(´・ω・`)ショボーン

いろいろと…

ガンダムSEED DESTINY

2005-08-21 | Anime
前回のSEEDよりも、より掘り下げた内容になっていると感じる。 遺伝子操作によって人の意志や思考までも操作できてしまう、運命自体を掌握するデスティニー計画を進めようとするデュランダル。 個々の人々に与える生きていく上での役割や仕事をチェスの駒を動かすように掌握・操作する事が出来れば、自分勝手な理念の元に行動する輩はいなくなるため、戦争を起こそうと考える者はいなくなる。 それはある意味、自我の掌握でもあり、人が人として平和に生きていく上での理想的な世界を築き上げる事が出来よう。 しかし、それを掌握する者は神であり、神が支配する世界が果たして、本当に皆が幸福に生きられる世界であるのだろうか…。 そんな造られた虚構の世界に不自然さを感じる者。 人は生まれながらにして生まれ、自然の流れの中で生き、後世にその存在を知らしめて死んでゆく。 それが人の運命ではないのか?と猜疑心を抱く者。

造られた運命など所詮その場しのぎにすぎない事であると。 人がそこにある限り、必ずや再び戦争の惨禍は繰り返されるのであると。 私たちは常に心に刻み続け、互いに憎しみあい妬みあい殺し合う。 それが真理であるとするならば、いったい私たちは何処へ行き、どんな未来を築き上げていこうとしているのだろうか…。


深刻に考えればかなり重い内容であると感じる。 ヒトゲノム計画が進められるにつれ、私たちは私たち自身が神となり、自身を造りあげることも造り替えることも出来る。 自然の流れの中で誕生した私たち人間に、そのような行為は許される事なのか。 過ぎた行いは私たち自身を滅ぼすことになるのではないか? それがこのアニメの真の主旨ではないかと思うのです。

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