「ここで降りるあるよ!」

2008年03月05日 22時57分20秒 | Weblog

 

AIRPORT BUS~Chunghsiao E. Rd へ

都会だ! 都会だ!

台湾は・・・台北は・・・都会だ~!

分ってはいたけれど、福岡並みの綺麗な街かもしれない。

空港からバスに乗り込んだ直後は、バナナらしき木が目に入り、南国へきたんだわ・・・と、ゆったりとした気分になれた。

台北市内をバスが走り出してからは、地図と にらめっこ。

私が降りるように言われた停留所は、この地図によると、5番目だ。

さっき、止まった場所は、え~っと・・・。

3番の 『Gala Hotel』 だ。

ところで、ホテルは中国語で、飯店!

と呼ぶらしい。

最初は単純に、メシ屋!カト(えっ?すっかり忘れてたけど・・・誰か僕を呼んだ?) 思ったが、どうやら飯屋ではないようだ。

どのホテルを見ても、表札?は、飯店だ。

いや・・・違う。

老爺酒店は、きっと歴史ある酒屋だろうと思ったら・・・。

英語訳は、なんと!Hotel Royal Taipei だぁ~~~!

なっ・・・なんだか・・・

とって~も!

ゴールデンなお名前。

 

地図を必死で眺めている内に、4つ目のバスの停車場所に着いた。

吉林小。。。国 は、これではなく、昔の国という漢字なのだが・・・PCでは・・・出てこない!

そして、遂に!

5番目の停留所。

Chunghsiao E. Rd.に到着したのである!

バスが停車すると、窓から外を眺め、停留所の表示を確認中・・・

と、そこへ、バスの運ちゃんが私に何か言いながら、やって来た。

 

「ここでバス、降りる、降りる!あるよ~」

降りる!この単語は日本語だ。

何度も、「降りる!」を連呼し、私に知らせてくれたのである。

 

「Thank you!謝々!!!」

あっ、そうだ、彼は日本語も片言分るから・・・

「ありがとう!

 

バスを降りると私に続いて なんと!!運ちゃんも降りてきた。

 

なっ・・・なんで???

私は大きな荷物は、預けていないのだけど??

 

運ちゃんは、もう一度、私が手にしていた地図を指すと、

「タクシー、10分ね~!**ドル、台湾ドルね~!」

と、おおよそのタクシー代まで、教えてくれたのだけれど・・・。

台湾の通貨も良く理解できていない私。

一体、いくらと言われたのか、全く記憶にないのである。

 

指を指しながら、あっちでタクシーを拾えると、更に説明をしてくれる。

まるで、実の親に心配されているような錯覚に陥るすずだった。

「Thank you, thank you!」

何度も英語や日本語や中国語でお礼を述べ、最後はバスに一人、乗り込んだ (長かった・・・・彼が再びバスに乗り込むまでが・・・爆)運ちゃんに手を振った。

 

では、達者でな~~~!」

ありがとう~~! 台湾の おとーちゃん!

 

台湾の父、バスの運ちゃんと、とある国からやって来た、すずの感動的な 別れのシーン。。。

第一幕が ここで幕を閉じようとしていた・・・。

 

さてっと。

タクシーを拾わなきゃね。

台湾のタクシーって、みんな黄色なのね。

目立つ色だわっ!

 

「あっ!タクシー!」

あぁ~、手を上げたのに、気付いてくれなかったのかな?

行っちゃったわ・・・。

 

ん・・・・?

えっ・・・・???

 

さっき、通り過ぎたのに・・・

バックして来るよ~~~!

 

鈴木鈴子続きは明日。。。

 

 

 

 

 


シャトルバスの旅

2008年03月05日 11時32分12秒 | Weblog

 

AIRPORT EXPRESS (シャトルバス) ~Chunghsiao E. Rdへ

 

バスに乗り込んで、目の前にあるテレビを観て、思わず座席に座りなおした。

こっ・・・これは・・・?

日本語のテレビ・・・?

 

日本人が出演している昼ドラのような番組で、中国語の字幕スーパーが出ている。

普段からあまりテレビを観ない私には、俳優の名前が分からないが、台湾のシャトルバスのテレビが いきなり日本の番組!だなんて・・・。

 

私は移民の国、オーストラリア暮らしが長かった為、顔を見れば大体、中国人、韓国人、日本人の区別は付く。

バスに乗車中の人は、私が見渡した限りは・・・日本人って私だけ。

西洋人と中国人が主だ。

日本人はツアーで来るから、空港を降りると団体で観光バスに乗って移動するし・・・。

エアポートバスに一人で乗ることなんて、あまり無いだろうし・・・。

なのに、何で、日本の番組を・・・?

いいのかな~?

一人で母国の番組を観賞しちゃって。

 

テレビもいいが、外の景色も南国らしい。

空港から しばらくの間は 緑が濃い木々以外は 何も無い道路をつっぱしっていた。

 

 

 

台湾の道路は、とにかく広い

 

空港の滑走路のような広さの道路を ただ、ひたすらバスは走っていく・・・・・。

 

しばらくすると、ぽち・・・ぽち・・・と

建物が見えてきはじめ・・・

やがて、都会的な景色が見えてくる。

 

ここは、台北。

 

台湾の首都だぁ~!

