人の不幸を喜ぶ悪しき文科相 小坂憲次

　小坂憲次文部科学相は６日、トリノ冬季五輪のフィギュアスケートで金メダルとなった荒川静香選手が帰国報告した際、ライバルのイリーナ・スルツカヤ選手（ロシア）の転倒を喜ぶ発言をしたことについて謝罪するコメントを発表した。

民放が４日の番組で発言部分を放映したところ、文科省に電子メールでの抗議が数十件あったためで、「配慮を欠き反省している」とした。

小坂文科相は、２月２８日夜に荒川選手が同省大臣室を訪れた際の懇談で、競技の最後に演技をしたスルツカヤ選手が転倒して荒川選手の金メダルが決まった時の感想を「人の不幸を喜んじゃいけないけれど、こけた時は喜びましたね。『これでやったー』と、ものすごい喜んだ」と述べていた。

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オリンピックに出場した他国の選手達も含めて、皆、それぞれが懸命に努力してがんばった。　その上での失敗をあざ笑う男がココにいた…。

日本国憲法の前文にも『自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって…』と書かれているとおり、一様に他国の選手達の頑張りも讃えなければならない。　それが人としての道理であり、教育に携わる者として言ってはならない愚行を犯してしまった。

日本の選手を応援したい気持ちは同じ民族として誰でも同じだろう。　しかし、このバカの発言は、荒川さんも愚弄したことになる。　他国の選手がこけて良かったと言うのなら、こけなければ荒川さんが確実に負けていたということになるではないか！　荒川さんは実力を出し切って金を勝ち取った。　それを、スルツカヤよりも荒川さんは弱い、偶然で勝ったと言ってのけたのだ…。

失言で済まされるはずがない。　人の不幸を喜ぶ教育。　こんな奴が文部科学省の大臣を務めていて良いのだろうか？　皆さんはこの野郎をどう思うだろうか。