レンズの向こうに・・・PART2

きままな写真ブログです。ホッとする写真、懐かしい写真、ニコッとする写真、感動する写真、そんな写真が撮れたら楽しいですね。

Vol.2018  青島神社の風景 (Photo No.14035)

2017年02月14日 17時22分07秒 | 風景
ここは青島神社の絵馬のトンネルです。本殿の脇から奥に通じる道に、写真
のようにたくさんの絵馬が飾られています。絵馬を見ると、そのほとんどが
合格祈願でした。本人が書いたものよりも、子供の受験や孫の受験を心配して
合格祈願にやって来たご両親やおじいちゃん、おばあちゃん達が書いた絵馬が
多いようでした。2月の中旬ですから、私立の高校や大学の合格発表はすでに
済んでいるのかも知れませんが、この時期は友達との別れと、新しい出会いが
待っている人生の区切りの季節でもありますよね。そう言えば、今日のお昼頃
に飫肥駅の前を通ったら、私の母校の高校生の二人が、ベンチに腰かけてしん
みりとした感じで話をしていました。東京に行ったら・・・とかと聞こえてき
たので、おそらくもうすぐ卒業する高校3年生かも知れません。東京の大学に
進学が決まったのかも知れませんね。そんな二人を見て、私も40年くらい前の
事を、ちょっぴり思い出して「そうか、2月も中旬か。昔、自分にもそんな時代
があったな!」と、遠ーい、遠ーい昔をちょっぴり思い出しました。


【撮影日】2017/01/31 14:15:19.37
Nikon D810 レンズ:VR 24-120mm f/4G
焦点距離:24mm f/10 1/15秒

日南は朝方は冷たい曇り空でしたが、次第に晴れてきて、午後からは気温も
上がって春の暖かさも感じられて過ごしやすい一日となりました。小松山の
方を見てみると、春霞のようなモヤがかかっていて、山全体がぼんやりとし
ていました。それはまさに春の風景のようでしたよ。

先日、地元の地域の年輩の方たちとやっているミニバレー仲間の新年会が
ありました。卓球チームと合同の新年会でしたが、その中に70歳くらいの
民謡が大好きな先輩の方がいらっしゃるのですが、その方の声量がとにか
く凄くて「はあーーーーー!」と歌い始められた途端に、みんながつい引き
込まれそうになってしまうのです。歌が終わって、焼酎もかなり飲まれた
ようで、私のとなりに座られたその先輩に私が「発声練習とか、いつもやっ
ているんでしょう。その御歳で、よくそんな声が出せますね。感心しました
!。」と言うと、その方は「実は、川のすぐ向こうにトンネルがあるじゃろ。
あのトンネルには、ちょっと広めの歩道があるから、いつも、あそこで発声
練習をしちょっとよ。トンネルの中で発声練習をするとトンネル内にコダマ
して、うまくなったような気分になるちゃが!。でもよ、長年やっていると
よ、いつの間にか、『あのトンネルの中で、夜な夜な幽霊の雄叫びが聞こえ
てくる』と言う噂がたったげなど、ハハハー(笑)。おれん声は幽霊の雄叫び
に聞こえるっちゃね。」とおかしそうに話されました。それにしても一般道
のトンネル内で、発声練習とは驚きです。今のところ幸いにも事故は起きて
いないようですがトンネル内での発声練習はやめた方がいいでしょうね(笑)。

今日のお薦めの焼酎は明石酒造の「明月プレミアムホワイト」です。宮崎の
芋焼酎です。芋焼酎にちょっと米焼酎がブレンドされているので、飲んで見
ると、ややフルーティな香りがします。芋々しさはなく香りを楽しむ芋焼酎
ですね。どんな料理にも合いそうですし、女性にとっても飲みやすい焼酎だ
と思いますよ。

今日のお薦めの曲はあみんの「あの日の風景」です。昔、彼と行った場所に
一人で行って当時の事を思い出す・・・、そんな歌でしたね。決して悲しい
歌ではなくて、どこか優しくて懐かしい良き思い出を回想するような歌です。
青春時代の思い出の場所って、みなさんは覚えていますか?。想い出の場所
なんてない!、という人もいるかも知れませんが、よーく思い出して見て下
さい。きっとあるはずですよ。そんな想い出の場所があったとしたら、やっぱり
もう一度行ってみたいですよね。私の青春の想い出の場所と言えば、地元にある
男鈴山の山頂ですね。高校3年の時に、一人で頂上まで登って、好きな女の子の
名前を思い切り叫んだ事がありました。まさに青春ドラマのワンシーン見たい
でしょう。今思えば、当時なぜそんな事をしようと思ったのか、よく覚えてい
ないのですが、ひとつだけ言えるとしたら、それは今と違って、きっと私が
「純粋」だったからなのでしょうね(笑)。今を、一生懸命に頑張っている皆さん
も、たまには現実から離れて、自分の思い出を巡る旅をして見るのもいいのでは
ないでしょうか。

青島にかかる橋は「弥生橋」です。  (Photo No.14034)

2017年02月14日 17時20分54秒 | 風景
私が子供の頃、この橋は確か木製の橋だったと思いますが、今は立派な石造り
の橋になっていますね。それにしても、この橋を渡って青島神社に行くのは
久しぶりです。青島の浜辺や近所のゴルフ場にはたまにやってくるのですが、
青島神社に顔を出すのは、恐らく数十年ぶりだと思います。でも、ここの風景
は何年経っても変わりませんね。

【撮影日】2017/01/31 14:05:27.26
Nikon D810 レンズ:VR 24-120mm f/4G
焦点距離:24mm f/8 1/800秒

境内入り口には権現造りの大鳥居がお出迎えです。(Photo No.14033)

