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行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第25節 Y.S.C.C.横浜戦

2021-10-29 18:42:21 | 日記
前節は上位4クラブが軒並み勝利を逃すという大波乱に見舞われた、J3優勝戦線。
無得点で連勝ストップとなったものの、それでもドローで12戦連続負けなしとした首位・熊本。
2位宮崎は4位に浮上した福島に敗戦も、痛恨のPK献上からの惜敗。
4位だった岩手は、後半戦好調の藤枝との撃ちあいで2-2のドロー。
そういったなかで。
順位が実力そのままとは限らないとはいえ・・・最下位であった今治に大量4失点を喫して敗れた3位・富山のダメージというものが、際立って見えます。
それでも。
取り返しのつかない結果ではあったにせよ、チャンスそのものが失われたわけではなく。
前節の結果をもって長野の昇格の可能性が消えたりもしましたが。
カターレはといえば、そうはなっていない。
敗戦という痛すぎるダメージを被りつつも、もっと深刻な事態になる可能性もあったことを思えば、全然マシだとすら言えるでしょう。
巻き返しを期して迎える今節。ホームでYS横浜と対戦します。

8位のYS横浜は目下7戦連続負けなし、最近5試合では4勝1分けと、どこの優勝戦線クラブだよ!とツッコみたくなるほどの充実ぶりを見せています。
就任3年目のシュタルフ監督の下、そのスタイルが浸透していることの証ということのようで。
上位の宮崎や福島が取得できなかったなか、初めてJ2ライセンスを取得。
たとえ可能性が低くとも、まだゼロになっていない以上昇格を目指すーーーその取得時に監督の決意表明もなされましたが、それに見合うだけの結果を残しているということで。
通算戦績で、対富山戦は3分け11敗で、未勝利。
昨年の第2節では3点を先行しながら4失点の大逆転を許して敗戦、リベンジを期した第23節では、0-3負けと返り討ち。
そして今シーズン開幕戦となった前回対戦では、昨シーズンYS横浜でプレーしていた音泉の恩返しゴールによって0-1。
ここまで好調を維持している現在のYS横浜にあって、シュタルフ監督としては、打倒富山を成し遂げてこそ!という思いも強かろうと。
前節の八戸戦勝利も、開幕戦でカターレも手こずらされたンドカ チャールス、船橋 勇真のゴールが決まってのもの。
好調ぶりを遺憾なく発揮するYS横浜の勢いに押されるようなことがあっては、初勝利献上ということにもなりかねない。そんな危険な相手です。

ここが、まさに踏ん張りどころ。是が非でも踏みとどまり、YS横浜の挑戦を退けねばなりません。
前節、及ばなかったながらも意地を見せ、後半アディショナルタイムに1点を返してみせました。
敗色濃厚であろうが、投げ出すことなく最後まで全力プレーを貫いてみせたこと。
その気概を今節の勝利へと繋げねばなりません。
楽な相手などひとつもない、その上で勝たねばならないーーー手痛い敗戦を活かすも殺すも、今節の勝利にかかっています。言うまでもなく、活かしたうえでの勝利でなければなりません。

期待したいのはやはり、音泉でしょう。
昨シーズンのオフ、契約を更新してYS横浜でプレーを続けるという選択肢もあったはず。それでも、富山移籍を決意した。「J2復帰に君の力が必要だ、力を貸してくれ」という要請に応えたということでしょう。
しかして、開幕以来ずっとチームの主力としてプレーを続け。今や替えのきかない選手として、その要請に、期待に応える活躍を見せています。
そんな彼のクリアすべきミッション、すなわちJ2復帰。それが、手の届くところまできているなかで。
今、自分がなすべきことは何か?
カターレの主力選手として、古巣・YS横浜を撃破することにほかなりません。
富山でのプレーを選んだ自身の選択、決意は間違ってはいなかったと。それを、全力でもって体現してほしい。そう願います。

鳥取戦で敗れ、ホーム無敗がストップ。前節の今治戦に敗れ、同一シーズン全チーム勝利の野望も潰え。
ここでもし、YS横浜に富山戦初勝利を献上、シーズン初の連敗を喫するようなことがあっては・・・これまで築き上げてきたものが一気に崩れかねない、そんな危うさもあるかと。
けれども。
踏ん張りどころで、しっかりと勝利できるかどうか。
まさに、今シーズンカターレ富山の真価が問われる試合と言えるかと。
優勝への思いが本物であれば、必ずや乗り越えられるはず・・・いや、乗り越えねばならない!!

