今日も帝京大学ちば総合医療センターで、脊椎の手術をさせていただきました。
今日の手術は、腰がひどく前に曲がって歩けない患者さんに対して、背骨(正確には椎体)の一つをクサビ型に切り、その上下の背骨にネジ(椎弓根スクリュー)を合計12本刺入し、さらに色々な器具を使って背骨の曲りを直して、姿勢を真っ直ぐにする手術です。手術の名称は、「Pedicle Subtraction Osteotomy(PSO)」といいます。この手術は、背骨の手術の中でもとても大変な手術の一つで、どこの病院でも出来るものではありません。
しかしながら、我々のボスである豊根知明先生(イニシャルではなく、とうとう実名を出しました。)は、若くして国内外を通して脊椎外科の権威ですが、この手術においても現在日本一といってもいい成績を残しています。もちろんボスを支える帝京ちばのOZ先生、SH先生の功績も多大なるものがあると思います。また、今日の手術は恐らく最近では最短の手術時間で、最小の手術中出血量だったかもしれません。
日頃、「サーフィン整形」を掲げてやっている私の医学とは、全くもって次元の違う世界です。
こうした最先端の医学の世界に参加させて頂いていることに、本当に感謝いたしております。
ところで、冬に大きな波の立つハワイのオアフ島ノースショアのワイメア・ベイという所で、巨大な波が立った時だけに開催されるエディー・アイカウ・メモリアル・ビッグ・ウェーブ・コンテストというのがあるのですが、今年は条件が整わず開催はキャンセルとなりそうです。この大会に参加できるのは招待された選手だけなのですが、昨年は日本人で唯一招待された脇田貴之選手が素晴らしいいライディングを見せてくれました。
しかしながら、同じくオアフ島ノースショアのパイプラインで、ASP5スターイベントの「VOLCOM PIPELINE PRO」が始まりました。
脇田選手を含む日本人選手3人が参戦していますが、残念ながら日本人選手は2回戦までで敗退となったようです。こうした海外のデカイ波のポイントで開催される試合に、日本人の選手が参加することは本当に嬉しいですね。
アジア杯で見事に決勝戦に進んだサッカーの日本代表のように、サーフィンでも日本人選手の海外での活躍を心から期待しています。
サッカーもここまで世界で戦えるほどになったのは、この20年程のように思います。日本のサーフィンも今やスーパーキッズが活躍し始めています。我々も世界で活躍するサーファーを精一杯応援したいと思います!