例年であれば8月下旬から9月上旬くらいに始まる天皇杯ですが、今年は予定が大幅に変更されて4月23日に1回戦。それに先駆け、富山県代表クラブを決定する県選手権大会の決勝が行われ、富山新庄クラブと対戦します。
J2から降格してから3年目の今年、3回連続となる富山新庄クラブとの対戦。スーパーシードとしていきなり決勝戦、勝つことで県代表という状況を、どう捉えるか。
無論、プロとしての矜持を示さねばならない対戦。富山県サッカー界の頂点であることを、名実ともに証明せねばならないことは明らか。
昨年などは8月に14時開始、気温34度という過酷な条件下での試合であったことを思えば・・・雨の心配はともかくとして、コンディションにおける心配はしなくていい試合。言い換えれば、試合に臨む姿勢がそのままチームの力として発揮される試合であるとも言えます。
だからこそ。言い訳は無用。ただ、目の前の試合に全力で挑み、勝利を手にするのみです。
3年連続同じカードとなる決勝戦で富山新庄クラブと対戦することとなりますが・・・やはり思い出されるのが、一昨年、降格初年度の試合。2度のリードを守り切れずに追いつかれ、PK戦の果てに敗れて天皇杯出場を逃し、「プロ失格」の烙印を押されてしまったのでした。
昇格戦線に絡めないまま悶々としていたリーグ戦を引きずるかのように、ここぞ!で決められず。それまでの積み重ねからの判断というかたちではありましたが、当時の岸野監督が更迭される直接的な引き金となってしまった苦い敗戦。
クラブ史に残る、消えない傷痕―――今年を含め、今後も続いていくカターレ富山の歴史のなか、下位カテゴリとの対戦のたびにフラッシュバックすることになるトラウマ。
無かったことには出来ない。ならば、それを踏まえたうえで出来ることは、なにか?
2度と富山県サッカー界の頂点を譲ることなく、威光を示し続けること。それ以外にありません。
クラブとしてできること・・・やらねばならないことは、リーグ戦でJ2復帰を成し遂げ、再び天皇杯無条件参加資格を得ること。
長らく県代表の座をかけてしのぎを削ってきたYKK APとアローズ北陸が合併して誕生したカターレ富山。それに代わって富山県アマチュアサッカー界のトップにつけることとなった富山新庄クラブ。
プロであるならば、いや、プロであるからこそ。富山県代表枠をアマチュアに譲り、Jクラブ枠での参加権を取り戻すこと。
そのためにも。
さしあたっては今年。富山県代表は、譲れません。文句なしの結果でもって、胸を張って富山県代表として天皇杯に臨むために。
1週間前、アマチュアから昇格したてのアスルクラロ沼津に手ひどい惨敗を喫してしまったカターレ。
格下などとなめてかかっていたわけではないでしょう。けれど、泥臭くもひたむきに勝利を目指していた相手に対して後手に回ってしまい、その頑張りに屈してしまったというのは、まぎれもない事実。
その意味で言えば。
プロを相手に全力で挑みかかってやるぜ!という気合を入れて挑みかかって来る富山新庄の意気込みというものは、あるいは沼津のそれ以上やもしれません。
実際、一昨年それに屈してしまった経験があるだけに。半端な覚悟で臨んでは、足元をすくわれることは十二分にあり得ることである―――それは、間違いありません。
なんとかリベンジを果たした昨年の対戦も、決して容易いものではありませんでした。
気温34度という過酷な条件に加え、決定力の低さという本質的な問題、PKの失敗、ビデオ判定求む!という微妙な判定などなど・・・。延長戦で脇本が挙げた決勝点で辛くも勝利を得たものの、力と威厳を見せつける勝利というには、到底及ばない結果でした。
だからこそ、勝たねばならない。
天皇杯出場権を得るという大前提もさることながら。沼津戦の大敗を吹っ切って再び立ち上がるための試練としても、やはり負けるわけにはいかない、どうしても勝たねばならない試合です。
メンバー編成に関しては、浮氣監督の方針次第というところはありますが。
クラブ方針としてリーグ戦を最重視し、カップ戦は出場機会の少ない選手が出る試合と割り切るクラブも少なくありません。その結果ジャイアントキリングをくらうこととなっても、それはそれ、と。
リーグ戦を重視しなければならない、ということで言えば、J2復帰という必達目標があるカターレもそうではありますが。けれども、重視するからこそリーグ戦に準じたメンバーとするのではないかと。
前述のように、ひたむきに頑張るクラブに屈してしまった敗戦から立ち直らねばならない試合でもあるこの対戦。大幅な変更はないメンバー編成で臨むのではないかと。
出場するとして、期待したいのは永井。
移籍してきた初年度、カターレでの公式戦初スタメンだったのが、県選手権決勝でした。そこで2失点、PKでは4人全員に決められての敗戦。「自分が止められていれば勝てていたのではないか」という思いは、チームの誰よりも強いのではないかと。
あれから2年。成長を遂げ、カターレの正GKとしてゴールを守るまでになりましたが。
アマチュアであるからとなめてかかるわけにはいかない。だからこそ、勝たねばならない。
この戦いの結果得られる勝利の価値を誰よりも知るからこそ。厳しさをもって、挑まねば。
沼津戦でのショッキングな3失点から立ち直り、再び零封勝ちを続けていくためにも。決して勝利は譲れない戦いです。
アマチュアに敗れて天皇杯出場を逃した過去は、消えない。
だからこそ、未来のために勝たねばならない。
その覚悟が問われる試合を制し、さらにはリーグ戦への弾みとしていくために。
容赦なく戦え!
勝つことが大前提の試合を、勝ち切れ!!
勝つことでしか自信は身につかない。どうしても勝たねばならない試合を勝つ経験を、この先にもつなげていくために。
富山サッカー界の頂点にふさわしい戦いを!勝利を!!
