レンズの向こうに・・・PART2

きままな写真ブログです。ホッとする写真、懐かしい写真、ニコッとする写真、感動する写真、そんな写真が撮れたら楽しいですね。

Vol.2041 日南ダムと人造湖「酒谷湖」  (Photo No.14597)

2020年10月26日 21時15分04秒 | 風景

久しぶりに酒谷の日南ダムに行ってきました。今日の目的はこのダムによってできた
人造湖の「酒谷湖」を1周して、道の駅酒谷に裏ルートで行く事です。台風シーズンも
終わりに近づいてきて、最近特に雨も降っていないので、この時期の日南ダムは水量も
少なくて、とても穏やかな表情を見せてくれます。今日のトップの写真は、ススキと
セイダカアワダチソウです。秋の雑草ともいえる両者ですが、白いススキの穂と、黄色
のセイダカアワダチソウが、秋の気配を感じさせてくれますよね。

【撮影日】2020/10/26 12:04:02.86
Nikon D300 レンズ:VR 70-300mm f/4.5-5.6G
焦点距離:125mm f/5 1/1250秒

ここ数日は天気も良くて、そのせいか、秋の冷え込みが徐々に厳しくなったきたような
日南です。朝方は毛布1枚だとちょっと寒さに耐えられなくなるくらいです。あわてて、
薄い羽毛掛け布団を出してしまいました。それでも日中の陽射しは、そこそこ強く、ち
ょっとサイクリングや軽い運動をすると汗をかいてしまいます。でも空気が乾燥してい
るので、すぐに汗も乾いて、少しゾクゾクとした感じになってしまいます。こんな時は
風邪をひかないように気を付けないといけませんね。

先日、NHKの「プロフェッショナル」に登場した箱根登山バスの運転手さんの話は良かったで
すね。本当に感動しました。でも感動したのにはちゃんと理由があるのです。以前からこ
のブログで何度も書いている「平凡な毎日が、実は真の意味で幸せな毎日である。」という
私の持論を、このバスの運転手も同様に言っていたのです。驚きました。私の持論と同じ考
えの人が世の中にもいたんですね。私の持論は

【朝起きて、仕事をして一日が終わって、何事も無く家に帰る。こんな当たり前の日常が実は
 一番幸せな事なのです。突然やって来る不幸を経験した人は、皆が皆、あの平凡な日々に戻り
 たいと言うのです。昨日までは、平凡だったけど、実は幸せだったんだなー。なんで自分
 はこんな不幸に突然遭遇してしまったのだろう。交通事故で子供を亡くした人、子供の自殺、
 不慮の事故で友人や会社の同僚を亡くした人、たまたま強盗、強姦、傷害などの事件に遭遇し
 てしまった人、自分の不注意で交通事故の加害者になってしまった人、みんなその出来事に
 出会う前は、平凡で退屈だった人生かも知れませんが、それなりに幸せな人生を過ごしていた
 のです。でもその平凡な日々が本当の意味で幸せだったと知らずに。「気付かないけど幸せ」
 だったのです。】

「奢らず、威張らず、焦らず、人と比べず、自慢せず、欲しがらず、そういう 人に私はなりたい。」
なんて、どこかで聞いたような台詞ですね。まさにあの宮沢賢治の生き方ではありませんが、歳を重ね
るごとに、なぜだか「平凡」が一番いいと思えてきます。 平凡=幸せ、だと気付く年代になってきた
のでしょうね。

NHKのプロフェッショナルのバスの運転手さんの語っていたことは下記の通りです。運転手さん放送
中で語っていたことを、そのまま文章にしてみました。

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箱根を走る路線バスの名物ドライバーに密着!
バス運転手として40年のキャリアを誇る大森透(とおる)(62)

【箱根のアップダウンの道や急カーブの多い道を、お客様に不快感を与えないように
最新の注意を払って運転する技術、さらにお客様にたえずお声掛けして、適切な
アドバイスや案内を怠らない日本一の路線バスの運転手がここにいた!。】

大森「好きなんですよ。バスの運転手の仕事が!。そんなに目立たず、人に求め
   られなくても、今のこの世の中、いろんな事が、災害にしても、当たり前
   のことが当たり前にできない日常生活になっている中で、何が一番大事なの
   つったら、平凡に生きてられるこの自分たちが、今こうやって平凡に生活、
   仕事をできている。これが一番大事であって、もうこれ以上のものを求めな
   くても、今の生活がこうやって維持してやっていければ、こんな幸せなこと
   はないと思うんですよ。」

