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ポジティブな私 ポジ人

A fox in the snow

(写真は豊平川にかかるミュンヘン大橋)

夕方、遅めのウォーキングスタート。午後3時半を回っていた。

コースは出来るだけ歩いたことのない道を選ぶ。今に歩いたことがある道だらけになると思うけど…。

適当に歩いているうち、中の島に入った。近くにポテトグラタンで有名なお店「穀物祭」がある事を思い出した。
このコロナ禍で、お店が無事かどうか気になって、確認しに行ってみた。
ちゃんと、あったー。営業もしていた。安心した。
こういう時は入って何か注文すべきなのに、お財布を持っていない。
確認したのみで引き返した。
また、いつか参ります。

ミュンヘン大橋方向へ向かう。
この間は北側の写真を取ったから、今日は南方面の景色でも写すか、と思って橋を見下ろすと、河川敷の雪の中に4本足の生物。キタキツネ!こんな所にも。
野生動物を見つけた喜びにワクワクしながら眺めていると、土手の雪の中にすっと消えた。巣穴があるのかも知れない。

大体の位置を確認して、藻岩山側へ向かって橋を渡り、巣穴のある場所へ向かう。雪が積もっていて、河川敷に降りることはできないので、巣穴の確認は無理とは分かっていたが、気になる。

確かここら辺だったなと思っていたら、
突然河川敷から上がってきたキツネと出くわした。まさか出てくるとは思いもよらなかった。
私を見て、少し躊躇してから踵を返して姿を消した。あっという間の出来事だった。
あー、行っちゃった、せっかく会えたのに…。

でも、もう一度絶対来るに違いないと確信していた。
同じ場所でしばらく待っていた。5分以上待っただろうか。
やはりやって来た。
キツネはすぐに私に気づくと立ち止まった。意外だったのだろう。
目と目が合い、キツネの動きが固まった。そのすきにスマホを取り出し、パチリと写す。



刺激しない様に、「何にもしませんよー」と心でつぶやきながら、ゆっくり後ずさりすると、キツネは我に返ったように再び河川敷の方へ戻って行った。
悪いことしたな。
エサでも取りに行く所だったんだろうか。

天神山緑地といい、豊平川の河川敷といい、結構身近にキタキツネがいる。
嬉しいような、でも嬉しがってもいられない。
先程のキツネが目指していたのは、交通量の多い道路だ。恐らく渡ろうとしていたと思う。突然飛び出して、車に引かれなければ良いが…。
野生動物に限らず車と動物の衝突事故は結構多い。
猫が不幸にもはねられた姿を、通勤の行き帰りに目にした事もある。悲しい姿。出来れば目にしたくない光景だ。

昨年のクマも含めて、野生動物が市街地にいることは、少々問題がありそうだ。札幌市はクマは危険なので駆除するが、キツネの駆除はしていない。エキノコックスの注意は呼びかけてはいるけれど。

キツネの天敵はかつては狼だったらしいが、現在、キツネの天敵と呼べる生物は市街地ではほぼいない。すると、どんどん繁殖し、更に頻繁に見かける事になるのでは無いか。
南区だけでなく、西区などもキツネが頻繁に出没し、駆除の要請をしている区民の方もいるようだ。

このまま放置すると、どんどん増えてしまいそうだと思ったが、調べてみると意外と野生のキツネの寿命は短いようで、私が心配するほどキタキツネだらけになることは無さそうだ。

野生生物を見かけるのはとてもうれしいが、やはり餌やりをしてしまう人が後を立たないようだ。札幌市も呼びかけているが、今後が心配でもある。

彼らにはそんな私の懸念を知る由もない。人間がどんどん開発してしまったんだから。
そんな事を考えていたら、ジブリのアニメ「平成狸合戦ぽんぽこ」を思い出した。
正に人と野生動物の棲み分けについて、面白おかしく大胆に描いた作品だ。
キツネは脇役だったけど。

エゾタヌキも生息しているはずだが、神経質で臆病な性質のせいか、まず見かけない。
円山動物園にいるけど、夜行性だから日中は暗い所に身を潜めているので、動物園でもやっぱり姿を見る事が出来ない。

知名度も人気も、キタキツネにシフトしてしまうわけだ。

(ミュンヘン大橋から豊平川上流、南方向を写す)
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