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魂に響く写真を届けたい・・・。

PENTAX Optio W30

2008-01-17 22:20:21 | camera
写真:PENTAX Optio W30

 3mまでの水中撮影が可能。最大の特徴。
 とても重宝している。年末に購入して以来、ほぼ毎日持ち歩いて撮影している。

 以前から、もっと雨の日に撮影したいと思っていた。
 だが、カメラは精密機械。電子機器。
 水に濡れる=壊れる
 ということだ。
 ゆえに、これまで雨の中での撮影をためらったものだが、このカメラ一台で
 撮影範囲が広がることはうれしい。このところの雪も問題はない。
 むしろ、撮影者の防水、防寒管理を怠らぬよう気をつけたい。
 濡れて風邪などひこうものなら、本末転倒である。

 操作性はお手軽カメラの範疇であるが、グリーンボタンで必要な設定項目
 (露出補正、感度設定など)を登録できる。
 おかげで設定変更が可能である。大変好ましい機能だ。
 画質は思ったより素直な発色で気に入っている。
 RICOH Caplio RXはややカラーバランスが悪かったので驚いた。
 低感度では目立つノイズもなくISO3200まで撮影でき撮影範囲はさらに広がる。

 気になる点は
 バッテリーの持ち具合がやや悪い事。
 広角が35mm判フィルムカメラ換算で38mmとやや狭い事。
 AFエリアが中央一点であるため、マクロ撮影などで構図が決めにくい事。
 レンズバリヤーがないので、レンズ面にホコリがつきやすい事(取れにくい)
 などである。いずれも重大な欠点ではないので、助かっている。

 面白いのは、インターバルタイマー撮影である。
 実験で熱帯魚の水槽に本機を沈め撮影した。
 だが、狭い水槽では魚はうまい具合に画面に入らず、水面しか写らなかった。
 水が温み出したら、広い田んぼや小川で試してみたいと思う。
 もっとも動画の水中撮影もでき、狭い水槽でも魚の動きを見事に撮影できた。

 このカメラはデジタルカメラの特徴を大いに生かしていると思う。
 フィルムカメラでも防水カメラはあったが、このような手軽さはなく、フィルム交換時には気を使う。
 ましてや水中撮影ができるカメラはほとんど無いに近かった。
 デジタルでも一眼レフカメラとなるとレンズも含め、せいぜい防水のみで
 水中撮影となると高価な水中ハウジングが必要となる。
 だが、そのような苦労もこのカメラには皆無である。

 写真撮影が天候に左右されず、意図も簡単に撮影が可能となったことは、とてもすばらしい。
 今だに、「フィルムカメラとデジタルカメラ」の論争が続いているが、
 そんな事はどうでもよく思えてきた。写真が撮れなければ意味がない。
 私はこのカメラを手にしたことで、「写真を撮ることは楽しい」と
 改めて思った。

 いいカメラを手にできてよかった。



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