なんか疲れた

Bullshit, crap, whatever you want to call it.

謎の神武寺のねずみ取り

2006-04-01 | Car
六浦から逗子方面に抜ける途中、京急神武寺駅付近の県道でねずみ取りをよく見かける。
このあたり

いつも朝やっているのだが、どうも変だ。見かけるのはレーダーの横に座った警官一人。止まれサインを持って飛び出す役の警官もいなければ、スピード違反車両を止めるための白バイもパトカーもいない。

そもそも朝の流れを見る限り、スピード違反(制限速度40キロ)をしにくい区間である。こんなところで一体なんのためにやっているのだろう?

二つの説が推測できる。

1)近所に駅や小学校や高校などがあり、歩行者が多いのにもかかわらず歩道が狭いので、車ににらみを利かせるのと同時に、歩行者の無断横断を防止している。レーダーを垂れ流しなのは、存在をアピールするため。

2)実は通過車両の速度を計測して統計データをとっているだけ。一般的な運転手にとって、制限速度は非現実的に低く設定されていることは経験的にわかっている。警察も、まともな制限速度設定を模索している。

話題が逸れるが、建設中の第2東名・名神高速道路は、時速140キロで走行出来るように設計されているのだが、実際に規制速度を設定する警察側からは反対意見が出ているという。その根拠というのが、最高時速が140キロだと現行の100キロより事故率が9%増えるという試算だそうだ。

140キロで安全に走行できるように設計しているというのに、100キロより事故が増えるって、なんじゃそりゃ?なんだか規制をかけることで自分たちの存在意義を誇示したいだけなのではないかと勘ぐってしまう。

大体にして、高速道路で流れがスムーズなときは、自然に140キロ前後になることがあるのが現実だ。断言するが、警察関係者の多くも絶対に流れに乗って違反をしている。赤灯を焚いていないパトカーが頻繁に違反しているのを見る。断言するが、警察関係者も制限速度設定が低いと感じている場合が絶対にある。そうでなければ、現実問題として運転不適格者だ。

もう一つ断言すると、スピードは事故の直接的な原因ではない。事故は、言い方が悪いが、バカや下手くそが間違った動きをするときに起きる。晴れた日のがら空きの直線道路を一般人の手の届く国産のスポーツセダンで140キロだしたとしても、それだけでは絶対に事故は起きない。

警察の設定した制限速度を基準にして、違反者は罰金を取られたり、交通刑務所に行くこともありえる。速度設定の不備で社会に不利益をもたらすようなことがあれば腹を切るくらいの覚悟を持って、責任ある設定をして欲しい。速度だけでなく、交通標識や車線の作り方もそうだ。納税者のコンセンサスが得られないなら、公務員の仕事レベルとして失格ということを肝に銘じて欲しい。

そういう意味で、神武寺のねずみとりは、警察が真摯に統計データを集めていると信じたい。



ランキングアップにご協力ください。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