昆虫の存在というものは、神の創造の深遠さを知る上で大きな道標となる。
想像してみなさい。一個のハチの巣の中にいる、何百というハチの、一匹一匹の中に、違う魂があるということを。
それは真実なのである。
あの小さな一匹のハチの中には、はてない時間を生きていくうちに、天使になる可能性のある存在が確かにいるのである。それが一つの巣の中にあまりにもたくさんいる。
神は、人間の霊魂を、人間の霊魂として、最初から作られたわけではない。自己存在というものの始まりは、実に最も簡単な仕組みなのだ。ほんの小さなひねりから、すべてが生まれていくのである。
あなたがたも、かつては、一匹のハチの魂のように、とても簡単な魂だったのだ。