(´・ω・`)ショボーン

いろいろと…

政治=宗教

2022-07-09 | News
我々は今の日本社会の現状はこうであるという事を直視しなければならない。なぜ安倍さんが狙われなければならなかったのかは、今後の犯人の供述で明らかになるだろう。元海上自衛隊の人間であるという事から、政府と関係がないとは言い切れない。政府に対する『恨み』以外に理由はないと思うのだが、宗教団体の幹部を狙っていたという支離滅裂な供述から、安倍さん=宗教団体幹部(ではないのだが)というところから推測するに、政治家=宗教団体幹部、政治=宗教、支持者=信者と比喩していると思われる。政治家は思想を広めるという意味では、政治は宗教と同じだ。それを信じて支持するのは信者に他ならない。古来より政治と宗教が密接に絡み合ってきたのは、その特性が類似しているからだ。支持者は政治に救いを求めるならば、信者は宗教に救いを求めるのだから。偏った考え方と言う者もいるが、これが真実だ。物事の真実を理解せずして、逃げて逃げて逃げて、自分ではどうにもできないからと政治に救いを求める。成功者は政治に頼らずに自らの力で成功している者は何万人といるにもかかわらず、それを理解していれば、努力が足りないが為に他人(政治家)に自分の生活の安定を求めて支持するのが真実だろう。

その根本的な本質を理解した上で、この容疑者は政治が自分を助けてくれないと考え、偏った見方で政治家=宗教団体幹部との認識で犯行に至ったと思われる。自分の努力の足りなさを他人(政治家)のせいにするような卑劣な輩だ。安倍さんとプライベートでの付き合いはあるはずもなく、社会に対しての不満が直接的な犯行理由であることは容易に想像がつく。地元に元総理が演説に来るなら格好の標的になったのだろう。

物事の本質や人の心理を見抜く能力は容易に身に着けられるものではない。身に着けたからどうというものでもないし、他人が理解できなければ無用の長物だ。だが、理解できる者がいたとしたら、その者にも他人が容易に持ちえない能力が備わっているのだろう。

人の死を悼む気持ちは人間として持っていてしかるべき道徳心だ。
賛否両論あるが、私から見れば安倍さんは良い部類の紳士的で温和で友好的な政治家であったと思う。哀悼の意を捧げる。

富める者は富み、貧しき者は貧しくが民主主義の本質であり、貧しき者が富むには、よほどの『努力』か『天性の運』が必要だ。平等は悪であり、不平等こそ正義という言葉をどこかで見た気がするが、金は天下の周り物で、この世は所詮、ゼロサムゲームなのだから民主主義は不平等の上に成り立っている現実も直視しなければならない。政治は決して『全国民を金持ちにはしてくれない』という事は自覚しておく必要がある。生活に困らず、それなりに余暇を充実して過ごせるくらいの生活を望む人間なら政治に救いを求めるのが良いだろう。