俳句雑誌「水煙」2月号掲載作品 2006-01-21 14:25:09 | Weblog 照紅葉 瑞瑞し大根引の土匂う 人参を忍ばせ跨る馬上かな 振り向け箱仕方すべて照紅葉 くっきりと際立つ冬耕の土光る 懐かしき炭切る音の堅きかな 焼薯の売声俄かに風に乗り 椎の実を覆う落葉の温みかな 水煙作品欄 (東京平田 弘) 先人の知恵に野生の自然藷 逞しき枝に孤高の冬薔薇 冬の空枯葉踏み行く音高し 野に混じる野菊の白の愛らしさ 落人の里に木の実の音静か
賀状 2006-01-11 15:52:15 | Weblog 一筆に賀状のすべてを読みとりて この年の節作り終え年迎え 不覚にも病床にての年始かな 昨年30日から急遽入院の羽目となり六日退院するも風邪気味ついパソコンに向 かうのも億劫となり、カウントダウンから新年の句を拝見する気もそぞろ、早く 落ち着きたいものです。