あのね

腹膜偽粘液腫になっちゃいました(^_^.)なんか、めずらしい病気みたい。私の治療記録って役にたつのかなぁ・・・?

腹水はまるで“血”みたいでした。

2012-11-26 | 犬の病気
こんにちは。


昨日は朝から犬が上向いて座ったまま苦しそうだったので、「そろそろ腹水を抜かないと・・・」と思って、獣医さんへ連れて行きました。
日曜は半日だけ開いていて、いつも一般の方の診療が終わってからの腹水抜きとなるため、11時20分くらいに(受付が11時半まで)獣医さんへ行って、たまたますごく混んでいたんで、表にあるベンチで犬と一緒に40分くらいじ~と待ってからの術となりました。
関係ないけど、外でじ~いっと観察していると、すごい確立で、『夫婦』で犬猫を連れてきています。うちはいつも私ひとり。たまに、その責任感?で押しつぶされそうになるので、うらやましいです。



腹水が溜まっていても、食欲はバリバリ。夜もぐっすりだったので、あえて前回から2ヶ月弱経ってたんですが抜かずにいました。
そしたら体重がなんと!9.3キロと言われました。
今回も看護婦さんに体を押さえてもらい、先生はお腹の毛をじょりじょり。
マジックペンで穴の位置を書いてから、部分麻酔。
それから少し皮膚を破ってから細い管のついた針を刺して、針の部分を抜くと管だけが腹に残るという仕組み。



げげ!
今回の腹水は、まるで
以前まで数回はほとんど無色あるいはほんのりピンク色くらいだったのに
腹水抜きのときは、いつも厳粛?な雰囲気で、し~んとしているのですが、これは私、先生に聞かずにおれませんでした。


「今回は血みたいな腹水ですね?」

「う~ん、これはかなりうっ血しているんでしょう。おそらく、肝臓が腫れてこうなっているのでしょう」


私はかなりその色(まさしく、血そのもの)を見て仰天し、

「こんな状態でも、食欲はすごくあって、夜もぐっすりですし・・・」


これが人間なら、エライことだと思いました。
だいたい、こんなに血がお腹に溜まってたら、普通は食欲がなくなるか、さもなければ貧血でぐったりして動けないか・・・
もちろん、こんな荒っぽい腹水の出し方をしても輸血するわけも、点滴するわけでもありません。
この犬、どうなっているのかな?
丈夫!としかいいようがありません。


腹水を抜き終わって体重を計ると、「7.8キロ」になっていました。
ひえ~~~、抱き上げた時、軽かったこと!
最初ぜ~ぜ~と口を開けて呼吸していたのが、抜き始めてまもなく、口を閉じて静かに呼吸するようになりました。腹水で呼吸が苦しかったのね。



もうこの犬の病気が発覚してから丸1年。
主人とも(家族とも)相談していたのですが、もうあまり無理な延命処置をしてもらうより、あとはしぜ~んな形で昇天してくれれば・・・
ということで、利尿剤は飲んでいても結局腹水が溜まってしまっている。薬代があまりに高すぎる。ということで、ベトメディン以外のお薬は辞退しました。
先生も、

「もう、丸1年になるんですね!今はフルでお薬を出していますもんねぇ。それにしても、ここまでよくお世話されました」

と逆にねぎらっていただけた、その一言がものすごく嬉しくて。
医師たるもの、心で思うことがあったにせよ、こういう優しさで患者は癒されるのですよ。


「これでもう後は、楽に逝ってくれれば・・・」
「そうですね、腹水がたまったら抜いていって・・・。ベトメディンだけで様子を見ましょう」

ということになりました。


帰るとき車中や、帰ってから、血液の腹水には苦労しました。
車の中はバスタオルを敷いていたのですが、お腹に巻いたペットシーツから横漏れ?してエライことに!
家でも、ぽたぽた水溜りができるほど落ちるので。
結局、一番効果があったのは、犬の紙おむつに女性の生理用品(夜用)をお腹側に足して、後はいつものポンポリースさんのオムツカバーをつけて。
すごいよ!さすがに(おそらく世界一の品質と思われる)生理用品!!
その吸収力は絶大なものでした。
獣医さんも、ペットシーツ使うより、女性生理用品当てる方が効果的なのに(笑)



今朝までびしょびしょでしたが、もうあまり漏れている様子もなく・・・
しかも夕べも食欲全開!!
普通やとあれほど失血してたらぐたっとなるのでは?と思うんですがね
ついたあだ名が

「鉄の女、サッチャーパピー」


きっと生命力が誰よりもあるのでしょう。