杉並どうぶつ相談員

杉並区と協働し、人と動物が和やかに暮らせる地域をめざします。

杉並区から東京都へ引き取られた猫の頭数

2021-12-23 22:56:48 | 猫引き取り数

杉並区では、東京都獣医師会杉並支部の協力を得て、

飼い主のいない猫の不妊去勢手術の費用助成を

平成16年度(2004年)から実施しています。

 

🐱杉並区から東京都に引き取られた猫の頭数

平成16年度         352頭

平成23年度         48頭

平成28年度           5頭

令和元年度           6頭

*平成28年度以降の頭数は最少4頭で、ほぼ同数。
 東京都では前回の動愛法改正以降、相当の理由が無い限り
 猫の引取りはしない方針で、区から引き取られた猫は
 路上などで保護された
負傷猫と見られ、
 予後不良の場合は安楽死となります。

 

🐱飼い主不明の猫の死体引き取り数

平成16年度       905頭

平成23年度       706頭

平成28年度       403頭

令和元年度       240頭

*杉並清掃事務所が回収した飼い主不明の
 猫の頭数は平成16年度より大幅に減少しましたが、
 平成28年度以降、減少が鈍化しています。

以上、「飼い主のいない猫の世話・杉並ルール」より

 

飼い主のいない猫に関して保健所に寄せられる相談は
様々ですが、近年は不妊去勢や保護したい旨の相談が
増えてきているとのことです。

杉並区では飼い主のいない猫の見守りをするボランティア住民の
登録制度を実施しています。助成制度の申請手続きが簡略化され、
無料で不妊去勢手術等が受けられる優先枠が付与されます。
また、個人を対象にした助成も行っています。

飼い主のいない猫の世話を始める方や不妊去勢手術の進め方で
お困りの方には、杉並どうぶつ相談員が活動の支援を行っています。
(活動の主体はあくまで猫の世話をする方となります)

杉並区の助成事業や、活動への助言、支援などは
杉並保健所生活衛生課までご相談ください。

☎ 03-3391-1991

 

☘飼い主のいない不幸な猫を減らし、環境衛生の改善に努めましょう。

 


ペット同行避難学習会@和田小学校震災救援所主催

2021-12-19 23:28:49 | ペット防災・災害時対策
12月14日(火)16:00〜17:30、和田区民集会所で開催された
和田小学校震災救援所主催の「ペット同行避難学習会」で、
相談員が講師としてお話させていただきました。
 
相談員が今年度作成したペット同行避難プレゼン用資料に基づき、
既存の救援所向け同行避難マニュアルやてびきをご提示しながら、
 
 
1.同行避難概要(なぜ同行避難なのか)
2.震災救援所の平常時の備えと発災時の対応
3.飼い主の平常時の備えと発災時の対応
 
の3つについて、解説いたしました。
 
救援所運営委員の皆様、一般の飼い主の方、救援所所長、防災課職員の方など
20数名の方が、約1時間のお話を真摯に聞いてくださり、
その後質疑応答の時間を設け、無事予定時間内に終了いたしました。
 
ペット同行避難でこれまでと大きく変わったことは、昨年来のコロナ禍で、
ペットを飼っている飼っていないにかかわらず、どなたにとっても重要なことは、
災害(大地震)が起きても自宅が無事なら、在宅避難を選択することが、
感染症やプライバシー、ストレスなどの面からも最善策であるということです。
 
在宅避難を選択した場合でも震災救援所に届け出ることで、
支援物資を受け取れることを、地域の皆様に広く伝えてくださるようお伝えしました。
 
それでも自宅に危険が迫ったら、迷わずペットを連れて(絶対に残さないで)
避難することが、一人でも多くの命を守るためにとても重要になります
 
 
相談員としては、救援所向けの同行避難についての説明会は初めてでしたが、
予想以上に真剣に受け止めてくださり、和田小救援所運営委員の方からは、
早速年明けにでもペット対応専用ボックスの準備と
ペット同行避難訓練を計画したいとおっしゃってくださいました。
相談員としても、大変貴重な機会を設けてくださったこと、
ご参加くださいました大勢の皆様に、心から感謝申し上げます。
 
 
区内の震災救援所で、ペット同行避難について相談したい、詳しく知りたい、
同行避難訓練を行ってみたいなどございましたら、
お気軽に相談員か保健所生活衛生課にお問い合わせください。
相談員が救援所にお伺いし、ご説明することも可能です。
 
 杉並保健所生活衛生課 ☎03-3391-1991