セルフクエスト★ピュアメモリーの感覚

自己探求のための生活家計簿、セルフクエスト★ピュアメモリーを使っていく生活変化感覚について

消費者でもマーケティング本を読んで

2004年09月21日 04時47分10秒 | ▼マインドリゾート日報
現代はモノが飽和している時代なので、企業も販売するのが大変です。
あの手この手で戦略を練り、営業してきます。もしかしたらあなたも会社でその仕事をやってるかもしれませんね。

マーケティングの基本に、商品に価値を与えてそれを伝えることがあります。
本当は必要ないものかもしれないけど、必要な場面やメリットを考え出して商品の価値を上げるのです。また必要としている人に向けて開発した商品だけど、今必要ない人に向けても必要になるような場面を探し出して、「ほらやっぱり必要でしょ?」と伝えるのです。

消費者は広告等でその必要性を喚起させられます。

この分野は随分と奥が深く心理学にも密接に関連してきます。

印象が残るメッセージや文言、色使い、形、場所、タイミング、ストーリー。
これらを駆使することで、必要性を感じるから、買いたくなるを目指します。

要するにマインドコントロールの一種です。
企業や商売者は昔からこれを実行しつづけています。

時代の流れを観察し、古くなった商材を今風に改良して、必要性の継続を訴える。
昔売れたものを、今の世代に再度必要性を訴える。
リピートして買ってもらうために、わざと旧製品を陳腐化させる。色あせてみえるようにする。最初からベストでつくらない。だんだん良くしていく。

これらは最初からストーリーを立てて長期計画されていたりもします。

で、言いたいことは、
消費者でもマーケティングを勉強することは、消費生活にプラスになるということです。
幸いにもマーケティング本は、今本屋に行けばたくさん並んでいます。それだけ情報とテクニックはそろっています。

「嘘」ではないにしても、あなたが喚起させられた必要性や欲求は、実は「嘘」なのかもしれないのです。街にでるとその「嘘」に塗り固められているのです。
そんなことを思うと、足ることを知るという意味は、本当の意味の節約にも繋がるし、不毛な消費生活にピリオドを打ち、本来の自分の価値観に素直になれると思うのです。


こういったことは、資本主義社会に真っ向から対立する意見ですが、自分の身を先に守ろうとするならば少数の気付いた人だけが実践していけばいいです。
収入が減っても、お金がいつも足りないと嘆いていても、欲求さえコントロールできれば、お金はあまるし、お金があまればなまけものにもなれるし。


と、こんなこと書いたけど、本能的にこんなことをわかって生活している人はたくさんいます。ただそういう人たちはどこか目立たない存在なのでわかりにくい気がします。盲目的に消費生活をしている人たちになにもアドバイスせず、社会をなりたたせるための犠牲者になってもらってるのかもしれません。


だから視点は、
・これ欲しいと思ったり、買おうとしたときに、
-->自分のどこに必要性を感じているのだろう
-->売り手の気持ちになって、必要無いところに必要性を提案している意図を読み取ろう
-->なくてもいいのではないか
-->すでに所有していないか?代用できるものを所有していないか


でも買い物は、必要性を満たすだけでなく、気持ちを整える作用もある。
所有すること自体が本能的に快感にさせることもあるので、買い物を楽しむという目的がある。
その買い物を楽しくないものにしてしまわないか?
確かにそれはとても嫌なことだな。


そもそも買い物を楽しむという欲求における、対処の方法は、欲求を他のものにすりかえる方法があるようだが、また別の機会に。。。。