さんふぃ【稽古日記】~おきた編~

お居くらぶさんふぃーるどは鳥取県,日野町を中心に活動するアマチュア劇団なのよさ!

ナチュラル…

2007年09月25日 | 稽古日記
あいかわらず、役者として煮詰まり中。

原因は色々ある。
台詞が入って間もないので、相手役とのコミュニケーションがなってない。
周りとの空気とも、何となくずれている。
久しぶりの男役がしっくりこない…。
弱音を言ったらきりがない。

その中でも、最大のものが、
今回、作家も演出家も男性だと言うこと、かな。

いつもは、オンナノコのファンタジーとして、
局長もあたしも男性のキャラを書いている。
だから、他人のホンだろうが、その気持ちは手に取るように分かるし、
男役のあたしが演じることにも、そうズレは出ないように出来ている。
元々、虚構が許される男性像だから。

しかし、だ。
今回は、全くもって現実世界の、
しかも、リアルなオトコノコたちが描いた、
彼らの等身大の男性像。
だから、いくらあたしが考えても未知な部分がある。
駄目が出る度に、何をどこまで求められているのか。
???がつくばかり。

彼らは、あたしが難なく男性を演じていると思っているのだろう。
でも、これって、かなりの特殊技能なのだよ。
性別を飛び越えること自体、不自然なこと。
だから男役で、ナチュラルや等身大なんて代物がどだい成立するのやら…。

正直に言ってしまえば、
適任はあたしじゃない。
彼らの普通は、あたしには表現できない。


…しかし、だ。
そこを敢えて、挑戦しようという気持ちを持とうじゃないか。
こちとら、役者の端くれだ。
芸歴だって長いんだよ、べらぼうめ!(笑)

よし。燃えてきた。かも。