よく女性が「甘いものは別腹」と言って、デザートをパクパク食べる場面は
食事に行った時によく見かけますね。
これを甘いもの好きの女性の言い訳のように思っている方もいるでしょう。
しかし「甘いものは別腹」というのは生理学的には本当であるとされています。
これは2つの理由から支持されてます。
①感覚特異的満腹
食事での味付けはたいてい、塩味、うま味、酸味でされています。
これらの味にたいして「順応」起きます。
「順応」とは持続的な刺激に対してその刺激に対する感度が落ちていく
生理学的な現象です。
これらの味に対して満腹になるというような状態になります。
いわゆる体がある味に慣れて、飽きちゃうってことです。
②脳内麻薬様物質
甘味は人に最も強い快感を生じさせます。「β-エンドルフィン」などの脳内麻薬様物質がでます。
その結果、脳の摂食中枢が刺激され、「オレキシン」という摂食促進物質が出て食行動を誘発し、
消化器官の活動を活発にします。
消化器官の活動というのは、「受け入れ弛緩」と「律動的収縮」です。
「受け入れ弛緩」とは飲み込んだ食物を受け入れるために胃が緩むことです。
「律動的収縮」とは胃の内容物を小腸へと送り出す運動です。
これらが活発になるため、胃にゆとりができて、デザートが入る隙間が胃にできるというわけなのです。
生理的現象だからにしょうがないと思って、自分を正当化し、
デザートを食べ過ぎないようにして下さい。。。
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