永谷脩・著の野村克也監督を描いた本のタイトルが、表題の「頭の使い方」。何となく買ってみて読むのを忘れてたのですが、最近読み始めました。野村監督の野球戦術、人の掌握術などを軸に人物像を描いた本でなかなか面白い内容です。で、昨日読んだ章の「野村監督新人判定法」で松井秀喜の例が紹介されてて、これがなかなか興味深い。監督の新人判定基準は7項目あり、入団したての松井が本物であるか試した場面。以下抜粋---
四対一でヤクルトがリードしているところで、バッターボックスに松井を迎えた。ベンチの野村監督はこの時、大きな声でキャッチャー古田に声をかけた。ピッチャーは横手投げの高津臣吾(元メッツ)。速球はせいぜい120~130キロぐらい。ふだんは監督から「速球では勝負できない」と言われている選手である。
その高津に、野村監督は「内角のストレートで勝負しろ」と指示した。古田は何度も何度も監督のほうを振り向き、「高津のストレートは無理です」と問いかけている。だが、監督の指示はあくまで内角のストレート勝負。~中略~
高津がストレートを投げた結果、松井にライトへ豪快なホームランを打たれてしまった。その時野村監督は、
「インコースの甘い球は打てるようになったか。これで対策が立てられる」とつぶやいた。これこそ野村監督がもっとも大切にする新人判定法の一つだったのだ。----
この時のゴジラの気持ちって。。。。!!!。。。そうだ!!!あれを見てみよう!で、入団当初高津から打ったホームランって。。。。!!!これやん!これしか無いやん!
1号!
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ちなみに、何の腐れ縁かメジャーに言ってもこのホームランカード、止めよう止めようと思いつつ購入し続けてます(苦笑)。