必ずや勝利し、昇格戦線からYS横浜を蹴落とす!
言葉にするといささかキツイですが、それが真理であって。
カターレの悲願成就は、他クラブの涙の上になされます。
ここまで6年、ずっと「じゃないほう」であったカターレ。
けれど、それを覆すための戦い。
そのためには、12勝目を挙げてYS横浜戦無敗継続、勝ち逃げして来季のリベンジの機会を与えない!
今シーズンこそ、カターレに栄光を!立ちはだかるものに、容赦なく勝て!!!

断固、勝利せよ!!
やはり富山の壁は厚く、乗り越えられないものであったーーー無敗をもって、YS横浜に知らしめろ!!!

勝たれ!!!富山!!!!!

3連勝達成!雨中の試合を制し無失点勝利 カマタマーレ讃岐戦

2021-10-18 22:39:58 | 日記
1-0で勝利!
休みの節を挟んで試合間隔が空いたなか、さらに冷たい雨の降り続くなかという難しい条件下での試合となりました。それでも、前半にセットプレーから挙げた得点を守り切るかたちで、見事に勝利!今季初の3連勝を達成しました。
2試合連続無失点は喜ばしい半面、追加点を奪えずに2試合連続で1点止まりであったことは、反省材料かもしれませんが。
それでも。なにが大事であったかといえば、やはり勝つこと。
自分たちのサッカーが出来ずに苦い敗戦を喫してしまった前回ホームゲーム・鳥取戦。その失敗を繰り返すことなく、雨にも負けずに詰めかけた2000人余りのファン・サポーターに、期待に応える勝ち点3をもたらしてみせたのでした。

前日からの気温差が10度くらいあり、さらに雨に降られて非常に肌寒いなかでの試合となりました。10月らしからぬ暑さが続いていただけで、本来なら秋のこの時期ならば珍しくもない気象条件だったのでしょうが・・・それでもやはり、極端な寒暖差から試合のパフォーマンスに影響しないか?との懸念もありましたが。
東北アウェイ2連戦で2連勝を達成し、シーズン初の3連勝をかけて、満を持して臨むホーム戦。スタメンに変更はなく、継続性を勝利に繋げねばと臨みました。
連勝した福島戦、八戸戦に続き、今節もまた試合の入りをしっかり集中していた様子がうかがえました。そう、自分たちのサッカーを貫き、自ら難しくしてしまうようなことさえなければ、力を出し切れる、と。
雨の降り続く中、晴れているときとは違うボールの挙動を考慮しつつ、しっかりと対応していた選手たち。出足の鋭さ、寄せなど、相手の讃岐を上回っている様が見て取れました。

そんななか、14分。
CKのチャンスで、キッカーの椎名は直接中央へと放り込まず、一旦末木に預けて角度を変えて蹴り込むことを選択。
それに合わせた林堂のヘディングシュートはGKに阻まれたものの、こぼれ球を戸根が押し込み、ゴール!良い時間帯に先制点を挙げることに成功したのでした。
昨年9月のホーム熊本戦でのプロ初ゴール以来となる、戸根の得点。
自分は押し込んだだけで特別なことをしたわけではない、と謙遜しつつも。セットプレーはカターレの強みであり、時間をかけて練習していることが練習通りに出来たとのこと。
今季ここまで全試合フル出場している、今や不動のレギュラーとして信頼を得ている彼ですが。
だからこそ。練習の積み重ねを試合で活かさねばならない重要性を知るからこそ。
その意識がしっかりと結果につながったかたちの、価値あるゴールであったかと。

ただ・・・欲を言えば、一気呵成に攻め込んでゴールラッシュといきたかったところ。しかし、追加点には至らず。
前半を相手のシュート0に抑えたように、難しいピッチコンディションにあってもしっかりと集中してプレーし続けられたことは、大いに評価されるべき。
それでもやはり、突き放すゴールでもって、さらに試合を優位に進めたかったところでしたが。
言ってはなんですが、正直言って、讃岐のクオリティはあまり高くありませんでした。このところ3試合連続で無得点が続いているとのことでしたが、今節においても、なかなか有効な攻め手を出し切れず。
「これ、相手が上位の強いチームだったら反撃をくらったりとかで、同じにはならなかったろうな」というようなシチュエーションも、何度もありました。
優勝を目指すために、万難を排して臨まねばならないカターレ。
先制点を挙げて勝利への要件を満たしたはいいけれど・・・やはり、1点では物足りない。万が一の事態、それこそPKなんかをとられてしまったら、とか。
勝たねばならない、落とすわけにはいかない試合で、先制しながらドロー決着では、負けも同然。その懸念を払しょくし、勝利に繋げねば。

