秋高し
湯河原
梅林を透す日差しが空の色
安曇野
山葵田の水清ければ音も澄み
木の独楽の色鮮やかに回りだす
あせらずに只ひたすらに田草取る
鳴るまでを草笛替えて吹き続く
秋高し図書館に通う脚軽き
敗戦日迷迷として生を選ぶ
花束の中より散らばる実千両
茄子の苗己に見立て骨太に
蓮根掘る節を連ねる逞しさ
湯河原
梅林を透す日差しが空の色
安曇野
山葵田の水清ければ音も澄み
木の独楽の色鮮やかに回りだす
あせらずに只ひたすらに田草取る
鳴るまでを草笛替えて吹き続く
秋高し図書館に通う脚軽き
敗戦日迷迷として生を選ぶ
花束の中より散らばる実千両
茄子の苗己に見立て骨太に
蓮根掘る節を連ねる逞しさ