拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

浮浪(はぐれ)雲…

2020年06月04日 | 写俳一撮

漫画家 ジョージ・秋山氏 77歳 死去5月12日・・・という訃報が数日前あった。

サングラスをした秋山氏のお顔を初めて拝見した。

『浮浪雲』は1973年から漫画週刊誌ビッグコミックオリジナルで連載開始し、2017年に終了し、44年の長きに渡って連載が続いたという。

この漫画が開始した時、ボクは21歳で、23歳から約10年間は昼・夕食はほとんど毎日外食生活であったので、食堂の漫画週刊誌でこの『浮浪雲』を漁るように読んだものだ。

今思えば、この漫画によってもボク等は禅の教えを知らぬ間に受けていたようだ。

日本の古本屋で200円で買った『浮浪雲』一巻だけボクの書棚にあるのを何十年かぶりで読んでみたが、禅による真に自由な行き方…が主題になっていることは間違いないと思う。

今まで全く考えもしなかったが、ボクが後に禅にハマった原因の一つには、この漫画の影響なんかも何パーセントかあるのだろうなぁ…。

そう思うと、ジョージ・秋山氏には感謝しかない。

浮浪(はぐれ)の旦那がキセルで煙草をふかし、遠くを観るともなしに眺めている眼差しの向こうでジョージ・秋山氏は微笑んでいるのだろう。

 

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 浮浪雲…に捧げる一撮の写真。ちなみに彼が亡くなった5月12日はボクの誕生日だった。


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