプレイだな」と、ポチッとクリックし、本日届いたのがこのウクレレだぁ!!


マホガニー合板仕様

仕様は、◯ブランド:HANDEL(何故かバロック音楽の作曲家ヘンデルと同名だ) ◯材質:トップ・サイド・バック=マホガニー(もちろんオール合板)、指板=ローズウッド(加工ちょっと雑かな)、ネック=マホガニー(ローズウッドとの組み合わせは反り強度的に理にかなっているようだ) ◯サイズ:23インチ58.42cm(と謳っているが、24インチ62cmのよう…)◯製造:Jiangsu China(中国江蘇省にある工場)


膨らみを持たせたバックの加工

オートメーション化された量産楽器のようだが、塗装など仕上がりは悪くないと思う。音の鳴りも、弦をフロロカーボンに張り替えたら、硬質な明るくきれいな音色になった。今後このウクレレの耐久性や老ねがどう変化していくのかは、お楽しみ……ってところか。


ネックとのジョイント部 フレット数:18

フレットの末端加工が指に触れた感じ、ちょっと雑に感じた。


弦高は約3mm(ぎりぎりセーフか?)



BOOKOFFで購入した教本(でも本体よりちょっと高額だ)

ウクレレの善し悪しも分かっちゃいない初心者は、この楽器でここしばらく練習して蘊蓄を蓄えよう思う。楽しみだね。

推移データを折れ線縦棒コンボで

2024-12-21 20:32:58 | 本・映画・音楽etc.
某市民劇場の60年に及ぶ某記録のデータ化と推移グラフの作成を行っている。
いわゆる “60th Anniversary magazine” の Contents 作成を依頼されたわけだが、打ち込み作業は思った以上に面白い。興味深い演目が出てくるとネットで内容はもちろん、原作者や脚本家、劇団名なども検索しては、「う〜む…」などと唸っているのである。すごいなぁ…と思う。羨ましくも思う。反面、運営の大変さや継続の難しさなんかもグラフを眺めると見えてくる。スタッフの皆さん、本当に演劇が大好きなんだねぇ。

しかしこのグラフを冊子に取り込むとすると、A3(A4見開き)でも窮屈だな。さてさてうまく工夫できるか? 製本はどの程度まで対応してくれるのだろう?

島田良彦著『村の歴史と上田の三女傑』

2024-12-19 19:17:53 | 本・映画・音楽etc.
島田氏の著書『村の歴史と上田の三女傑』が出来上がった。
「上田の三女傑」として、本登勝代、阿曽勝美、阿部八重の三人の生涯をそれぞれ丁寧に調べられ、その当時の出来事や風景までも交え温かく語られている。さらには、三人を育んだその地域の歴史をも詳しく調査され、一級の郷土史として論考されている。地域の方々や研究者は必携ですよ。


島田氏は、私を古文書サークル『温故の会』に誘ってくれた大恩人で、1997年の酒田市上田小学校廃校時の記念誌発刊以来のお付き合いだから、27年ほど大変お世話になってきた。今年82歳、まだまだ矍鑠として旺盛な好奇心でフットワーク良く周りを眺め、いつも穏やかにニコニコされている。私の生き方の手本にもなっている。
今回の書籍編集には、微力ながらお手伝いをさせてもらった。因みに装幀も私。しかし発刊にあたり過分な謝礼までいただくとは…。なのでこれは私が来年早々取り掛かるつもりの、島田家文書『戊辰戦争 −升田百宅之戦−』の翻刻と、出版するときの原資にしようと思っている。もうしばらくお付き合いを願い、お世話になります。

「つるおか再発見」遠藤虚籟記事校了

2024-12-16 19:20:42 | 本・映画・音楽etc.
鶴岡シルバー人材センター広報「新年号」に掲載する『つるおか再発見』コーナーの記事を校了した。
先日、天澤寺の庄司住職から、遠藤虚籟と天澤寺との繋がりを伺ったことを、参考文献(和田修二著書)などで確認しながら記事にした。
遠藤虚籟の人生は、もっと波乱万丈で、只ひたすら世界平和を祈り綴錦織を織り続けたこと。そして和田秋野の存在と、簡単にはとても説明し尽くせない。今回の記事では、遠藤虚籟と天澤寺と糸塚との結び付きに絞り、さらに簡略している。
池田はじめさん脚色の演劇がどのような内容になるのか、とても楽しみにしている。乞うご期待!! だね。