「平凡が一番大事。」

大森「平凡に朝起きて、こうやって仕事に向かって、帰れる。これこそが本当にね、一番
   大事なことなのかなって思って。ですから私は「平凡」という言葉がすごく好きな
   んですよね。」

ナレーター
【平凡でかけがえのない日常を、陰ながら支える。そんな大森の仕事はどんな華やかな
 仕事にも引けを取らず輝いて見えた。
 バブルの崩壊後の不況で、観光業界は低迷、大森さんの会社も貸し切りバス部門の閉鎖
 が検討された。大森さんは路線バスの部門に移ることになった。同じバスでも、そこは
 まったく違う世界だった。】

大森「貸し切りバスの方は、長くいる時間だけその分、お客様が運転手とガイドさんの
   方に感謝する気持ちはあるんでしょうけど、路線バスはわずか5分か10分の間の
   移動の中に、たまたま私の車に乗っていただいて、降りて行かれるわけですから。
   「おはようございます。」と言っても返ってこないし、「お疲れ様でした。」と
   言っても返ってこないし、お客様から聞かれて答えても「ありがとう。」もないし
   そういうのは結構ありましたよね。

ナレーター
【でも大森さんはくさらなかった。路線バスの中でも、それまで培ってきた接客の姿勢で
 乗客に声をかけ続けた。すると車内の空気が少しづつ変わっていった。】

大森「路線バスの方でも、こうやって地味に声かけしていると、やっぱり自分に声をかけて
   くれる人はいないわけじゃないんですよ。ええ、いらっしゃいますから、絶対誰かがね。
   地味な作業だけども、こつこつやっているとね、見てくれてる人がいるんですよ。」

「誰かが きっと見ている。」

ナレーター
【大森さんに最近嬉しい事があった。ある日車内で若者から声をかけられた。その人は10年
 前、大森さんのバスに乗って通学していたという。】

大森「こんなに小っちゃかった子がね。「もう社会人になったんです」って。だから、それだけ
   の年輪なのかな。その中で地元のお客様がこういうふうにいる中で、声かけしてくれる
   という事は、やっぱり宝ですよ。嬉しかったですよね。いつも自分の仕事をやっている
   所見ててくれたんだなあ、と思えば、あともう何もいらないんですよ。」

ナレーター
【平凡という言葉が好きだとその人は言った。だが、その人の仕事は決して平凡ではなかった。
 名もなきプロフェッショナル達が、今日も私たちの暮らしを支えている。】

プロフェッショナルとは?

大森「決して目立つような仕事ではないんですけども、そこにプライドを持って、ひとつひとつ
   手を抜かずに、仕事をしていく事です。」
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素晴らしい運転手さんです。今度、箱根に行く機会があったらぜひ会ってみたいですね。

さて今日のお薦めの曲は浜田真理子の「夢の中で泣いた」です。最近、ちょくちょく夢を見ている
ようです。ようです、というのはハッキリとした記憶がないのです。何となく朝目覚めた時に
夢を見ていた自分に気づくのです。具体的にどんな夢かは、さだかではないのですが、自分の
夢の中で、泣いたり、笑ったり、怒ったり、そんな自分がいるのは確かなんです。睡眠のサイクル
の中で浅い眠り(レム睡眠)の時に人はよく夢を見るといいますが、最近夢を見るようになった
という事は、私の眠りが浅くなったという事なんでしょうね。


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1 コメント

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國定君、久しぶり!。 (管理人より)
2020-10-27 20:25:57
國定君、コメントありがとう。
元気そうで何よりです。実は昨日も小松山に登って
きました。31日の登山に備えて、下見の登山です。
きつい勾配もありますが、日ごろサイクリングで
鍛えているので、私は大丈夫でした。
そういえば4~5日前に、たまたま郡司君とスーパー
「コスモス」の近くで会いました。軽トラからいきなり
声を掛けられてビックリしましたが、郡司君とわかって
10分以上立ち話していました。農作業の帰りだったよう
で、ばたばたと忙しそうでした。コロナで、みんな帰省
できないようですが、来年、コロナが落ち着いたら、
日南で全員集合して飲みましょうね。

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