サーフィンに医学のメスを!

整形外科医/医学博士イナダクニマサのブログ

第2回日本SURF臨床医学研究会

2016-07-10 | Surfing Medicine

昨日

横浜にて「第2回日本SURF臨床医学研究会」が開催されました。

野球やサッカーなどの

メジャーなスポーツ競技に関するスポーツ医科学研究はとっくに進んでいて、

特にオリンピック競技種目に関する医学的な研究や選手のサポートは

国立スポーツ科学センター(JISS)を中心としてしっかりと行われています。

 

しかしながら

これからの世界的なメジャースポーツとして期待されている「サーフィン」に関しては

競技会の運営や選手のサポート体制を

これからしっかりと構築していかなければいかない新たなスポーツの分野です。

そうしたなか

サーフィンを主題とするこの医学研究会は

日本初、そして日本で唯一の医療チームと言えます。

オリンピック競技種目としての「サーフィン」を

しっかり支えるべく

尽力していかなければならないと思っております。

 

そんな研究会では

私は第1回目に講演をさせていただきましたが

今回は座長として

研究会の進行を務めていただきました。

 

講演1は、

サーファーズ・イヤー」の治療における日本のスーパー・ドクター

宮崎大学医学部耳鼻咽喉科の中西悠先生にお願いしました。

我々整形外科医が扱う四肢の「外骨腫」とは全く違う病態で、

手術方法も本当に高度な技術を要することに感銘を受けました。

中西先生は

我が国の耳鼻咽喉科界初の「サーフィン・ドクター」です。

 

講演2は、

同じく遠く宮崎からお越しいただいた

私が認めるサーフィン・ドクターの小島岳史先生

これまでの我々の研究成果も含めてご発表いただき

やはり

結論は同じという結果

 これからも一緒に

ますます研究を進めていきたいと思います。

 

講演3は

藤沢市民病院救急救命センターの福島亮介先生がご担当

海での救急医療に関する重要な問題点を指摘していただきました。

 

第2部では

小田原市立病院救急科の守田先生に

海での危険生物に関するご講演をいただきました。

 

今回は

第1回の研究会をはるかに上回る多くの方々にお越しいただき

大変有意義なものであったと思います。

 

サーフィンが

正式にオリンピック競技種目と決定した時を考えて

これからしっかり準備を整えていきたいと思います。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする