サーフィンに医学のメスを!

整形外科医/医学博士イナダクニマサのブログ

第29回日本臨床スポーツ医学会学術集会

2018-11-06 | Surfing Medicine

10/27~11/4に

カリフォルニアのハンティントン・ビーチで開催された

VISSLA ISA World Junior Surfing Championship 」では、

日本代表チーム「波乗りジャパン」のU-18 & U-16のヤング・チームは

全てのクラスで表彰台に上がり、個人メダルを6個獲得して見事国別団体総合優勝を遂げました。

わが勝浦整形外科クリニックからは、

五味幸奈PTが日本代表チームの公式サポーターの一員として帯同させていただき

現場の情報を私に伝えてくれました。

これまでにもJPSAやWSL Japanでのいくつもの大会に帯同してきた彼女の人生において、

きっと忘れられない貴重な経験となったことでしょう。

 

そんななか

11/2~3に札幌で開催された

第29回日本臨床スポーツ医学会学術集会」では

2009年からずっと続けてきた競技スポーツとしてのサーフィンに関する医科学研究の成果を

今年は藤澤PTが発表してくれました。

サーフィンに特有な運動である「パドリング動作」による

肩関節障害の発生メカニズムに関する研究です。

 

その他にもポスター会場では

私が書いた医学雑誌の投稿を引用してくださった

サーファーズ・ミエロパチー」の症例発表もあり、

演者の古川先生とは

いろいろと情報交換をさせていただきました。

今回、ISA大会帯同で残念ながら演題発表を取り下げた五味PTも、

二つのポスターでモデルとして登場してました。

 

我が国際スポーツ医科学研究所(ISMI)の八亀トレーナーも、

サポートしているプロ・バレーボール・チームでの

メディカル・チェックに関する研究発表を行いました。

 

打ち上げは、

小島先生率いる宮崎チームと合流して

雰囲気が抜群なサッポロビール園で

旨いジンギスカンと札幌クラシックを堪能しました。

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ホワイトバッファロー・ウイメンズ・日向・プロ

2018-10-24 | Surfing Competitions

今週末の10/27,28には

勝浦中央海岸(通称マリブ)において、

第3回SUP Polo全国大会」および第3回勝浦SUPマリブチャレンジ2018」を

私も所属するNPO法人「ウォーターフィットネス協会(WFA)」で開催させていただく予定です。

台風26号の進路が気になるところですが、

大いに盛り上がるよう精一杯サポートさせていただくつもりです。


そんなな中、先週の10/19~21には

ワールド・サーフ・リーグ(WSL)ウィメンズQS3000イベント「ホワイト・バッファロー・ウィメンズ・日向プロ」が行われ、

例年のごとく私もオフィシャル・スポーツドクターとして参加させていただきました。

世界中からCT選手も含めたQSのトップ女子選手が参戦する同大会は、

大会会場全てがバイリンガルでスタッフも機能的に配置されており

世界レベルでのアスリート・スポーツとしての「サーフィン」の発展の可能性を実感できます。

これまで鴨川で開催されてきた本大会は

今年は宮崎県日向市小倉ヶ浜海岸で開催され

私自身は初めての日向入りとなりました。

 

昨年、2017 VISSLA ISA 世界ジュニアサーフィン選手権」が開催された同海岸は

本当に広くてキレイなビーチであるとともに

駐車場やトイレ&シャワーなどのファシリティーが完璧なまでに整備されていて

本当に感心しました。

大会自体は

連日快晴で風も弱く

波のサイズと状態もどんどん良くなって

本当に素晴らしい大会となりました。

 

今回は

私が認める宮崎のサーフィン・ドクターDr.小島 と

その後輩であるDr.石田の完璧なサポート(Day&Night!)のおかげで、

充実したサポート活動となりました。

 

以下、大会のスナップです。

 

我々の「Medical Station」は

大きな選手控えテントに接して設置

そして、引網トレーナー率いるトレーナー&マッサーのブースも隣接して

選手をサポートする体制でした。

目の前ではヒート前のルーティーンをこなす選手や

ヒート後に他の選手たちと情報交換をする選手の姿が

手に取るように見られました。

選手の外傷・障害に対応する我々のステイションでは

医学的対応が必要なスタッフや選手のケガや障害に当たりました。

海外の選手にはもちろん英語での診療と

これからすべきことへの指導をさせていただきました。

 

今回のメディカル・サポートは

こうした活動の大先輩であるDr.Tとともに

 我々の姿は

前田マヒナ選手のインスタにも映っているとか?

 

一昨年、大会中のケガに対応させていただいて以来

親密にコミュニケーションをとらせていただいている

オーストラリアのディミティー・ストイル選手

そのディミととても仲がよく

近年WSL大会で成績を伸ばしている

アメリカのCTツアラーであるセイジ・エリクソン選手

 

サーフィン中に受傷した足のケガや

 素晴らしいパフォーマンスを披露してくれたあとの腰部障害を訴える選手らに対応しました。

 

大会終了後

帰りの飛行機を待つ間には

小島先生のアテンドで

最高の宮崎牛を味わうことが出来ました。

 

そのほかにも

今回の大会帯同においては

ブログでは書けないような

宮崎のレジェンド・サーファーたちとのディープな交流も経験させていただきました。

 

小島先生、石田先生

本当にありがとうございました。

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SURFIN' LIFE No.508 Nov 2018

2018-10-18 | Surfing Medicine

明日から、

2018年WSL AsiaウィメンズQS3000イベント「WHITE BUFFALO HYUGA PRO」が宮崎県日向市で開催され

我々も例年のごとくメディカル・サポートに参加する予定です。

CT選手も参戦する貴重な日本国内の大会であり、選手たちのパフォーマンスがとても楽しみです。


さて、

先日発売された雑誌「SURFIN' LIFE」11月号ですが

またまた特集記事に登場させていただきました。

今回は冬のサーフィンにおける「冷え」に関する

スポーツ・ドクターとしてのインタビュー記事です。

当たり前の事しかコメントしていませんが、

もっともっとサーフィンに詳しいスポーツ・ドクターや理学療法士、トレーナーらが

こうしたサーフィン雑誌に登場してもらいたいものです。

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サーフィン医学に関する英語論文が掲載されました

2018-10-02 | Surfing Medicine

われわれの「サーフィン医科学プロジェクト」で

2009年からずっと続けてきた

JPSA公認プロサーファーにおけるスポーツ傷害調査のデータをまとめた論文が掲載された

ドイツのスポーツ医学雑誌「Sports Orthopaedics and Traumatology」の最新号が発刊されました。

 

昨年ポルトガルで開催されたSurfing Medicine Internationalの

World Conference in Surfing Medicine 2017」で、

私と宮崎のサーフィンドクター小島先生がサーフィン医学に関する講演をした際に

この医学雑誌のエディターであるDr.Markus Knöringerが

「論文を書かないか?」と声をかけて下さいました。

この号はサーフィンをはじめとしたマリンスポーツに関する特集号のようで、

私の論文は下記のURLから11/14までは無料でダウンロード出来るようです。

https://authors.elsevier.com/a/1Xnjg,LbT4wP8e

 

小島先生の論文は

Lumbar intervertebral disc degeneration in professional surfers」というタイトルです。

 

また、

WSL Big Wave TourのMedical Directorである Dr.Terrance Farrellの論文

Big wave surfing: A physician's perspective」も

僕の論文の前に掲載されているようで、とても光栄です。

Dr.Farrellとは

昨年ディナーの時に私と小島先生と偶然にも同じテーブルとなり

興味深いお話を直接聞くことができて大変貴重な経験となりましたが、

残念なことに最近亡くなったとのことで

僕らにとってその時の経験は大切な宝となりました。

 

小島先生は先日にイギリスで開催されたConference 2018でも

彼の弟子である石田先生とともに

日本代表として立派なプレゼンテーションをしてくれたようです。

 

来年はオーストラリア開催とのことで

日本からも大勢のサーフィン・ドクターが参加して盛り上げたいものです。

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サーフィン外来@m3.com

2018-09-30 | Surfing Medicine

m3.com」という

医療関係者の情報サイトがあるのですが、

その中の「Doctors LIFESTYLE」というところに

私がこれまでやってきた「サーフィン外来」が紹介されました。

https://career.m3.com/contents/lab/my_specialty_outpatient1.html

https://career.m3.com/contents/lab/my_specialty_outpatient1-2.html

(サイトに登録しないとみられないと思いますが)

 

これでにも

2012年に医療業界誌「日本医事新報」で紹介されたされことがあります。

これまでに受診したプロ・サーファー、プロ・ボディーボーダーは合計70名ほどで

そのうちJPSAのグランド・チャンピオン経験者は14名

間違いなく日本一プロサーファーを診ている診療所でしょう。

 

こうした選手の診療経験と、JPSAの公式戦への帯同経験から

「サーフィン医科学プロジェクト」として

2009年よりサーフィンに関する様々な医学研究を行い

31回にのぼる医学会での研究発表を行ってきました。

この活動は

勝浦整形外科クリニックの松本PT(理学療法士)をはじめとした

多くの職員の協力のもとに達成してこられたものであり、

スタッフの皆には本当に感謝しております。

 

今後このプロジェクトは

診療所の枠を超えた新しい形で発展させていく計画です。

さらに、日本国内はもとより海外での活動を見据えて

競技スポーツとしてのサーフィンの発展を医科学から支えていきたいと思います。

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サンマと障がい者サーフィン

2018-09-25 | Surfing Competitions

一昨日の9/23日曜日には

第1回JASO全日本障がい者サーフィン選手権」大会が

太東海岸で無事に開催されました。

 

私は参加選手のメディカルチェックと大会救護のドクターとして

お手伝いさせていただきました。

当日は、波や風のコンディションもこれ以上ないくらいバッチリで

選手のケガも発生することなく、大変な盛り上がりとともに終了出来ました。

 

この大会が持つ大きな役割として

今後の「ISA World Adaptive Surfing Championship」に日本人選手がエントリーする際に

障害を持つ選手が実際にサーフィンをしている映像を送らなければならないのですが、

大会中のサーフィンしている様子をすべて録画していて

その映像をエントリーに使用出来るということで

これは本当に素晴らしいことだと思います。

 

また、そうした際に選手の障害に関する英語の診断書が必要な場合には、

私も是非ともご協力させていただきたいと思います。

 

とにかく、大会運営に関わったスタッフの皆さん、そしてTEDさんご夫婦

本当にお疲れさまでした。

 

P.S.

当日、TEDさんが

「勝つためには、やっぱりサンマ食べないとダメだね!」と

何度も私におっしゃってきたのが面白かったです!

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第1回JASO全日本障がい者サーフィン選手権

2018-09-15 | Surfing Competitions

ブログ更新が滞っておりましたが、

私は元気にサーフィン・ライフを送っております。

先日、サーフィン雑誌「Surfin'Life」の10/10発売予定の

次号に載る記事のためにインタビューを受けました。

「サーフィンにおける冷え」に関する医学的解説の記事になるようです。

皆さん、是非読んでみてください。

 

さて、

来る9/23(日曜日)には

第1回JASO全日本障がい者サーフィン選手権」大会が

太東海岸で開催されます。

私も大会ドクターとして参加させていただく予定ですが、

その前に

ISAの「World Adaptive Surfing Championship」への

今後の日本人選手の参加のために、

ISA Adaptive Surfing Classification Form」という

選手の身体障害内容を判定するISAの公式評価書式の

完全日本語版を作っちゃいました!

これで日本人選手の正式なクラス分けが、あらかじめきちんと予測できるはずです。

これはNPO法人「JASO」の財産として無料で進呈したいと思います。

 

このほかにも

サーフィン・ドクターとして

世界で戦う日本人サーファーのために

これからも様々なムーブメントを起こしていきたいと思います。

 

以下

近頃のスナップです。

タロヤンのハーネスとともに

大好きだった海岸をジョギング

 

9月から

フリーランス・ドクター(X?)となって時間が出来たので

平日にリーフで

台風ウネリを楽しむことが出来るようになりました!

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ハートと満月

2018-08-27 | Dog & Life

タロウが亡くなって1週間

この土日にも

たくさんの人がお墓参りに来てくださいました。

お墓は

ハワイアンスタイルでこんなに綺麗に飾り付けられ、

さらに

LEDライトをハート型に並べて

夜でもタロヤンのいる場所が分かるようにしたら、

これが大成功

昨夜は

キレイな満月が水平線から登り

タロヤンを天に導いてくれているようでした。

 

末期状態のタロウの介護で

しばらく海に入っていなかったのですが、

昨日は久しぶりに家の近所で

快晴のなか気持ちよくサーフィンしました。

 

また、

実は先週の火曜日にも

南海岸で台風ウネリにも乗ることができて

タロウが亡くなった悲しみを紛らわせていました。

これからは

自由にサーフィン出来るようになったと

前向きに考えるようにしようと思います。

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タロヤン、これまでありがとう。

2018-08-24 | Dog & Life

 2018年の8月は、

たくさんの台風が日本列島に押し寄せ、勝浦のショットガンまでも波が割れました。

JPSAでも先日新島で素晴らしい波のコンディションの中ショートボードの大会が開催され、

現在は台風20号が通過した三重県でNSAの全日本選手権が開催中。

我々自身のサーフィンとともに、そうした大会の行方が気になってワクワクする夏です。


 そんな僕自身の誕生月でもある今月、

これまでの人生で最も悲しい出来事が先日起こりました。

とうとう愛犬タロウが、8/19 12:15に亡くなりました。

毎年恒例の連日の夏のイベントがひと段落して奇跡的にわが家で何の予定も無い日曜日の昼、

我々夫婦二人の腕の中でタロウは穏やかに息を引き取りました。

元気な頃は21kgあった体重も14kgまで落ちたのですが、

オシッコさせるために外へ抱っこした時のやせ細った体の感触と、手の中で心臓の鼓動が止まっていく時の感触は、いまでも鮮明に覚えています。

 タロウは、前の飼い主に飼育放棄されていたところ、

妻が手を差し伸べて散歩に連れ出し、

2008年我々が建てた新居に429日に一緒に入居しました。

それから10年間掛けがえのない家族として暮らしてきたので、タロウは恐らく15~6歳であったようです。


 大好きな散歩は毎日朝夕に1~2時間ずつのロングディスタンスで、

特に海岸の砂浜を歩くのが好きで

海鳥の死骸や空のペットボトルを咥えるのが大好きでした。

よく浜で海を眺めていましたが

残念なことに水に入るのは大嫌いなので、

一緒にSUPボードに乗る夢は叶いませんでした。

 また、雑種なので癌などの病気はしにくいだろうと思っていたのですが、

3年前に高齢犬に多いとされる僧帽弁閉鎖不全症が発覚し、その時は心不全による肺水腫も併発していました。

しかしながら、かかりつけのマーレ動物クリニックの種子島院長の的確な治療により、病状はすぐに回復。

その後、肥満細胞腫も見つかりましたが、これも抗癌剤が奏功。

元気に長距離の散歩にも行けていたのですが、昨年11月の末に再び心不全が悪化。

今度こそ年は越せないかも?と思っていたのですが、この時もスーパーアニマルドクターズのおかげで病状は回復して

年越し、節分、花見など色々なイベントを奇跡的にこなしてきました。

最近は散歩でバテてしまうので在宅酸素療法(HOT)を導入したら、

 

これが効果を発揮して時に長距離の散歩にも行けるようになっていました。

でも、今年の猛暑はさすがに老犬には厳しすぎたようです。


 タロウには本当にたくさんの楽しい思い出をもらいました。

また、留守の時にはしっかりと番犬として家を守ってくれていたと思います。

 僕は子供のころから犬が大好きで、特に見た目のショボい雑種犬に心を奪われます。

 心の整理がついたら

また保護犬を、今度はわんこ自身が寂しくないように多頭飼いしようと思っています。

 

 タロヤン、これまで本当にありがとうね。

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台風12号と伏姫牛

2018-07-30 | My surfing life

先週の

勝浦整形外科クリニックには

昨年までJPSAの理事長だった牛越峰統プロの姿が

以前よりウッシーさんの体のメンテナンスに

当たらせていただいています。

彼のいつも人を笑わせる明るさが

大好きです。

 

さて

先週の土~日曜日は

台風12号が日本列島をゆっくりと西向きに横断して

各地で大変な被害となりました。

海岸に建っているわが家は

前もって十分な準備をしておいたので

さほどの被害はありませんでしたが、

昨日は朝から

台風一過後のさまざまな作業に汗を流しました。

 

その後は

平砂浦のリーフでサーフィンしましたが、

日差しが暑すぎてクーリングダウンにはなりませんでした。

 

さて

そんな台風で外出不能であった土曜日には

ある方から頂いた

まだ貴重なブランド牛「里見伏姫牛」のサーロインステーキを

味わいました。

もちろんタロウも

肉を焼く前から参加してきたので

無視するわけにはいきませんでした。

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