思い出の紀行 (茨城県、鹿島)

2002/03記

　「さあ明日の朝は三時半　起きだ」

目覚ましが鳴ったのが三時四十分　どうしたんだろう　
セットはやはり三十分になっている、目覚まし時計の故障なのかな
息子も 起きている様子がない。

階下に降り準備をしていると 「三十分起床じゃなかったの」　
と息子が二階から降りて来た。

急いで出発準備　
それでも予定通り　四時に出発
近所迷惑にならないよう　車のドアも半ドアのまま
アイドリングも　なしで発進した。

さあ今日は釣りだ!
鹿島へ。

天気予報では四月中旬の陽気とのこと、息子と釣りに行くのは今日が初めて
平日にも　関わらず息子が休みなのは　試験明け休みだそうだ。

いつもの利根川土手コース、途中 神栖のセブンイレブンで朝食と昼食を買う
竹の子ごはん　いなり寿司　息子は おにぎりとサンドイッチ合計2,229円也。

いつもの餌屋が今日は定休日だった　
遠くの餌屋まで行きアミコマセを買う
小貝川あたりで夜明け、素晴らしい写真の世界だ
２時間半で　無事　鹿島の釣り場に到着
今日は釣り人の車が少ない、日が悪いのかな　
たしか　大潮なんだが？
さすが三月中旬　寒い　海からの風が強い
準備が完了した
七時丁度に第一投。

風が強くウキがすぐ岸まで寄せられる　
棚を何度も変える　仕掛けも変える　
しかしアタリがない。

やっと一時間後にアタリがあった　
ウキがツンツンしている　沈んだ　
巻く　あんがい重い　姿が見えてきた　
なんだろう　まだ分からない　巻き上げる　重い　
リールが空回り状態でなかなか巻けない　
やっとあがったが　大きな「ボラ」だった
なーんだ
しかし引きのおもしろさを　味あわせては貰った。

餌も使い尽くしたのでお仕舞いにした
火力発電所のほうへ足を延ばす
小学生の頃の娘と釣りに来た場所だ、ここは釣り人が大勢いた
でもやはり上がっていなかった。

砂浜の方はと　行ったがこれまた　静かなもの
数週間前クジラが打ちあげられたと　報道された海岸に近いので　
もしやと思ったがクジラの姿もなかった。

帰りはコイン洗車場で車の塩を落とす。
息子が腹がへったというので　ラーメン屋をさがした
息子は「札幌」小生は「東京」にした。

晩酌には「ボラ」を刺身にして一杯飲んだ
自分で釣り上げたものだ「旨い」!