二次元キャラにしか恋ができない男達

昨今の日本社会にいきる若者達にこのような傾向が見られる。

「僕たちは3次元には興味がありません」

このような考え方を持つ若者は美少女二次元キャラを描くイラストレーターの卵達に多い傾向にあるという。　初っ端から言わせてもらうと、別に良いのではないかと思う。　良いというのもおこがましいが、人それぞれの考え方が皆同じなんて気持ち悪い世の中だ。　二次元に恋して悪いなんて誰にも言えるはずがない。

とあるイラストレーター育成専門学校での出来事で、女体のデッサンの授業中に学生達が次々とモデルさんの裸体を見て気分が悪くなるという事態が起こった。　中にはモデルを見ずに全く関係のない二次元キャラを書いている学生までいたらしい。　つまり、三次元には興味がない。　その理由として三次元の女性は縮れ毛が生えているし脂肪の付き方や胸の大きさ等、二次元の理想の体型とかけ離れている点が多々あり、生々しくて気持ちが悪いというのだ。

さらには、こんな事にまで発展している。

「2次元キャラとの結婚、法的に認めて！」

『ねとらぼ』に掲載されていた記事だが、二次元キャラとの結婚を法的に認めてもらうために署名活動が行われている。　リアルでも結婚できるのは１人の男性と１人の女性のみの関係においてであり、これが可決されたならば一夫多妻制というよりも一妻多夫制になってしまうだろう。　それが二次元であったとしても脳内彼女と脳内ＳＥＸできるのは結婚した男性のみ。　その点において非常に無理があると思われるのだ。　そうでなければ、一人の妻が多くの男性に弄ばれる、まさに陵辱の極みである。

また、美少女キャラの“非処女発覚”にファン暴走という出来事も記憶に新しい。　『かんなぎ』という作品において、人気キャラの不純な関係を思わせる劇中の描写から「非処女だった！」と騒ぎになった。　作者への当てつけに原作コミックをズタズタに引き裂いた写真まで投稿された。　俺の心を引き裂いた貴様(作者)への復讐の現れとでも言うのだろうか。

反対に腐女子と呼ばれる二次元の男性キャラに恋してしまっている女性からの悩みもあるようです。

『アニメのキャラにしか恋できない』

二次元に恋する…。　別に良いのではないだろうか。　好きな感情は誰かに押しつけられる物ではなく、また、誰かにあわせる必要もなく、ただ、そこに私は好きなんだからという感情があるだけのこと。　好きという感情は悪いことですか？　嫌いと思う感情では誰も幸せになれない。　世の中からは非生産的だとか狂気の沙汰だとか認められない物だと思われているかもしれない。　しかし、それで自分が幸せになれるのなら人に迷惑をかけない範囲で楽しめば良いと思うのだ。

銀魂っていいよね

最近、ジャンプはブリーチとワンピース以外を全然読まなくなった。　銀魂は好きだけどアニメしか見ていない。　声優さんとかノリとかが良くてアニメの方が好きだからだ。　ブリーチはアニメから入った口で後から原作だけ流し読みするようになったが、銀魂は原作を読む気が起こらない。　原作とアニメは違う内容であることが多々あるので、以外と違った面白さがある。　特にアニメに多い傾向が、原作よりも感動するような内容に作り替えられている事。　原作でノリノリのギャグマンガがアニメになると監督のさじ加減一つで感動物に変わってしまうことはよくある。　それはそれで良いと思うのだ。　中には原作と違う内容にすると尋常ではないほどに憤慨するファンもいるだろう。　けれども、それはそれで良いのだと思う。　感動することが悪いこと何て誰にも言えない。　皆それぞれが違う形で、その作品に思いがあるのだから。　監督が作り上げた違う内容の作品も、またその人なりの思いとして受け入れられるような心を持っていたい。　そして、それを楽しむ心の広さも…。