鉄人 須藤 將のホームページ

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「水素ロータリーがル・マンを制覇する日」その96

2009-10-28 06:14:34 | 車・バイク
丁度半分の12時間が経過した。コース上を走っている車は30台弱になっていた。
トップがプジョー5号車、2位アウディ2号車、3位プジョー4号車、4位マツダ7号車、5位トヨタ11号車、6位ポルシェ33号車、7位ホンダ14号車、8位マツダ8号車、9位ポルシェ31号車、10位ポルシェ32号車であった。
ここまでは、順調に走ってきたLMP-2であったが、ポルシェ33号車がジェネレーターの不具合でピットイン、ジェネレーターを交換して、約43分でピットアウトした。
LMP-2はALMS用に開発された車で、第1戦セブリングが最長の12時間であることから、12時間を超えると不具合が出始めたものと思われる。

夜明け前の13時間目で、トップがプジョー5号車、2位アウディ2号車、3位プジョー4号車、4位マツダ7号車、5位トヨタ11号車、6位マツダ8号車、7位ホンダ14号車、8位ポルシェ31号車、9位ポルシェ32号車、10位アウディ3号車であった。
アウディ3号車は、最後尾からLMGT-2、LMGT-1の車をゴボウ抜きし、驚異的な追い上げで復帰してきた。
アウディ3号車は、LMP-2車より1周で20秒近く早く、たちまち9位ポルシェ32号車に追いついた。ユノディエールの直線で、最高速の差で簡単にパスした。
またもや、プジョー4号車のテレメータデーターがオイル圧の異常をしめした。
すぐにピットインして、駆動ベルトの交換で約18分のピットストップ。順位は8位に後退した。マツダ7号車が3位になった。

東の空が白み始めた14時間目で、トップがプジョー5号車、2位アウディ2号車、3位マツダ7号車、4位トヨタ11号車、5位マツダ8号車、6位ホンダ14号車、7位ポルシェ31号車、8位プジョー4号車、9位アウディ3号車、10位ポルシェ32号車であった。
プジョー4号車とアウディ3号車は、ユノディエールの直線でお互いにスリップストリームを使いあい、1周ごとに前後を入れ替わって7位ポルシェ31号車をパス、続いて6位ホンダ14号車をパスした。
夜明けと共に朝日が差し込んできた。
いよいよ、マツダ797の本領を発揮するときが訪れた。
大橋(真)は、2台のマツダ797に、コーナーでの突っ込みを深くしてコーナリングスピードを上げ、1周3~5秒のタイム短縮、3分30秒前後で走るように指示した。
3位のマツダ7号車と2位アのウディ2号車差は3分43秒、トップのプジョー5号車から8分18秒の差であった。
夜が明けると、観客達が戻ってきた。
再びル・マンに活気が甦ってきた。

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