食べることこそ生き甲斐ブログ 職業 農家

畑の中や外で起こったことを、とりとめなく書き込みます

枝豆出荷

2015-10-10 23:10:31 | 日記
今日で今年の枝豆出荷を終了しました。

今年の収穫はおつな姫という品種の本当に美味くなるタイミングがわかったことです。

ここ2年作っていた品種ですが、どうしても湯上がり娘より美味いと思えませんでした。

なので生産量はかなり少量でした。

サンサンネットで被膜して虫の侵入を物理的に排除し、消毒回数も被膜時に一回のみと

恐ろしく省力栽培ができました。

来年はこの時期の1株当たりの収量が少ないのを考えても1.5~2倍位の作付けでも大丈夫そうです。

今日の豆が一番美味かった。あの色が出た時が美味いとは(;・∀・)試食を出す余裕があれば需要見込めます。

常備菜

2015-10-07 21:57:22 | 日記
朝起きるとかなリ涼しくなってきました。

毎年この時期には間引いた大根の葉を使ってふりかけなどを作って食べています。

この大根の葉を使った料理に目がない私は、ほぼ毎食食べられるよう

大量に料理してもらっています。

大根の葉は栄養素バッチリだけど、間引きしている時以外は完全な

売り物になってしまうのでここぞとばかりに食べています。

食感、値段、栄養価などを考えると超優秀野菜だと思いますよ。




政治の話はつまらない

2015-10-07 13:38:14 | 日記
以前自民が負けて民主が勝ったあの選挙以来、テレビ報道、ラジオ放送含め

メディアを盲目的に信じる事の危険さを知った。

あの選挙演説の最終日、池袋駅東口に麻生自民が、西口に鳩山民主が陣取って演説をしていた。

私は当時その場にいたのだが、自民を応援するのは熱を持った若者が多いように見えた。

おそらくネットの影響だとおもう。

一方民主を応援する人垣にはあまりに外国人が多く驚いた記憶がある。

これは一切テレビで報道されなかった。

日本には外国人参政権は国政に関してはない。

当たり前である。ここは日本なのだから日本に責任がある者が権利を行使できるのは当たり前。

福島原発事故の影響で日本にいた外国人の多くはあっという間に帰国していった。

原発反対、賛成議論については両方の意見がわかるので判断が難しいが、女川原発の危機管理と

比べて、福島第一の危機管理意識は二重にも三重にも安全を担保しなければいけないとの

考え方が伝わって来なかった。

津波などの自然災害を過去のデータだけで判断出来ると考えて、侮ったのだ。

まずは日本という国を本当に大事に考えている政治家を見つけたいものです。

戦後自民党は、自主憲法の制定を目指して結党した過去を持つにも関わらず、

経済最優先で動き、本来の目的を忘れてしまっている。

そのおかげで得るものも非常に大きかったが、一方で日本人としての道徳、モラルを失っている

人間が増えているよう感じる。

昔、北海道で口蹄疫が発生した時、時の農水大臣は日本の畜産に壊滅的な打撃があるのを予見し、

病気の蔓延を阻止するため徹底的な殺処分と対策を講じ、その為の費用は問わなかったという。

最近宮崎県で口蹄疫が発生した時、時の農水大臣は情報が入ったにも関わらず外遊に出てしまったそうだ。

テレビでも全然突っ込まなかったので知らない人も多いですが、私はその時のことを鮮明に覚えています。

さぁTPPどうなることやら。アメリカ日本が一体化してアメポンになり中国と対立するのかな?

その時、次の48度線は日本と韓国かな。TPP参加に前向きと立場を急に出した韓国は

中国のスパイかな。考えがどうでも良い方向に向かったところで仕事に戻ります(;・∀・)




農業に問われる体質強化

2015-10-06 12:56:54 | 日記
TPP絡みでまずこういった言葉が出てくる。

だいたいこういう言葉を使う場合、農地集約化と大規模化の話になる。

果たしてそれは正しいのか考えたいところだ。

大規模化すれば確かに作物を大量に作るためコストとしては下がるだろう。

問題はそこではない。

継続できる方法で作っていけるかが問題なのである。

作物を作るには、土地、肥料、水分、種は最低限必要である。農薬については

色々な人がいるのでスルーする。

土地はある。肥料もある。種もある。でも雨が降らなくて困っている。

この対処は基本井戸掘って対処する。農業用水を引っ張ってくる(出来る場所ではね)だ。

問題はここだと思われる。アメリカ、中国、オーストラリアなどの大規模化された農地を

見たことある方は、日本じゃ絶対太刀打ち出来ないスケールだとすぐ理解出来るはずだ。

その広大な土地が干ばつによって作物が収穫出来なさそうとなれば、大規模に投資して失敗は出来ないので

出来る限りの灌水をするだろう。

すぐにではないが、徐々に地下水はなくなる。そして一度枯れた地下水は地上で降った雨で補充されることはないそうだ。

行き着く先は、この綺麗な日本の土地の砂漠化。これは言い過ぎだと言われたことがあるが、米中豪の砂漠化の

原因はなんだというのだろう。自分できちんと調べていないので、不確かであるのは間違いないが。

これが大規模化に対する心配のひとつ。



そしてもうひとつ、外国の農業への補助金は日本より更に入ってますよ。

理由は当然戦略物質ですから。そして農業大国フランスではリッチな生活してる一般市民は少なく、

逆に農家は尊敬される職業と考えられリッチな人が多いようだ。



色々な考え方があるので一概に良し悪しの判断出来ないのですが、

私の持っている情報から判断すると体質強化という言葉で簡単に日本の農業を語るなといいたくなります。

日本という国は度重なる飢饉で苦しみ、大自然の脅威に畏れ、身の丈にあった農業を独自に歩んでいるの

だとおもいます。

単純な合理主義なだけでは理解出来ないだろうけど。

自然との共存を破壊しかねない農地の集約化、大規模化は危険を感じてしまいます。








TPPまさかの合意

2015-10-06 07:11:07 | 日記
今回のTPP合意は予想外でした。

目的がわからないのに、関税撤廃に向けて枠組みを組むとは意味不明にも程がある。

かつては関税自主権を求めて戦った歴史があるのに、考え方がグローバルになるってことは

全ての障壁は邪魔っていう考えに到達するようだ。

畜産に打撃があったら最悪ですよ。もろに野菜方面にも影響がくるし、自給率の高い米農家が

廃業に追い込まれてもまた最悪です。

食料とは、世界では戦略物資なのです。


それにしてもアホなことしたなぁとしか思えない。

水は高いところから下に落ちていく。

メディアを見ても、食料を戦略物質としてとらえていないアホコメントばかりだし

世界での飽食の裏にある飢餓の恐怖をちっともわかっていない。

政治家の接する日本人とは、違う生活水準の日本人も増えているんだよ。

50代以上と、若者の生活水準を考えて見ると先に行けば行くほど

それほどの産業革命はなく、日本全体に金はなくなってくるのは目に見えている。

その時近くの強国と食料争奪戦をして、いまより更に莫大な金を払って食料を輸入出来るのか?

はぁ。アメリカのように民事訴訟も増えるようなことも言っていたなぁ。

と書き込みをしたけど、見方を変えるとこんな良いことがいっぱいあるよ

という部分を聞いてみたい。理解出来る言葉でね。