やはり、いかに優勢であったとはいえ、90分を通してすべて自分たちのペースというわけにもいかず。
後半、途中出場のFW重松 健太郎が起点となるなどして、徐々に讃岐のやりたいかたちが見え始めることに。
とはいうものの。やはり、このところ勝てていないが故、ということか。
いかんせん、同点・逆転に向けた圧というものが足りなかった印象。カターレが集中を切らさないことで、それを突き崩すまでには至らない展開が続きました。
もちろん、やらせなかったカターレもよかったとはいうものの。それでもやはり、讃岐の側の拙攻もあったから、と言えるかと。

突き放す追加点を奪えなかった一方で、相手に得点を許さなかったカターレ。
持ち前のハードワークは雨の中にあっても揺るがず。試合終盤になっても、きちんときびきびとしたプレーでもって、相手を封じていました。
そして、タイムアップ。
突き放すことは出来なかったけれど、それでも。
八戸戦に続き、2試合連続のクリーンシート。粘り強く守り切ることで、しっかりと勝利に繋げたのでした。

首位の熊本、2位の宮崎がそれぞれ勝利したことで、差を縮めることはかなわず。
それでも。
勝ちきる意志をしっかりと結果に繋げて勝利。だからこそ、引き離されずに済んだとも言えます。
前節、無失点ながらも決め手を欠くかたちで、讃岐を相手にスコアレスドローとなった岐阜。今節も、ややもするとそうなりかねませんでしたが。
必勝の気概を勝利に繋げることが出来たこと。もちろん追加点を奪えなかったことなど、課題もありますが。けれどそれも、勝ったから言えることでもあり。
優勝のためには、勝ち続けねばならないカターレ。
自分たちを律し、相手にも、雨の降るピッチコンディションにも負けなかったこと。
そして、勝てねば上位に引き離されてしまうというプレッシャーにも屈しなかったこと。
まだ、なにも成し遂げたわけではありませんが、それでも。
やるべきことをやった。その結果としての3連勝。
まだ道半ばですが、それでも。
雨中の試合を制し、ホームのファン・サポーターの期待に応えてみせたこと。
その手応え、自信を力に変え、高みを目指して邁進していかねばなりません。

残り7試合。シーズンも佳境に入っていきますが。
やるべきことは、変わりません。
最上の結果を、すなわち勝利を続けること。

戦いは、続きます。

奮戦実らず、スペシャルな一撃に屈す。ジャイアントキリングならず敗退 浦和レッズ戦

2021-06-10 18:09:04 | 日記
0-1で敗戦。
カターレ富山史上初の、J1きってのビッグクラブ・浦和レッズとの公式戦。
J1とJ3、2カテゴリの差を覆してのジャイアントキリングを期して臨んだカターレ。
格上相手にも敢然と立ち向かい、試合終盤までスコアレス。「まさか」は有り得るんだぞ、とばかりに浦和を追い詰めました。
・・・が。
やはり、強豪には強豪たる理由がありました。
いわゆるガチメンバーであった浦和にあって、さらにここまで出場8試合で7ゴールという反則級の助っ人・ユンカー。その彼に、「そんなシュートを放たれては、どうしようもない」と脱帽せざるを得ないほどの、華麗なシュートを叩きこまれ。
最後まで勝利を信じて抗ったカターレだったものの、ついに強豪・浦和という壁は崩せず。
今季初の無得点試合。ジャイアントキリングを成し遂げることは今年度も叶わず、天皇杯2回戦で姿を消すことになったのでした。