勝たれ!!!富山!!!!!
J2から降格してから3年目の今年、3回連続となる富山新庄クラブとの対戦。スーパーシードとしていきなり決勝戦、勝つことで県代表という状況を、どう捉えるか。
無論、プロとしての矜持を示さねばならない対戦。富山県サッカー界の頂点であることを、名実ともに証明せねばならないことは明らか。
昨年などは8月に14時開始、気温34度という過酷な条件下での試合であったことを思えば・・・雨の心配はともかくとして、コンディションにおける心配はしなくていい試合。言い換えれば、試合に臨む姿勢がそのままチームの力として発揮される試合であるとも言えます。
だからこそ。言い訳は無用。ただ、目の前の試合に全力で挑み、勝利を手にするのみです。
3年連続同じカードとなる決勝戦で富山新庄クラブと対戦することとなりますが・・・やはり思い出されるのが、一昨年、降格初年度の試合。2度のリードを守り切れずに追いつかれ、PK戦の果てに敗れて天皇杯出場を逃し、「プロ失格」の烙印を押されてしまったのでした。
昇格戦線に絡めないまま悶々としていたリーグ戦を引きずるかのように、ここぞ!で決められず。それまでの積み重ねからの判断というかたちではありましたが、当時の岸野監督が更迭される直接的な引き金となってしまった苦い敗戦。
クラブ史に残る、消えない傷痕―――今年を含め、今後も続いていくカターレ富山の歴史のなか、下位カテゴリとの対戦のたびにフラッシュバックすることになるトラウマ。
無かったことには出来ない。ならば、それを踏まえたうえで出来ることは、なにか?
2度と富山県サッカー界の頂点を譲ることなく、威光を示し続けること。それ以外にありません。
クラブとしてできること・・・やらねばならないことは、リーグ戦でJ2復帰を成し遂げ、再び天皇杯無条件参加資格を得ること。
長らく県代表の座をかけてしのぎを削ってきたYKK APとアローズ北陸が合併して誕生したカターレ富山。それに代わって富山県アマチュアサッカー界のトップにつけることとなった富山新庄クラブ。
プロであるならば、いや、プロであるからこそ。富山県代表枠をアマチュアに譲り、Jクラブ枠での参加権を取り戻すこと。
そのためにも。
さしあたっては今年。富山県代表は、譲れません。文句なしの結果でもって、胸を張って富山県代表として天皇杯に臨むために。
1週間前、アマチュアから昇格したてのアスルクラロ沼津に手ひどい惨敗を喫してしまったカターレ。
格下などとなめてかかっていたわけではないでしょう。けれど、泥臭くもひたむきに勝利を目指していた相手に対して後手に回ってしまい、その頑張りに屈してしまったというのは、まぎれもない事実。
その意味で言えば。
プロを相手に全力で挑みかかってやるぜ!という気合を入れて挑みかかって来る富山新庄の意気込みというものは、あるいは沼津のそれ以上やもしれません。
実際、一昨年それに屈してしまった経験があるだけに。半端な覚悟で臨んでは、足元をすくわれることは十二分にあり得ることである―――それは、間違いありません。
なんとかリベンジを果たした昨年の対戦も、決して容易いものではありませんでした。
気温34度という過酷な条件に加え、決定力の低さという本質的な問題、PKの失敗、ビデオ判定求む!という微妙な判定などなど・・・。延長戦で脇本が挙げた決勝点で辛くも勝利を得たものの、力と威厳を見せつける勝利というには、到底及ばない結果でした。
だからこそ、勝たねばならない。
天皇杯出場権を得るという大前提もさることながら。沼津戦の大敗を吹っ切って再び立ち上がるための試練としても、やはり負けるわけにはいかない、どうしても勝たねばならない試合です。
メンバー編成に関しては、浮氣監督の方針次第というところはありますが。
クラブ方針としてリーグ戦を最重視し、カップ戦は出場機会の少ない選手が出る試合と割り切るクラブも少なくありません。その結果ジャイアントキリングをくらうこととなっても、それはそれ、と。
リーグ戦を重視しなければならない、ということで言えば、J2復帰という必達目標があるカターレもそうではありますが。けれども、重視するからこそリーグ戦に準じたメンバーとするのではないかと。
前述のように、ひたむきに頑張るクラブに屈してしまった敗戦から立ち直らねばならない試合でもあるこの対戦。大幅な変更はないメンバー編成で臨むのではないかと。
出場するとして、期待したいのは永井。
移籍してきた初年度、カターレでの公式戦初スタメンだったのが、県選手権決勝でした。そこで2失点、PKでは4人全員に決められての敗戦。「自分が止められていれば勝てていたのではないか」という思いは、チームの誰よりも強いのではないかと。
あれから2年。成長を遂げ、カターレの正GKとしてゴールを守るまでになりましたが。
アマチュアであるからとなめてかかるわけにはいかない。だからこそ、勝たねばならない。
この戦いの結果得られる勝利の価値を誰よりも知るからこそ。厳しさをもって、挑まねば。
沼津戦でのショッキングな3失点から立ち直り、再び零封勝ちを続けていくためにも。決して勝利は譲れない戦いです。
アマチュアに敗れて天皇杯出場を逃した過去は、消えない。
だからこそ、未来のために勝たねばならない。
その覚悟が問われる試合を制し、さらにはリーグ戦への弾みとしていくために。
容赦なく戦え!
勝つことが大前提の試合を、勝ち切れ!!
勝つことでしか自信は身につかない。どうしても勝たねばならない試合を勝つ経験を、この先にもつなげていくために。
富山サッカー界の頂点にふさわしい戦いを!勝利を!!
勝たれ!!!富山!!!!!