拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

  『考えるな、漢字ろ!』〜『龍』の字

2024年01月16日 | 東洋自分なり研究所

  私は、1月1日のブログに『龍』年にちなみ、『龍意』というタイトルで『振動』の『辰』が『音』をなしそれを『観』る『観音』が

  『龍』の姿であり、象徴の『意』味・・・という主旨を書いた。 2024年1月1日のブログ記事〜龍意

  書き終えた時点では、大晦日の深夜12時50分代(スイス時間、日本時間では朝8時直前)で、能登半島地震は未だ起きていなかった。

 

  翌日1日の午後(スイス時間)、SNSで『能登半島に地震が襲った・・・』というニュースが飛び込んで来た。

  2024年、日本の元旦幕開けが、『振動』の『辰』が『地震』という形になって能登半島を『襲』った・・・と言うのだ。

  で書いたのが、 2024年1月2日のブログ記事〜『襲来』で幕開けかよ!2024年・・・

  その中で詠んだ句が 『飛龍する 龍の鱗の 鈴の音に 耳傾けて 祈る平安 』 であったが

  能登半島で最も被災を被った街の一つが『珠洲(すず)』という地名であることなど、考えていなかったのだが・・・。

 

  この正月起きた、地震による被災は別として、羽田空港の事故、政界の長年の不正、芸能界のスキャンダルなどなど、

  一連の出来事は、溜まりに溜まった日本の不正の『膿』をいっぺんに絞り出すかの如く状態で、

  今回の地震被災救助、救済にしても、政府対応の悪いことが問題視されるなど、将来起こりえる、より大きな震災などに、

  もっと真剣に備えなければ、という教訓として『真摯に受け止めよ!』という『龍』による強い警告と受け止めなければ・・・

  日本はあらゆる面で本当に『沈没』してしまうのではないだろうか・・・、そんな危惧を抱かせる、新年の幕開けであった。

 

  そうしたゴチャゴチャした事情で頭がこんがらかった中、年頭に掲げた『龍意』という言葉の『字』について改めて考えた時

  『龍』という十二支中、ただ一つだけ『架空の生物』の意味が、チラリと垣間見えてきた気がした?

  『十二支』というものが、『六道輪廻』の如く、人間の性質や特徴の推移を示しているとみれば、その中で『龍』の役割というのは・・・

 

  禅修行に際して、必ず教えられる『調身・調息・調心』の坐禅で、身体と心が呼吸によって調い、一致した際に人間の『意』は『龍』の姿となる・・

  (そうでなければ、禅寺の仏殿の天井に『龍』が描かれる由縁はないであろう)・・・という、馬骨なりの屁理屈からすると

  『龍』というのは、観ることの出来ない人間の『意』が本来のあるべき処に帰着した姿の『可視化』なのではないだろうかと、考察した。

                  

              

  それは『考えるな、漢字ろ!』の精神で、『意』と『龍』の漢字をじっくり観た時、『音』の『日』が『月』となって肉付け(可視化)され、

  『意』の下部にある『心』の字が『龍』の字の右側の『しなやかな肢体』と変化し、自在に『空』を飛ぶ字姿と観えてくる!・・・ではないか。

  

  

  

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