カテゴリの差を超えて格上クラブに挑戦することが出来る希少な機会であるところの天皇杯。望んだからとて得られるチャンスではないからには、機を逃すことなく果敢にぶつかっていかねばなりません。
一方で、それに気を取られるあまりリーグ戦のほうがおろそかになってしまったのでは、本末転倒というもの。
それでなくとも、昇格を争うにあたって全身全霊でもって勝たねばならない上位対決・熊本戦が直後に控えているとなれば、なおのこと。
どちらが、ではなく、どちらも大事。
そんななかで、ここまでほぼ固定メンバーでリーグ戦を戦ってきたカターレにあって、やはりスタメンを変更しつつ挑むことに。
GKは古巣対決となる西部。
DFは鳥取戦の戸根・林堂・柳下の組み合わせから、林堂が控えに回り、代わって鈴木がスタメンに。
MFは、不動のアンカー・姫野とウイングの音泉はそのまま、椎名、花井、安藤といった面々が控えとなり、碓井、陽次、ユウスケを起用。
FWには大野と吉平の2人が。
いつも通りではないものの、さりとてあからさまな主力抜きでもない。ある意味、絶妙なラインの編成と言えたかと。

コロナ禍のこんなご時世でなければ、“あの”浦和との対戦ともなれば、あたりまえのように応援バスが運行されていたところだったでしょう。そして、現地応援しない理由のほうが無かったはず。つくづく、残念でなりません。
リーグ戦でないのでDAZNで視聴というわけにもいかず、試合内容についてはダイジェストで見た限りの印象ですが。
やはり思い入れのある駒場スタジアムでの試合、気合の入っていた西部。GKとして、いわゆる“当たっている日”というものがありますが、この試合がまさにそうであったようで。
決定機を何度も阻止。昨年までJ1にいたベテランだから、というだけでは、こうはならなかったであろうという充実ぶりでした。
その意気に応えて、得点を奪いたかったカターレであったものの、どうにもわけにいかず。
攻守のミスを、見逃してはくれない。あるいはJ3であったならば誤魔化しが効いたかもしれないところでも、強豪たる浦和は見逃してはくれない。
事前にわかっていたはずのことではありましょうが、それでも。あらためて、上位カテゴリクラブとの差というものを実感させられたのではないかと。
それでも、辛抱づよく0-0の状態を続けていたカターレでしたが、試合が動いたのは終盤、80分のこと。
攻め上がりの精度を欠いてボールを奪われると、MF大久保 智明が果敢にドリブルで攻め上がり。そこから中央のユンカーに鋭いパス。
左斜め後方からのボールは、並みの選手であればトラップすること自体が難しかった
かもしれないところ。
それを難なく受け取ると、1ステップ、2ステップで守備を引き付けて、そのまま狙いすましたコースに蹴り込むゴール。
そんなんやられたら、どうしようもないじゃないか・・・半ばあっけにとられるシュートでもって、先制点を許してしまったのでした。
鮮やか過ぎて、わけがわからないレベル。
W杯や欧州サッカーのトップレベルなんかでは、因果が逆転しているようなゴールがよくありますが。
普通であれば、シュートがまずあって、それが入るかどうかですが、そうではなく。
つまり、ゴールが決まるという結果が確定してしまっているなかで、シュートそのものはその結果をなぞるための作業でしかない、というような。
このユンカーのゴールも、まさにそれ。J1レベルというよりも、ワールドクラスのそれに近かったのは間違いないかと。
それでも、あきらめなかったカターレ。試合最終盤にあっても高橋が果敢に狙っていくなど最後まで抗った・・・のですが。やはり及ばず、そのままタイムアップ。
今季初の無得点試合で、天皇杯敗退が決まったのでした。

勝って次につなげる、強豪撃破で3回戦進出を成し遂げるという目標は、果たせませんでした。
他会場ではHondaが横浜Fマリノスを撃破、順天堂大がFC東京に競り勝ち、同じJ3でも、岩手が仙台に勝ちました。ジャイアントキリングがJ1相手でもなされていたと。
強豪相手だから仕方ない、負けても恥じゃない、で済ますのは簡単かもしれませんが。
この敗戦を、単なる「いい経験」で終わらせてしまうのも、もったいないでしょう。
負けた悔しさ、自分たちの未熟さを知ったことを、きちんとリーグ戦で昇華できるかどうか。
忘れてはならないのは、カターレが現在J3の首位であり、優勝、J2復帰を成し遂げねばならないクラブであるということ。
自省しながらも、自信を失っている場合ではなく。
むしろ、やらねばならないことと言えば・・・「この敗戦を、今シーズン最後のものとする」というくらいの気概で臨むことではないかと。
リーグ戦残り試合を勝ち抜くことが、これから成すべきこと。それに全集中していくために。