2017年02月14日 17時20分11秒 | 風景
この大鳥居を左に行くと青島神社の入り口です。鎌倉の鶴岡八幡宮の参道に
は海岸から一の鳥居、二の鳥居、三の鳥居と本殿の階段まで三つの鳥居を
くぐっていくのですが、青島神社の鳥居はこの大鳥居だけのようです。
そもそも鳥居は、神と人間が住む俗界を区画する、いわゆる「結界」でもあ
る訳なんですが、現代の人々は鳥居をくぐっても「神域へ入った!。」と
あまり思わないと思いますよ。鳥居をくぐる時の何か儀式見たいなものが
あったら面白かったのでしょうけどね。

【撮影日】2017/01/31 14:11:13.59
Nikon D810 レンズ:VR 24-120mm f/4G
焦点距離:38mm f/10 1/400秒

青島神社の本殿が見えてきました。 (Photo No.14032)

2017年02月14日 17時19分17秒 | 風景
青島神社に祀られているのは以下の三人の命(みこと)のようです。
天津日高彦火火出見命(あまつひだかひこほほでみのみこと)
その妃神である 豊玉姫命(とよたまひめのみこと)
そして塩筒大神(しおづつのおおかみ)
だそうで、いずれも山幸海幸神話に因む神なんだそうですよ。
縁結び、安産、航海安全の神として御利益があるそうなんですが、
参拝者の多くが合格祈願で訪れているとなると、もしかしたら秘密
の学問の神様がいるのかもしれませんよ。

【撮影日】2017/01/31 14:20:59.88
Nikon D810 レンズ:VR 24-120mm f/4G
焦点距離:28mm f/5 1/250秒

青島には亜熱帯の植物「枇榔(びろう)の木」が群生しています。(Photo No.14031)

2017年02月14日 17時18分33秒 | 風景
青島は島全体が熱帯・亜熱帯植物の群生地として、国の特別天然記念物に指定され
ています。島の中に入ると本当にジャングルの中にでも入ったような雰囲気になり
ます。よくここだけ枇榔の木が生い茂ったものですよね。

【撮影日】2017/01/31 14:16:13.11
Nikon D810 レンズ:VR 24-120mm f/4G
焦点距離:24mm f/8 1/15秒

本殿のさらに奥に本宮(もとみや)が見えてきました。 (Photo No.14030)

2017年02月14日 17時17分57秒 | 風景
ここが、青島神社の元宮と伝えられているようです。 元宮跡からは、弥生式土器、
獣骨等が出土していて、古い時代から小祠(しょうし)と呼ばれるやしろがあって、
昔は、そこで祭祀が行われたようですよ。

【撮影日】2017/01/31 14:17:13.52
Nikon D810 レンズ:VR 24-120mm f/4G
焦点距離:27mm f/5 1/20秒

天の平瓮(ひらか)投げの場所です。 (Photo No.14029)

2017年02月14日 17時17分15秒 | 風景
平瓮(ひらか)とは、古くから吉凶を占う神事に用いられた薄い土器のお皿のこと
のようです。まずは、この平瓮を一枚手に持って、磐境所の前で二礼し、天の平瓮
に小声で願いを込め、磐境に向かって投げるのだそうです。平瓮が磐境に入れば
心願成就、割れれば開運厄除とか。鵜戸神宮にも「運玉」を投げる風習みたいな
ものがありましたが、人生、神様任せじゃなくて自力本願で頑張りましょう(笑)。

【撮影日】2017/01/31 14:17:46.94
Nikon D810 レンズ:VR 24-120mm f/4G
焦点距離:30mm f/5 1/15秒

帰り際に気が付いた豊玉姫と山幸彦の二つの埴輪  (Photo No.14028)

2017年02月14日 17時11分46秒 | 風景
この埴輪は入口の左脇に飾ってあって、入るときには、まったく気が付きませんで
した。神社を出る時に気が付いたのですが、この埴輪は豊玉姫と山幸彦と紹介され
ているようです。ところで兄の海幸彦と弟の山幸彦の神話をご存知でしたか。この
神話が紹介されているサイトがありましたが、兄弟の話、豊玉姫の正体、鵜戸神宮
のお乳岩の事、そして先日、ちょうど北郷の潮嶽神社の祭事に行ってきたのですが、
そことの係わり等、すべてが下記の神話にでていましたので、時間ある方は第19話
~第25話まで読んで見て下さい。

第19話 海幸彦と山幸彦 
第20話 山幸彦とトヨタマヒメ 
第21話 塩満珠(しおみつたま)と塩乾珠(しおふるたま) 
第22話 弟に服従する海幸彦 
第23話 ウガヤフキアエズの誕生 
第24話 こぼれ話 トヨタマヒメとお乳岩 
第25話 こぼれ話 孤独な最後、海幸彦のその後

【撮影日】2017/01/31 14:22:18.60
Nikon D810 レンズ:VR 24-120mm f/4G
焦点距離:75mm f/5 1/125秒

青島神社の目の前に広がる鬼の洗濯板と呼ばれる波状岩群 (Photo No.14027)

2017年02月14日 17時11分06秒 | 風景
青島の島の周りは、この鬼の洗濯板と呼ばれる波状岩群に囲まれています。東京から
飛行機で帰って来る時とか、あるいは東京に戻る時に、上空から見える青島はとても
きれいでした。日南海岸の特徴のひとつでもあるこの岩が、故郷の哀愁を誘う海岸線
にいつまでも残っていてくれるといいですね。フェニックスと鬼の洗濯板の波状岩は
宮崎そのものです。

【撮影日】2017/01/31 14:22:49.25
Nikon D810 レンズ:VR 24-120mm f/4G
焦点距離:38mm f/14 1/125秒