 

鈴木鈴子

 


遥々来たよ!台湾へ

2008年03月05日 00時57分32秒 | Weblog

この日の日程:

桃園国際空港~シャトルバス乗り場へ

ももぞの~~!

なっ・・・なんて!

馴染みがあるお名前なのでしょう。

花園空港ではなく・・・(花園バイヤー、お元気かしら?)

桃木空港でもなく・・・(桃ちゃん、元気かなー?)

お二人合わせて、桃園空港~!

西村チーフが昨年までお住まいになっていた地区が、確か・・・

桃園ではなかったかしら?

いずれにせよ、とっても親しみがある名前の空港である事だけは、間違いない。

読もうと思っていたガイドブックは、結局、たいして読むことが出来ず、空港内のインフォメーションを探した。

あそこに あった!

まずは、ここから市内に行かなくてはならない。

台湾の足としては、確か、地下鉄が良いとガイドブックに乗っていたような気がする。

そう思って探してみたが、どうも空港から地下鉄へは・・・?

もしかして・・・?

あの・・・。ここから地下鉄へは・・・・?」

案内係の人は、「ありません

と、いいつつも、地下鉄が走る路線のパンフレットを渡してくれた。

では、空港から市内へは、タクシー以外で、どうやって行くのが良いのでしょうか・・・?」

案内係の人は、シャトルバスが一番良いと言う。

ここを真っ直ぐに進み、向かって右へ曲がって下さい。シャトルバス乗り場がありますよ」

案内係の女性は、シャトルバス路線のパンフレットを広げ、私に説明してくれた。

「市内へ行くには、このバスとこのバスと・・・」

私はお礼を言い、台湾の地図が載ったパンフレットも受け取り、インホメーションを後にした。

 

言われた通りに進んで行くと・・・

確かにバスが何台も停車している。

しかし、どれに乗ったらよいのか・・・?

その前に、チケットは・・・ここで買うのかな・・・?

 

二つの窓口には、中国人が わんさかいて、なにやらチケット販売員を質問攻めにしている。

かなり時間がかかりそうだなー。

私はベンチに腰掛けた。

しばらく様子をみよう・・・。

時間はたっぷりあるし・・・。

インホメーションで貰った地図を眺める内に、最初は 市内行きのバスに乗り込む事を考えていたのだが、もっと具体的な場所へバスで行けないか聞いてみよう・・・という気になった。

先ほど、団体でいた中国人(多分)グループは、お目当てのチケットを買い求め、シャトルバス乗り場へ消えていった。

 

次は、私の番だよね!

 

「すみません!

私、ここへ行きたいんですけど・・・」

英語で、こういいながら、地図を広げて見せた。

販売員は、興味津々に地図を眺めている。

どれどれ? 何処へ??といった感じ。

 

OH~~~! 

ここね~! オーケー ここへはね~。

直接 行くバス無いね~!

なっ・・・なんだ・・・。

期待させておいて・・・?

でも、ここへ行きたいと地図を見せたとき、販売員の女性は、とっても嬉しそうな顔をした。

 

しかし、本当に凄かったのは、この後だ!

彼女はペンを取り出すと、中国語と英語と日本語の3ヶ国語で!説明を始めたのだ!

「フィフティーワンのバスに乗るあるね~!

Chunghsiao E. ロードでバス降りるあるよ~!

和平東路でタクシーね~!

10分よ~ 10分。 オーケー?」

写真のように、降りる場所を◎で囲んでくれた上、ペンで和平東路

と、でかい文字で書き込んでくれたのだった。

なんて親切な!

一生懸命に片言の日本語で話そうとしてくれるなんて~!

年齢は40歳くらいだと思う。

これまでは、海外へ行けば、当然 現地の言葉か英語で会話するのが当たり前だった。

しかし、ここ、台湾では 外国人の私の母国語で一生懸命に話そうとしてくれるのである!

かっ・・・感動だぁ~~~!

ナイスな 女性の手書き入り地図は、すずの宝物となり、現在も日本の自宅へ持ち帰られ、大切に?保存されている。

彼女の親切さを一生忘れない為に・・・。

こういう事が旅の喜びである。

そうでしょ?

料金を支払った私は、51番のバスとやらを探そうと、あたりをキョロキョロ。

・・・と、その時。

「はやく!はやく!バス、すぐ行ってしまうね~!」

先ほどの女性は、早く!という日本語の単語を連発した。

時間通りにバスが発車するらしい。

元気な台湾おばちゃまに背中を押されるようにフィフティーワン。。。

すなわち、51番のバス乗り場へ急いだ。

発券を手渡すと、バスの運転手さんは私に聞いた。

「Where Where? 」

さっきと同じように、地図を見せる。

OH~~~~! ここね~!

オーケー!」

陽気なバスの運ちゃんは、上機嫌で地図と私の顔を眺めた。

最後に乗り込んだ私が座席に着くのを見届けて、シャトルバスは、しゅっぱ~つ!

 

鈴木鈴子