今回の試合で初めてカターレ富山というクラブのことを知った浦和サポーターも多かったかと。
おおむね、「伊達にJ3首位じゃないな、よくやったよ」という評価であったようで。
だったら。
その評価を下げることなく、残りシーズンを邁進せねば。
そしてシーズンが終わるころには、優勝、J2復帰を成し遂げた頃には、「あれだけやれていた富山なんだし、別に驚くことじゃないな」と評されるくらいでなければ。
まずは、中3日での熊本との上位対決。
「浦和を相手に敢然と立ち向かった富山なんだし、勝利も納得」
そう言われるだけの試合ぶりを、みせつけねばなりません。

天皇杯の挑戦は、終わった。けれど、戦いはまだ続きます。

第31節 カマタマーレ讃岐戦

2020-12-04 22:45:57 | 日記
アディショナルタイムの2得点によって逆転勝利を挙げた前節。九死に一生、ギリギリの瀬戸際で昇格戦線に踏みとどまったカターレ。
依然として厳しい状況・ライバルチームがコケる可能性に賭けつつ勝ち続けねばならないことには変わりはありませんが、それでも。
ラッキーや偶然だけでは説明がつきません。
今のカターレがあるのは、それぞれがあきらめることなく、愚直なまでに勝ちに行っているが故のこと。
それがあったから最強の秋田を打倒できたし、濃厚どころじゃないほどの敗色を覆すこともできた。
そんな意志を、残り4試合すべてで継承すべく。
ホームにカマタマーレ讃岐を迎える今節。
4連勝の壁を超え、ラストスパートの勢いを加速していかねばなりません。

土壇場で勝ちきった前節の勝因に関しては、大ピンチの最中にあっても気落ちしたり慌てたりせずに、勝利を追い求めることをやめなかったから、と言えるかと。
振り返れば、前回、そして昨年の讃岐戦もまた、普通でない状況でメンタルが試される試合でした。
昨年のホーム戦は接戦の中でPKを献上してしまい、それが決勝点となってしまうという苦い敗戦を喫したのでした。
そのリベンジを期したアウェイ戦では、ペナルティエリア内で1発レッド、再びPK献上、さらに数的不利という大ピンチに。
しかし、その逆境を跳ね返し。
駆け引きに勝ってPKを外させ、数的不利を覆す2得点を挙げて見事に勝利。
そして、今シーズンの前回対戦。
再び退場者を出して数的不利に見舞われるというトラブル。しかも、内容が良くなかった試合、それも後半開始早々というタイミングで。
しかし、その逆境を跳ね返し。
ユウスケがアウェイ戦3戦連続ゴールとなる貴重な先制ゴールを挙げると、守っても無失点に抑えきり。価値ある勝利をもぎ取ったのでした。
そして迎える今節。
2度あることは3度ある、とばかりに、今回もまたやっかいなトラブルに見舞われる可能性も否定できないところですが・・・。
それでも、やるべきことに変わりはありません。
ただ、勝つのみ。

昨シーズンに続き、今シーズンもまた下位に低迷、早々と昇格戦線から脱落している讃岐ですが。
とはいえ、だからといってたやすい相手であるかと言えば、さにあらず。
前節も最下位のセレッソ大阪U23に大苦戦を強いられたことも記憶に新しいなかで。
そもそも、前回対戦でも数的不利になる以前から押し込まれる展開が目立ち、最終的には勝利したものの、逆の結果となっていたとしても、おかしくはありませんでした。
それでも。
カターレには、勝たねばならない理由がある。
希望の灯を、絶やすわけにはいかないのだから。
劣勢にも屈しない力を、今節もまた。
むしろ、わざわざ懸念するまでもないほどに優位に立てばいいだけのこと。
ここまでの3連勝は、いずれも難しい試合ではあったけれど。
それでも、結果はついてきた。
カターレに、連勝するに足る力があることの証明でもあります。
これまで幾度も跳ね返されてきた4連勝の壁。
今シーズンも、先の岐阜戦のドローによって、成し遂げられませんでしたが。
ここに至っては、弱気など不要。
逆に、4連勝して当たり前、むしろしないほうがおかしいくらいの気概で。
勝てるかどうかでなく、何点獲って勝つかがかだいと。
決して相手を侮らず、さりとて怯まず。
勝利という結果に帰結する、説得力のあるプレーぶりでもって、相手をねじ伏せてほしいです。

