卯月の終わりに

写真：水仙/金沢市

　長い連休の始まり
　どれだけの経済効果が
　お金の計算より
　みなが　
　楽しいひとときを
　普通の時間を過ごせたら
　それでいい

文明と文化

写真：しだれ柳/金沢市香林坊

　昭和を振り返り
　懐かしむのは何故だろう

　平成の今
　東京スカイツリーが立ち上ろうとしている
　あれは希望の旗印になるのだろうか

　文明は　昭和も平成も変わらず進化している
　文化は　どうだろうか

サービス

写真：しだれ桜/滋賀県 MIHO MUSEUM

　サービスは　お客の笑顔のために
　お客は　サービスに見合った対価を支払う
　簡単なようで難しい

街の自我意識

写真：犀川大橋詰/金沢市大工町

　金沢の自我意識
　個人では強い想いがなくとも
　一つ街を隔てれば
　その意識の強さは塊となって発生する
　それは
　石川県の自我意識にもあると思える

写真を撮るということは

　　
写真：ここはどこの細道じゃ/金沢市片町

　わずか
　四十余万人の街でも
　知らぬところは限りない
　カメラを片手にしたら
　もっと発見があるに違いない

ぬる水

写真：鏡の田んぼ/滋賀県しがらきの里

　水が温んでいます
　早　田植えが　終わったところもあるようです
　少しずつ　忙しくなるようです
　でも　楽しみです

誤差範囲

写真：春らんまん/金沢市
（秀明自然農法による栽培）

　毎度書いていますが
　暑い寒いと顔をしかめているのは
　人間ばかりで
　多少のことは誤差です
　自然がそう教えてくれてます

クレナイ

写真：ハナミズキ/射水市

　面影は　あの時のままで
　耳に残るは　笑い声
　記憶は　いつか
　薄らいで行くだろうけど
　ハナミズキは　いつも　同じ紅色で
　日差しを浴びていることだろう
　百年先
　私がこの地上に居なくとも

自分の道

写真：一輪/射水市下条川

　桜が散るのは
　風のせいでもなく　雨のせいでもない
　散る時になったから　散るだけ
　自分の道は　自分でしか歩けない
　一輪の桜も　自分の道を歩いた

コントロール

写真：しだれ桜/滋賀県MIHO MUSEUM

　撮らされると撮るのせめぎあい
　いつも　特に桜の季節は
　心を真ん中に置こうと制御している