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過去や現在
おりまぜてます。

ミッション完了!

2022-06-16 21:22:00 | パート
食堂パート、5年前の話の続きです。
もう、辞めよう。
あと少し、頑張ろう。
の繰り返しの毎日だった。


そうこうしているうちに、ご飯や汁物、おかずの入ったバッカンを
いつの間にか一人で持ち上げられるようになっていた。


意地悪おばさん三人組が、
「あー腰痛い、肩痛い」
と三人がかりで持ち上げている間に、私は一人で体幹を意識しながらひょいと持ち上げた。


お汁を一人一人、手渡しするときに「お疲れ様です」といい
食事が終わるタイミングで、
洗い場に移り、下膳の時に
「お疲れ様です」と再び言う。

声も出すし、汗も流す。

良い運動になり、毎日良く眠れた。

辞めよう辞めようと思いながら
結局、2年近く働いた。

その間にピングー(息子)は、
第一志望の大学に合格した。

朝は私が先に出るので、お弁当だけ作り、それを持って何時に予備校に行っているか知らなかった。

心配症の私も、自分の事で精一杯で、
ピングーの受験に口出しする暇が無かったのが良かったのかも知れない。

受験に関する費用を稼ぐ
ミッション完了!

そのまま働き続けても良かったのだけど、給料の未払いが何回か出てきた。

シフト通りに給料は振り込まれ、急遽ピンチヒッターで出勤した時の給料が支払われ無かった。

責任者のKさんが何度も会社に取合ってくれたけど、支払われ無かった。

逆に、意地悪三人組が急に休んでも、かばい合ってシフト通りの給料が支払われていた。

アホらしくなった。

今なら、労基署へ申告する😤

あと、三人組がおかずやデザートを盗んでいた。
余り物では無く(余り物でもNG)
喫食前にジップロックに入れて自分のタオルに包んでいた。

それに気づいたのは、私が温蔵庫や冷蔵庫に近づくのを、嫌がる日があり、不思議に思い、気づかないふりをして観察していたら、提供するのとは別の皿に入れて奥の方へ隠していた。

そういう日は、三人組は
悪事の後ろめたさから、やたら優しく話しかけて来た。

多目に用意されているはずの、唐揚げや、トンカツが人数分カツカツの時があり、
そういう時の仕事上がりの三人組の汗ふきタオルは、
赤ちゃんでも抱くかのように、大切に胸の前で抱きしめられていた。

そういうのを、見るのも嫌だった。


ちょうど、飴屋さんの軽作業の募集があり、上手いこと仕事を変わることが出来た。


飴屋さんはいい人ばかりだったけど、動きの無い、時間が経つのが恐ろしく遅い、軽作業だった。

しんどい事もあったけど、食堂はスポーツみたいだったなぁ。

ジ・エンド。


何とかやれていた日々を思いだす

2022-06-05 13:05:00 | パート
月曜から金曜の5日間を勤め上げた時、あーこれはもう無理だ。と思った。
しんど過ぎる。


汁物や、ご飯の入ったジャーを持ち上げたり、
バッカンを運んだり、
隊員さんが、やってはくれるが、
たまたま近くにいない時にわざわざ呼びには行けない。


2週間経ったくらいの時、
無理して一人で持ち上げて、
みそ汁60人前を床にぶち撒けてしまった。

それを見た、柄の悪い三人組は、「あ〜あ〜」とお祭り騒ぎだった。

急いで調理場に降りて、事情を話して謝った。


「かまへんかまへん、すぐ作れる」と言って、調理責任者のKさんは作り直してくれた。


床の味噌汁を流し、具材を拾いながら
もう、私の心は完全に折れてしまい、
1ヶ月後に辞めよう。と決意した。


その日の喫食時間に、
「糧食班班長の○○です。来て貰って助かってます」と一人の隊員さんが話しかけてきた。


その人は、その日もそれ以前も食堂では食べて居なかった。

多分味噌汁ぶちまけ騒ぎを聞いて、気を使って挨拶しに来てくれたのだろう。

その日の担当の隊員さんも、「一人で持たせてすみません」
と謝って来てくれた。

とんでもない、業者側の責任なんだから。
柄の悪い三人組が二人の人を辞めさせた事も、全て糧食班には伝わっていた。


なんか、こんなに気を使って貰って、
もうちょっとだけ頑張ろう‼️
と思った。 


1ヶ月は働いてみよう。

味噌汁ぶち撒け事件の日以降、柄の悪い三人組がちょっかいを出して来るようになった。

盛付の位置や量に、ダメ出しをして来るようになった。

それが正しいのか、意地悪で言っているのか判断が出来なかったから、

一応
「ありがとうございます」
と言って、言うことを聞いておいた。

あー、もう辞めよう、
もう一日だけ、頑張ってみよう
その繰り返しだった。

続く。

誰がこんな話、興味あるねん=3と言う話をダラダラ書く理由

2022-06-02 11:59:00 | パート
ひとことで言うと、認知行動療法。
今の不甲斐無い自分をどうにかしたくて、あの時、頑張れていたよーという記憶を思いだす作業。
思考の整理をするのです。