期待したいのは、平松と武のFW両名。
これもまた、カターレにとって壁と言えるジンクスーーー2013年の苔口が1度達成して以来、まったくシーズン10ゴールを超える選手が出ていないこと。
その壁に対し、平松と武が、ふたりとも9ゴールとリーチをかけている状態。
ならばこそ。
前節の劇的ゴールで勝利の立役者となった武には、リーチ一発自摸で。
今シーズン、鳴り物入りと言っていい加入であった彼にとって、2年連続の二けたは、もはやノルマ。それを、シーズン終了までになんて言わずに、今節で即達成してほしいところ。
残り1試合でハットトリックが条件、とかでは、不可能とまでは言わないまでも、厳しいところでしょうが。
今節、あたりまえのようにゴールを挙げて達成し、何事もなかったかのように壁を超えてほしいところです。
そして、同じくリーチのかかっている平松。
昨シーズン、移籍間もないなかでカターレ初ゴール&2得点めを決めたのが、讃岐戦でした。讃岐の側にも、それを覚えている選手もいましょう。
ならば。
「また、アイツにやられた」という、プラスアルファのダメージを与えるような得点でもって、讃岐の戦意を削ぐようなゴールを期待したいです。
ふたりのうちどちらでも・・・いや、どちらとも、でいい。
10得点、あるいはそれ以上の壁を超え。そして4連勝の壁を超える、そんな勝利を!

あきらめてはならない、そのあたりまえを、あたりまえにやりぬくために。
ホームの期待に応え、昇格への道を途切れさせないために。
勝つのみ!やり抜くのみ!
気合は充分か?
覚悟は、出来ている!!!

必ずや、4連勝を!!!

勝たれ!!!富山!!!!!

奇襲も不発。首位撃破ならず連敗 ブラウブリッツ秋田戦

2020-07-17 04:33:20 | 日記
0-1で敗戦。
優勢に試合を進めながら決定力を欠き無得点、ならばせめてスコアレスドローとせねばならなかったところ、こらえきれずに失点、手痛い敗戦を喫した前節。
中3日で迎えた今節。大胆にもスタメン総入れ替えという、相手の秋田も想定していなかったであろう奇襲をもって挑みました。
キャンプの頃から選手層の厚さを実感し、誰が出場してもチームが機能するという手応えからの確信的な起用。それに選手たちも応え、これまでのメンバー編成と遜色ないほどのプレーぶりを見せていました。
しかし。
優勢に試合を進めながら決定力を欠き無得点、ならばせめてスコアレスドローとせねばならなかったところ、こらえきれずに失点・・・同じことの繰り返し。
それでなくとも勝たねばならなかったホーム連戦。にもかかわらず、勝利どころか1得点すら挙げられないままに連敗という、最悪の結果に。

過密日程考慮のスタメン変更は予想できたことですが、それが総入れ替えとまでは、さすがに想定外でした。
ここまでの試合でスタメン経験のある椎名や陽次などはともかくとして。岡や柳下は今シーズン初出場初スタメン、戸根と松澤に至ってはJデビュー戦となりました。
弱い雨が断続的に降る中で、試合開始。
開始から10分もしないうちに、アクシデント発生。
松原が負傷してしまい、続行不可能ということで花井に交代。今シーズンは1試合5人まで交代が認められているものの、意図せぬかたちでの交代を余儀なくされた格好です。
それでも。
開幕から前節までの基本メンバーをAチームとするなら、スタメン総入れ替えの今節はBチームとでも言うべき編成でしたが。
チームによっては、主力メンバーとサブメンバーで実力に大きな差があって、主力が抜けるシチュエーションにおいては、いかにその穴埋めをしていくか?というところもあるでしょうが。
正直なところ、「これだけ変わっているのに?」と、驚きもありました。
シーズン開幕前から、監督はどのメンバーが出ても遜色ないくらいに実力差が小さい、という趣旨の発言をしていましたが。それは、こういうことだったのかと。
その一方で、AチームとBチームが完全に同じかといえば、さにあらず。“ならでは”といった部分も、しっかりと見て取れました。
ゴールを守る岡の冷静なプレーぶり、そして大きな声でのコーチング。豊富なプレー経験からの安定感は、頼もしかったです。
初出場の戸根とルーカスのCBコンビは、練習でもやっているかたちだとか。
そのルーカスですが、後方でボールを繋ぐだけでなく、折を見て中央からボールを鋭く前へとプッシュしてみせたり。今瀬・林堂コンビでは見られなかったオプションに、感心させられました。
前線でも、チーム最長身の松澤がその体躯を活かしてポストとなる動き。これぞFWというプレーぶりは、可能性を感じさせるものでした。

