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行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

続くドロー決着。決定力不足は改善されないまま アスルクラロ沼津戦

2019-05-07 06:13:19 | カターレ富山
1-1のドロー。
これまで4戦全敗という沼津との試合。しかも4試合でたったの1得点しか挙げられていなかった相手に、先制されながら追いつき、連敗を阻止した―――言葉だけにすると、悪くないようにも感じますが。
実際のところは、「またしても勝たねばならない試合を勝ち切れず、引き分けどまり」であったに過ぎず。
これまでの試合で突き付けられてきた課題に対し、またも克服出来ずじまいに終わった・・・そんな試合でした。

約1ヵ月ぶりのホーム戦は気持ちよく晴れ渡り、絶好のサッカー日和。今季ここまでで最も良いコンディションでの試合であったかもしれません。
前節はメンバーを外れていた前嶋や、サブであった才藤がスタメン復帰、花井に代わって脇本がスタメンとなるなど、メンバー編成を変更して臨むこととなった今節。
4戦全敗も過去のことで、今季は今季と言わんばかりに。今節もまた、カターレのペースで試合が進むこととなりました。
球際の競り合い、パス回しの質など、明らかにカターレ側の優位が見て取れました。
しかし・・・相変わらず、最後のところで得点に結びつかない。
途中の攻めは良いのに、フィニッシュの段階で露骨にトーンダウンしてしまう感じが、またこの試合でも。
なにか、いざ決めるべき場面になって、そのときになってはじめて「さて、どうしよう?」というような。アイデアの足りなさなのか、落ち着きの足りなさなのか。

そんななかで。
「決めるべきシチュエーションできめきれないと、手痛いしっぺ返しをくらうことになる」というのは、サッカーにおけるセオリーといったものであるのですが。
この試合でも、まさにそのとおりとなってしまったのでした。
25分、沼津に先制ゴールを許してしまうことに。
チャンスの数で言えば、決して多くはなかった沼津の攻撃にあって。カターレ側のゴールライン際において、CKのリスクは負うことになったとしても、そこは割り切って見逃す場面・・・だったところ。
「って、おい!なんで残すんだよ!?」と思ったのもつかの間、そのラインを割ることなく中途半端に残されたボールが、攻め上がっていた普光院 誠への絶妙なパスとなってしまい。
沼津からしたら棚ぼた的なチャンスであったところでしょうが、当然のように、それを見逃してくれるわけもなく。
中央にいた染矢 一樹に入れると、低空のヘッドが今瀬に当たってゴールするというアンラッキーなかたちで決まってしまうことに。
・・・なんとも、やりきれない思いでした。
カターレの攻勢に押されてしまうかたちで、劣勢であった沼津。
そのなかにあって、普光院、染矢、そして岡 佳樹といった沼津の攻撃陣には、数こそ少なかったにせよ、やはり、迫力がありました。
少なくとも、攻めながらも決めきれないカターレ攻撃陣のそれをしのいでいたのでは?というくらいには。
そんな相手にあからさまな隙を見せてしまっては、決められてしまうのも道理。
そうさせないためにチャンスをものにして先制パンチを浴びせる必要があった・・・などと言っても、後の祭りというもの。
どうにもこうにも苦い先制点を許すかたちとなってしまったのでした。

勝つためには・・・追いつき、逆転するためには最低でも2点必要であったなかで。
前半のうちに高橋に代えて田中を投入するなど、いつも通りではない策でもって、その意思を示した監督。
不本意極まりない失点ではあったものの、それが前半であったこと―――心身ともに疲れ切った後半試合終了間際などではなかった、反撃の時間が多く残されているということをポジティブにとらえてやっていく必要がありました。
後半も、54分という早い段階で花井を投入。
やはり、安定感がある。単純な比較をするものでもないかもしれませんが、それでも。ここまでレギュラーを張ってきたのは伊達ではない、とばかりに、後半もペースをにぎっていくにあたって、その役割をしっかりと全うしてくれました。
ただ・・・。
どうにもこうにも、得点に至らず。
相手を抑え込んでいる、チャンスを作らせない。攻勢をかけている、なのにシュートにまで持っていけない。
いかんともしがたい、やきもきした時間が続きました。

一向に点の入らないこのままでは、対沼津5連敗か?という雰囲気もあった試合終盤のことでした。
80分、前嶋のシュートが、相手に当たってコースが変わり、それが入って同点に。
因果応報というか、なんというか・・・。
前半の失点シーンの鏡合わせか?というような。アンラッキーが反転したかのようなラッキーなゴールによって、追いつくことに成功したのでした。
練習で繰り返している攻撃パターンを試合で実践、というのも、確かに大切なことではありましょうが。それでもやはり、実戦では、そうそううまくいかないことのほうが多いでしょう。
にもかかわらず・・・攻めているのに決めきれないカターレの攻撃には、そんな「かたち」に固執しているような印象すら受けました。なにか、良い「かたち」以外のゴールは価値がないかのような。
しかし、実際はどうか?
沼津のゴールにしても、決して狙っていたかたちではなかったでしょう。けれど、相手のミスを見逃さず、しっかりとチャンスをものにした意義あるゴール。
前嶋の同点ゴールにしても。相手に当たって入るのはラッキー要素が絡んでいたから価値が低い?そんなことは、あるわけない。
結局のところ。
狙っていたかたちではゴールは生まれず。逆に、イレギュラーなかたちでは失点、得点ともにあって。
なんというか・・・ままならないな、と。

試合はそのまま、1-1のドロー。
また、勝ち切れなかった。勝つべき試合を落としてしまった、そんな結果となりました。
沼津戦の連敗を阻止した手応えというよりは・・・勝ち点2を失った、という落胆のほうが大きくて。
課題克服は、今節もまた、果たせませんでした。
連続負けなしを継続した、とは言うものの・・・。
8試合で5引き分けは、やはり多すぎです。なんなら、全34試合で5分けでも「そんなものか」というくらいであろうに。優勝を目指すクラブであれば。
2勝5分け1敗が、本来なら5勝2分け1敗くらいでなければならない内容であるにもかかわらず、そのような結果が伴っていないところが、また・・・。
いつまでも、足踏みしているわけにはいきません。
足踏みしていても、前には進まないのだから。
もたもたしているのを、他クラブはただボーっと待っていてくれるわけなど、あるはずがなく。
気ばかりが急いてもいけないのでしょうが、それでも。
それでもやはり、早急な改善が必要です。
時は、待たない。
後悔してからでは遅い、ということを。改善は1分1秒でも早くしなければ取り返しがつかなくなってからでは遅い、ということを。
シーズンも、早くも1/4が経過。
地に足をつけて着実に・・・そのうえで、さらに。
いつまでも、課題をこなせないままにもたもたしている暇など、ありはしないのです。


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