行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

また笑顔は叶わず。スコア以上の力負けで屈する 栃木SC戦

2017-10-03 04:59:54 | カターレ富山
1-2で敗戦。
カターレ富山発足以来、9度目となったホームでの栃木戦。ただ1度の勝利のときすらファン・サポーターに笑顔を届けることが出来なかったこのカードですが・・・今回もまた、敗れて落胆させることとなってしまいました。しかも、先制直後の同点、その後逆転というぬか喜びでもって。

新戦力がばっちりとフィットし、中断明け以降ギアを上げて首位奪取に成功した栃木。今、J3でいちばん強いクラブであることは、戦績が証明しています。
とくに、その新戦力のペチュニクの存在感たるや。高さ、体幹の強さだけでも脅威なのに、さらに冷静な判断力と上手さまである。明らかにJ3レベルにはオーバースペック。J2復帰という悲願成就に向けて、それを必要とした栃木の覚悟と、実際に要望に応える力を発揮する彼のプレーぶり。悔しいですが、脱帽するしかないです。
先制されても動じることなくすぐさま同点に。さらに逆転してからも一切の慢心なし。勝利に向けて全力プレーをしていた栃木。その姿勢は、敵ながら天晴というものでした。
首位に立つクラブとして、その力は伊達ではない。4連勝でもって、その力は、さらに大きくアピールされたことでしょう。「これは、優勝は栃木で決まりか」と。
そんなクラブに対抗するには、力が足りなかったということでしょうか。力で劣るからにはそれを認め、次節以降の奮起に期待しなければ、ということでしょうか。

ちょっと待て。

栃木が強いことは、わかっていたことでしょう。なにも、油断していたところをいきなりやられたわけでもなんでもなく。
だったら、それを踏まえてなお勝たねばならなかったのではないのか。
苦戦は免れないのはわかります。前回対戦もそうでしたが、耐える時間帯が多いことも。
しかし。
それでも、なんとかしなければならなかったのではないのか。
優勝したいんじゃなかったのか。
J2復帰は、とりあえずそう言っておかなければならないから、などという口先だけの戯言なのか?
本気で勝ちたいならば。
本気で優勝したいならば。
上位の難敵が相手だからと言って勝てなくても仕方ない、なんてことは、あるはずがない。
むしろ、難敵だからこそ倒さねばならないのは必定。
なのに。
ただでさえ勝ち点差をつけられてしまっている状態であるというのに。なぜ、下位のクラブが勝利に向けての貪欲さを出せないのか。
栃木の側の勝利への執念というものは、明らかにカターレのそれを上回っていました。

差、ということで言えば。
勝ちなれているチームと、そうでないチームとの差が、そのまま結果に表れたという格好でしょうか。
勝ちなれているということは、すなわち、得点を貪欲に挙げているということ。実際、栃木の攻撃にはそういった迫力が見て取れました。
対して、カターレ。
遺憾ながら、得点への期待というか、奪取への執念というものが、明らかに劣っていた。
このブログでも何度も書いていることですが。「石にかじりついてでも絶対にゴールを奪ってやるぜ!」という気概が、どうしても足りない。今節もまた、そう。
なぜ、いつまでもそんなことを繰り返しているのかと。
理屈抜きに勝たねばならない試合、というのはあります。今節がまさにそう。
なのに、なぜ、そんな試合までも執念で負けてしまっているのか。
再逆転してやるという気概を、なぜ貫けないのか。なぜ、負けているチームが走り負けてしまっているのか。
前回対戦は、絶対的に不利な状況にありながらも、それでも屈しなかったからこそ同点に出来た。
もちろん相手の「今度こそ」という意識もあったでしょうが・・・なぜ、前回できたことが今回できなくなっているのか。

相手のほうが強いことは認めるとして。
そういった理屈抜きに勝つ・・・理想?絵空事?それこそどうでもいい。勝つためには、絶対に必要なことなのに。
それが、欠けた試合。
カターレは、ほんとうにJ2復帰を成し遂げる覚悟があるのか?
スコア以上の力負けという現実を突き付けられたならば。
いまいちど、逃げることなく向き合わねばなりません。
コメント
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