葉牡丹11/30 2005-11-30 22:25:11 | Weblog 木枯しや桜並木の空拡げ 庭仕事植え替え済んで十二月 シクラメン窓辺に置いて孫の来る 葉牡丹を植えし街角花やぎて 苦吟する膝に届けり冬日差し
俳句雑誌「水煙」1月号掲載作品 2005-11-29 09:07:04 | Weblog [作品7句欄] 鉄不動憤怒の眼冬隣り 青蜜柑空より青き藍の葉に 黄落や縄文土器は火に染まり 町並みの切れてまあるい秋の海 文化の日隣の屋根に陽は昇り 茸なべ信濃の香り溢れさせ 一日の朝晴れ晴れと十一月
三渓園吟行(Ⅱ)11/20 2005-11-20 10:15:59 | Weblog 少年の海遠ければ散る紅葉 浮寝鳥六角堂は日に映えて 三渓園山粧いぬ三重の塔 色変えぬ松傾きし古堂かな 池の面に影を落として冬障子
三渓園吟行(Ⅰ)11/19 2005-11-19 11:40:58 | Weblog つわの花山裾飾り黄をともし 竹の春茶室静かな佇まい 朽ち船に羽を休めし冬の鳥 せせらぎの秋を映して流れ行く 聴秋閣にて 彩らぬいろは紅葉に秋を聴く