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ポジティブな私 ポジ人

ヤマブキを見かけて

最近良いお天気に誘われて、ずっとパーソナルチェアに根をはやしていた夫が、私とほぼ一緒に歩くようになった。
足腰を日々無理なく鍛えるには、やはり歩くことが重要だと思うので、とにかく良かった。冬場も続くといいけど…

今日は、息子が帰ってきたので、夫は外出しなかった。
私は用事を足しに一人で出かけて、ついでにのんびり散歩した。



ライラックが満開。
ライラックが咲くと、北海道神宮祭が連想して思い起こされる。
コロナ禍で2年開催されなかったけど、今年は開催決定とのことだ。
日常が戻りつつあることが、行事の開催で実感される。
ライラックは札幌の木。ちなみに札幌の花はスズラン、鳥はカッコウ。

まだ、八重桜が咲いている。
枝の広がる下から写して見る。


風に花びらが雪のように舞う。素敵な桜吹雪。
「桜吹雪」という言葉でいつも遠山の金さんを連想してしまう。番組を見ていたわけじゃないのに、どこかで刷り込まれてしまった。


色とりどりでのきれいなチューリップとラッパスイセン、紫のムスカリ。
今度、絵を描くときの色合いの参考にしようと写した。

この花畑のすぐ右手に精進川が流れている。
マガモが川に首を突っ込んでお食事してた。頭を突っ込むたびに持ち上がるおしりが可愛らしい。

いつも通り天神山に登り、階段で降りようとすると、すぐ下で年配の女性が、かけていたサングラスを下にずらしながら、しげしげと何かを見てる。私も思わずそちらを見てみると


ヤマブキだろうか。いつも通っている道なのに、気付かなかった。いつの間にかきれいに花を咲かせていた。

ヤマブキで太田道灌を連想した。太田道灌は室町時代後期に活躍した武将だ。

七重八重花は咲けども山吹の実の一つだになきぞ悲しき

太田道灌が越生(おごせ)へ向かう道中、にわか雨に合い、蓑を借りるために立ち寄った農家でのこと。
蓑が無い事を先の歌に託し、娘が一輪のヤマブキを差し出した。
歌を知らなかった太田道灌は意味がわからず立腹したが、後にそれを恥じて歌を学び歌人となったと。

蓑すらも持ち合わせのない貧しい農家の娘。女性が教育を受けるのもままならなかった時代。室町時代は寺子屋もまだなかったのではないか。そんな時代の農家の娘が教養として歌を知っていたのだろうか。もしかしたら農家を営む貧しい父は、実は学のある人だったとか。または高貴な人で、訳あって身を隠しているとか。だから人前に出られず、娘にヤマブキを持たせたということか。後拾遺和歌集に編まれている歌ということだが、誰でも手に入れることが出来たのだろうか。

趣のあるエピソードだが、色々と妄想が止まらない。

私が取った写真は花が一重だが、八重のヤマブキもあるようだ。

階段の両脇にひっそり咲くヤマブキを後に、階段を降り、ゆるい坂道を左へ道なりに降りていくと、開けた場所に出る。


何だかビーナスみたいな梅の木。後ろに回って見る。
お尻もあった!

そんなこんなで楽しいおさんぽ終了。







コメント一覧

ポジ人
@nognogblack ノグブラック様、コメントありがとうございます。

USBジャックは俺が守る!のあの人ですね。ハイジャック、シージャック、USBジャック…同列に並べちゃダメですよねー。
nognogblack
なるほど!貧しい娘さんも素敵ですが、知らなかった事を恥じた太田道灌も流石と思わせるエピソードですね。

いくつになっても向上心は忘れたくないモノです。

USBジャックが起きても対処出来る!
知識は無くても判断力には自信がある!

近年、そんな政治家がいた事が頭をよぎりました。
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