持続性を重視し、中3日のアウェイ連戦ながら、メンバー変更なく臨む選択をした秋田。
もちろん、ホーム連戦かつメンバー大幅変更というカターレの状況とは、単純な比較はできないでしょうけれど。
それでもなお。
カターレのほうが、優勢でした。
あるいはコンディショニングが充分ではなかったのかもしれません。カターレのそれに比較して、どうにも試合に入り切れていない感があった秋田。
もし万全であったなら、この程度ではないのではないのか?と思わせるような。
逆に言えば、カターレのチャンスにほかならなかったわけで。
だからこそ、前半のうちに先制点を挙げて試合の主導権を握りたいーーーそう思っていたのですが。
どうにも、決めきれない。
優勢さは見て取れるのに、やはりフィニッシュ精度か・・・どうにも、得点にまでは至らず。

0-0で折り返し、後半にはさらに攻勢に出るカターレ。
前節と同じようなパターン。
そう、前節と同じ・・・。
すると、77分。
それまでの我慢とチャンスを逃さない瞬間的な爆発力が奏功したということでしょうか。
カウンターから失点。
前節と同じく、獲られてはいけない時間帯に、ガックリとダメージの大きい獲られかた。
82分には5人の交代枠を使い切るかたちで、新加入のチーム最年少・宮城がカターレデビュー。反攻に打って出ましたが・・・。
そのままスコアは動かず。
前節と同じく攻勢が報われずに無得点、ワンチャンスをものにされての敗戦となってしまったのでした。

勝てば、ただの1勝以上の価値があったはずの、重要な一戦でした。
しかし、待っていたのは、2試合連続で頑張りが報われない無得点負け。
この日の観客は、715人。
コロナ禍という前提に加えて、平日のナイトゲーム、さらには雨天というトリプルパンチで、いささか以上に寂しい動員数と言わざるを得ませんでした。
それでも。
言い換えれば、そんなネガティブ要素が満載ながらもそれだけの人が、駆け付けたということ。
もちろん、カターレの勝利を信じて。
しかし。
その期待を、裏切る結果に。
2戦連続で同じような負け方。応援が制限されるなかで歓声も自粛ということでしたが・・・勝利はおろか、得点を挙げて盛り上がることさえできず仕舞いのホーム2連敗。
さすがに、やるせなさを感じます。
これがもし、秋田が首位らしくとてつもない実力でもって圧倒してきての完敗、というかたちであったなら、また印象は違ったかもしれませんが。あるいは、ハーフコートの試合か?というくらいに防戦一方で勝機が見いだせなかった、とか。
そうじゃなかった。
前節も含め、勝てた試合だったし、勝たねばならない試合だった。
決して実力が劣っていたとは思いませんし、むしろ相手より優れていたところも少なくなかったなかにあって。
ここぞ!という場面で、力を発揮しきれない。結果に結びつけることが出来ない。
待っていたのは、ホーム2連敗という屈辱。
やりきれない気持ちばかりが募ります。
「優勝するんじゃないのかよ!!」
試合後、ゴール裏に挨拶に来た選手たちに向けて、そう叫ぶつもりでしたが・・・。
大声を張り上げることが禁じられるなかにあっては、それも叶わず。
もちろん、ネガティブに落ち込んだところで、なにが好転するわけでもありません。
しかし、それでも・・・。
序盤戦の躓きが尾を引く形で、終盤戦の頑張りむなしく昇格まで届かなかった昨シーズンのことを思うならば。
こんな状況で2連敗などして良いわけがなく。
こんなところで躓きを繰り返していては、先に待つのは同じ無念だけ。
まだ序盤戦?まだ4試合目?
なにを言うか。もうすでに自力優勝の可能性がなくなって、競争相手がコケてくれるのを願うようなみっともないことをせねばならない状況じゃないか。
勝ち点差8を埋めるには、最短でも3試合は必要。あと30試合「しか」ない。
悲観的に過ぎる?
楽観して追いつき追い越せないのでは、意味がないと言っているのです。
この苦い敗戦を、受け入れがたい現実を、どう消化し、活かしていくのか?
次の試合は、中3日ですぐにやってきます。