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「WRC Rally Japan」 オフィシャル参戦報告

2010-09-14 | モータースポーツ

「WRC Rally Japan」 オフィシャル参戦報告 

10日~12日の3日間、「WRC Rally Japan」オフィシャルとして参戦してきました。

月寒ドームが今回の大会本部とサービスパークとなっているので
9日の午前中に月寒ドームでオフィシャルの受付を行い、特権を活用して、
サービスパーク、シェイクダウン、札幌ドームSS1/2を観戦した後にDay1の開催地、
支笏湖の宿泊場所へ向かい22時到着。
 
 
 
 

今回、私がオフィシャルで参戦した部署は、レースに直接携わる山の中のコース部隊で
SOSトラッキング(レースカー通過チェック)の係りです。
宿泊場所で23時~1時間程、山部隊およそ80名で翌日のSS4/7のミーティング行い就寝。

Days1(1日目)
10日、朝6時起床、SS4/7(28kのコースを2回走行)のコースへ山部隊全員が車で山の中へ移動、
スタート地点から、各ポストに順次に配置、私は13k 付近でドクター、看護士、救急隊、
レッカーの皆さんと同じポスト、コースは、ほぼ直線でWRCカー200k越えの地点です。
 
[トラッキング係のお話し]
レースがスタートすると、それぞれのチェック地点より1分毎に本部へ無線機で通過車両の
報告を行います。この無線を聞いて山部隊はレースカーの通過地点、現在地点を確認して
次は何の車が来るか予想をつけることが出来ます。
本部ではGPSで常に車両の位置を確認していますが、車両が事故や転落等でGPSもダメな場合が
ありますので、その際はトラッキングのデータが重要になり、直ぐに事故車の捜索が始まります。
トラッキングはレース中、およそ2時間トイレに行くのも制限されます。
200Kオーバーの車のゼッケン確認も見逃したら大変なことになるので必死の作業となります。

競技が開始するまでは、車を確認しやすくする為に、木の枝や、背の高い雑草を刈り
標識看板の設置、無線のチェック、FIAのコース確認対応を行います。
今回、SS4/7は事故が多発してレースは大変忙しい作業となり、レースの最後は日没となり、
初日作業を終えて支笏湖の宿に帰ったのは夜9時でした。

Days2
11日、朝6時起床、SS12/15(33kのコースを2回走行)のコースへ車で移動、各ポストに順次に配置、
私は22k 付近で昨日同様ドクター、看護士、救急隊、レッカーの皆さんと同じポスト、コースは、
ゆるい右カーブで結構高速です。
カーナンバーは、割りと確認しやすかったのですが、カーブなので物凄い砂利が物凄い勢いで
雨の様に降ってくる恐ろしい地点で車は容赦なく攻撃されましたが、幸いフロントガラスが
割れなくて安心しました。
 
2日目は、大きな事故も無く何とか終了しましたが、その後100K以上離れたDays3の開催地点、
砂川の宿に向かい到着したのは、22時過ぎ。

Days3
12日、朝3時起床、睡眠時間僅か3時間程度、疲労が溜まった体に鞭打って、最終日のSS20/23
(18kのコースを2回走行)のコースへ暗闇の中、車で移動、私のポイントは8k 付近で顔なじみとなった
ドクター、看護士、救急隊、レッカーの皆さんと同じポスト、コースは、登りのヘアピンカーブで
モータースポーツファンなら見ごたえのある場所で写真撮影も絶好のポイントでした。

最終日、道幅が狭いコースでカーブが多く事故車も続出、最終日でのリタイヤは残念そうでしたね。
芸能人の相川翔は、最終日まで特別な故障も無かったので、最後は、いつもよりアタック?してたかな?
 
3日間と言う期間でしたが、とても長~く感じられた3日間、仕事をしながら、2日間トップだった
ペター・ソルベルグの優勝を期待してましたが、最終日セバスチャン・オジェにやられてしまい、
疲れがドっと来てましたね。
 (人気の翔)
今回メイン会場となった月寒ドームでは、2年前のWRC開催よりかなり規模が縮小されていたかな、
費用の掛かるWRCですが、スポンサーも少なくなり2年後は日本で開催されるのでしょうか??? 
最後に、WRCカーのクレイジーなスピードとテクニックとサウンドには鳥肌が立ちます。

コメント
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