拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

  原発 と 七人の侍たち

2021年03月15日 | 娑婆惰罵駄(シャバ・ダバダ)

          『原発』で自分のブログを検索してみると、意外に沢山あった。これは2014年のもの。

 

  昨日もスイスは風が強く、それを利用してウインドサーフィンをする若者達の姿がTVニュースで流れていた。

  私も負けじと、ネットサーフィンにいそしんでいると、原発事故後にしばしばその謦咳に接した『小出裕章』氏の動画と

  その後に、黒澤明監督の映画『乱』の撮影風景のドキュメント動画を見た。

  この二つの動画は、たまたま私のYoutubeホーム画面に提示されていただけで、無作為の選択であったにも関わらず

  今朝になってみると私の『禅脳』はちゃんと一つに結び合わせていた。(なんと便利な!)

 

  黒澤明…というと『七人の侍』だが、原発後私の前に彗星の如く現れた『小出裕章』という当時京都大学原子炉実験所助教…

  この人の話は、Youtubeの『たね蒔きジャーナル』というラジオ番組で水野晶子アナウンサーの電話による明るい呼び声

  『小出さ〜ん!』で始まる『原発事故』に関するインタビューに登場していた渋いオッサンであるが

  回を重ねて聞いている内に、『いや〜、この人は本当に侍のようなお人だなぁ〜…』って思ったことを思い出した。

  『小出裕章』という人は、原発事故に関心のある人であれば『知る人ぞ知る』的存在で、岩上ジャーナルのインタビュー動画で

  見た彼の京都大学での狭〜い部屋…は、彼の反骨の境遇を垣間見るようで、いっそう爽やかであった。

 

  そう考えてみると、3・11が引き起こした『原発事故』は日本のそれまでの『政界の腐敗』を一挙に我々の面前にさらけ出した

  『原発事故』…であり、『元にもどす為の再出発』の事故であって、その意味で『元発・事故』であったと思う。

  そう考えて、日本を良くしなければ『3・11』で犠牲になった人々、未来に生きる子供たちに顔向け出来ない。

  この『3・11』を境に立ち上がった『侍たち』は日本各地に沢山出現して、あらゆる『腐敗』と闘っている。

  私も爺になってから、『小出裕章』さん等に刺激を受けて、初めて『一票』を投じるようになったように…(しかもスイスから)

   

    



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