たぼちゃん日記

日常の出来事を、自分の心の目を通して感じたままを綴っていきます。

一粒の麦 もし死なずば

2015年11月06日 06時21分00秒 | 日記
昨日の夕方一本の電話がありました。

 「野菜いらんか~」

 85歳のおばさんからでした。
 

 小松菜・ブロッコリー・サニーレタス・分葱

 ご主人を10年前に亡くされ、今は木造の家に一人で住んでおられます。
 少し杖を突いておられますが、広い畑に野菜を沢山作っておられます。

 若い頃、ご主人があまり仕事をせず生活がとても苦しく2人の子供にご飯を食べさせるのがやっとだったとか。
 貴重なお米をお粥にして毎日子供に食べさせおかずは塩だけだったそうです。
 貧しい中でも、子供の教育に対しては厳しく子供が間違った事をしたら間髪を入れずほっぺたをおもいっきり叩き、それはそれは厳しくしつけをされたのだそうです。
 子供の一人は郵便局長、もう一人は高校教諭。 
 二人とも定年退職されておられます。

 85歳のおばさんがこんな事を言われました。
 「私は生きている間に、一つでも人に喜んでもらえる事がしたい」

 人ひとは苦労を重ねれば重ねるほど、人に優しくなれるのではないだろうか。





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コメント (8)
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