拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

  “世界の写真家” に愛をこめて

2012年10月06日 | 映華(えいが)
 今日、我が街、ローザンヌの写真美術館エリゼに行ってきた。  http://www.elysee.ch/

 そこで眼にした 写真群「Howard Greenberg, Collection」の約80人の写真家達の写真に 正直圧倒された。

 ニューヨークは ハーワード・グリーンベルグという人のギャラリー経営者のコレクションである。

 ボクはこれを見て 写真学校一年生 21歳頃買った 重森 弘淹(著)世界の写真家 を思い出していた。

 写真の面で ボクに強く影響を与えたのは この本であったと思うし またボクにとっては
 最初の写真集でもあった。 

 その本で目に焼き付けるほど 眺めた写真家達の オリジナル写真が 今日ボクの 目の前にズラリと並んでいるのだ。

 スタイケン、ケルテス、ブレッソン、キャパ、エバンス、ユージン・スミス、フランク、クライン、アーバス等など。

 中でも今日ボクが印象に残ったのは ドロシィー・ラングとウィジー、そして初めて見たボブ・ディランの写真は
 リチャード・アベドンがレコードのジャケットの為に撮ったもの。

 写真はやっぱり人物が 面白いなあ~。 しかも作ったものではなくて スナップ・ショット(= 一撮)したものが
 ボクの気に入りだ。
 そこにボクが 評価する写真の特性が あるからだと思う。

 1986年新宿オリンパスギャラリーでのボクの自写像の個展に 当時、今のボクと同じ年齢 60歳の重森 弘淹氏がサイン帳に
 サインを残して下さったのを思い出し、今それをながめていた。(その時、お会いできていたら お礼を言いたかった・・・。)

             
          写真学校時代、田舎に帰った際 撮った「菊池の母さん」1975年頃
 



 

 


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