拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

  畳と俺

2022年04月29日 | 還暦録

  今日は『畳の日』・・・であると、どなたかのブログに書いてあった。

  それでふと考えてみるに、1991年にスイスに住むようになってから足掛け31年間『畳』とは無縁の生活である。

 

  6歳年上の姉によると、母の実家は東京は日本橋の畳屋であったというのだが、

  私が高校1年の時他界した母からはそのことは一言も聞いたことがなかったし、実家の話は何故か一切なかった。

  母方の祖父が『畳屋』であったのだから、もう少しその話を聞きたかった、と今にして思う。

 

     

  そうそう、去年の12月にジュネーブの東洋系のミューゼアムへ行った時この絵↑(中国の陶工の生活)をみて思ったことは

  『畳が無い』・・・ことで、それがインパクトに残ったのだ。

  同じ東洋でも日本人は床に『坐』で、中国人は椅子生活であることにあらためて感慨をめぐらした。

  中国で始まり盛況をみた坐禅の『禅』が中国では滅び、日本に残って文化の中心をになっている・・・ということに何か関係があるかも??

  確かに、現在では日本でも畳生活を知らない若者達が多いと思うが、『道文化』を極める道場には『畳』が重要な役割をいまだに果たしている。

     

      そんなことも知らずに、『畳』にゴロンと横になって甘えていた・・・古き良き時代の俺の図

  

  



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