   🥢🥢🥢🥢🥢  

9時から糧食班の隊員1人(日替わり監督官)と、責任者Kさん、三人組と私で軽くミィーティングをする。


その日の喫食数、メニュー、盛り付け方等。


幹部食堂の方はVIPさんと呼ばれる、司令と○○隊長○○副隊長たちがいて、その方たちの配膳打ち合わせは特にしっかりとした。


VIPさん達は陶器の食器で、箸置きとおしぼりも用意する。


VIPさんには、若いお付の隊員さんがいて、ピングーと同じ歳位かと思われた。


9時から2時間でテーブルの用意、トレー食器の数を数え用意し、調理されたものがエレベーターで上がってきたら、盛り付け、冷蔵庫や保温庫に入れる。


1130にラッパがなり食堂の扉が開く。


1150にVIPさんのお付きが来て、一緒に用意する。
1200、VIPさん達登場。


本当は、調理補助二人で幹部食堂を回していくのだが、人が足りない。


出勤初日は、調理師のGさんが仕事を教えてくれた。美容部員の様な綺麗な人だった。


もう一人の調理師、
Wさんも美人で女優さんのようだった。


その二人の調理師さんは仲が悪かった。。。


一週間は調理師さんに教わり、二週間目からは、糧食班の隊員が一人、監督官として助けてくれた。


驚いたのは、
あの超楽な売店と時給が一緒だということ。
(最低賃金)


時間が、売店の3倍位のスピードで過ぎること。

何とか一週間、柄の悪い三人組と関わることなく無事に済んだ。

私の肩や腰はガタガタだった。

続く。

そうは問屋が卸さない

2022-05-31 11:03:00 | パート
前回の続き。
(※5年前の話)

こんなに楽な仕事で良いの?
休憩15分と言っても、基本自由。

座れるし、お茶も自由に飲めるし、携帯だってさわれる。

楽やわ~

人間関係も全く無い。

仕事に慣れたわ、と思い出した頃、
年配の三人の女性たちと、警衛の所で、退勤の時によく出会うようになった。

三人組は柄悪くいつも誰かの悪口や不平不満を言っていた。

「あんな人たちと一緒に働いたらたまらんやろなぁ」

と、自分の置かれた立場に感謝した。

初めての給料日、社員さんが明細を持って来てくれた。

計算していた通り、今までパートで働いた中で一番多い金額だった。ありがたや~

こんな楽で、沢山頂いて良いのかしら?

が、やはり、、、。

そんな美味しい話は続かなかった。

給料日から一週間も経たないうちに、もう一度社員さんがやってきた。

「助けて欲しいんです。」
と言われた。

この建物の先に、食堂があるのですが、パートさんが二人、突然辞めてしまって、今から募集かけて面接する時間が無いので、そちらで働いて貰えませんか?

との事。

ちょっちょっ、、ちょっと。
絶対イヤイヤイヤ。

「私経験ないですし」

と断ったつもりだったけど、
包丁持つことも、火を使うことも一切ない、調理補助だから難しくない。安心して。と言われた。

「パートが辞めるとき、1ヶ月前に言わなきゃいけないですよね、何で突然、二人も辞めたんですか?」

としつこく聞いた。

「ちょっと揉め事がありまして」

あの柄悪い三人組が頭によぎった。

続く。

ハローワークで紹介されたのは

2022-05-27 16:55:00 | パート
私は当時、商店街にある、乾物などを売っている小さなお店で、不定期でお店番をして、月2〜3万円のアルバイト料を貰っていた。

そこではその金額が限界だった。
お店の人は凄く良くして下さったのだけど、月8万円は稼ぎたいと思い、ハローワークへ行った。

検索で良い条件のパートの募集を見つけた。

月曜〜金曜、9時〜14時
休憩15分。

最低賃金。

自転車で20分くらいの距離。

ある病院の売店の仕事だった。

早速、募集元の会社に電話してもらい、紹介状を貰った。


数時間後、会社の担当者から電話があり、翌日面接になった。


慌てて履歴書を買い、それに貼る写真を撮った。


翌日指定された事務所へ行き、面接をした。


「実は病院の売店はすでに採用が決まっており、違う施設の売店で働いて貰えませんか?」

と言われた。

曜日、時間、時給の条件は同じとの事。

場所は自転車では無く、電車で自宅から数駅の場所。


時間にしたら家から35分ほど。


自転車と違って、雨の心配がない。


どこですか?と聞いたら

陸○自○隊の駐○地
の中の売店だと言われた。


うっすらと、そういう所があるのは分かっていたけど


未知の世界だった。


「お願い出来るなら、今採用のお返事させていただきます。」


と言われ、「お願いします」

と言った。


翌日、駐○地の門の前で、会社の人と待ち合わせた。


門番をしている警衛隊に重い扉を開けてもらい、受付で免許証の確認と、
ノートに、入った時間、目的、名前、住所、電話番号を記入させられた。
名前と電話番号を転記した、通し番号になった紙を渡された。

その紙は出る時に必要だから絶対無くさないようにと言われた。

会社の人は、「これ、毎朝やって貰いますからね」と言った。


毎朝??

門から売店のある建物まで10分近くかかった。

その建物には小さなクリーニング店と、理髪店が入っていた。

エプロンを渡され、仕事の説明を受けた。

私の他に、60代後半の方が14時から2時間来るらしい。

基本一人で勤務。

最初とても緊張したけど、

はっきり言ってめちゃくちゃ楽な仕事だった。

続く。