勉強の遅れていた私も
何とか受験勉強の甲斐あって、
無事に高校入試に合格した。
偏差値38の私立の女子高。
やたら校則が厳しく、地元でも敬遠されていた。
倍率も低く専願で落ちる人などいるのだろうか。
私の中学からは受験者数1名。
受験勉強の甲斐あって
ハイ、合格した。
中学の友達は皆ちゃんと志望校に合格した。
地元では公立高校3校が人気で、あとは偏差値60くらいの私立に専願。
皆ちゃんと合格した。
模試の後のパスタ、楽しかったよ。ありがとう。
半年だったけど仲良くしてくれてありがとう。
🌸🌸🌸
厳しいつまらない高校生活が始まった。
当たり前だけど同じ位の偏差値の集まりだった。
中学の友達とは違う雰囲気だった。
勉強よりも服装チェックや持ち物検査に力を入れている高校だった。
元々青春なんて求めていない。
居候は居候らしく、目立たぬように生きるのだ。
その頃妹が生まれた。
15歳離れていた。
耳の聞こえないおばあちゃんがバスと電車3本乗り継いで遥々赤ちゃんを見に来た。
久しぶりにあったおばあちゃん、元気そうでなによりだった。
私がお世話になっている
おじいさん、おばあさんは、
便宜上そう呼んでいるが
まだ50代。
背中の曲がったおばあちゃんとは違う。
おばあちゃんは整えられたその家で暮らす私を見て
良かった。と思ったんじゃないかな。
私ね、私、、、
団地のほうが良かったよ。
おばあちゃんがガスコンロ触るの心配だよ。
ヤカンもピーピーなるの全然聞こえてないよね。
ここは、私の家じゃ無いよ。
窮屈だよ、とても息苦しいよ。
って
言えるわけ無かった。