蒲公英の絮4/27

蒲公英の絮は夫々に風を待ち
谷戸頭より鶯の谷わたり
里山の菜園縁取り

　蒲公英の絮夫々に風を待ち（正子先生添削）

華鬘草4/26

兄逝くとベルけたたまし華鬘草
山吹や一輪ざしの黄は眩し
花水木駅前広場のコンサート

八重桜4/24

掌に香りたわわや八重桜
駿河湾潮の香りと桜えび
鶯のの声追いかける古道行く

若葉風4/23

黙々と歩む山道若葉風
孫も連れ家庭菜園豆の花

　孫を連れ家庭菜園豆の花（正子先生添削）

都忘れ4/21

都忘れ一輪ざしの淡きいろ
白雲の少し隠れて藤の房
つつじ咲く隣家の生垣風薫り

鯉幟4/20

高々と牛舎の空へ鯉幟
豆の花一列縦隊通学路
掌に枝の撓りや八重桜

柿若葉4/19

菜園に人声頻り柿若葉
パンジーの今日華やかに色競う
武者人形飾りましたとメール来て

葉桜4/18

紅蕊の残る葉桜艶めきぬ
葉桜となりて散歩の影まばら
鈴懸のさみどりの芽に風通る

花水木4/17

玉杯を天に捧げる花水木
恐竜の太古の夢や紫木蓮
栗畑を我が物顔や黄たんぽぽ

　栗畑に黄たんぽぽの奔放に（正子先生添削）

シャガの花4/15

皇居北の丸公園

花蘇芳道を辿れば九段下
靖国へ続く砂利道シャガの花
諸葛菜むらさきの風お濠へと