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徒花な日々

無趣味な様な、でも多趣味な様な、
でもアツい王道展開は大好きですよ
そんなヤローの日常です

BLACK LAGOON 9

2009-10-22 20:13:25 | 日記
月曜に「BLACK LAGOON」の新巻が発売されました。
この9巻は3巻以上に渡って続いた長編「ロベルタ復讐編(でいいのかな?)」が完結しました。
本誌ではちょっと物足りなく終わった感じでしたが、
単行本では大幅に加筆されてボリューム十分でした。
ちゃんとあちこちで決着がついてたのが満足のいく内容でした。

にしても今回の長編は
ラグーン商会のメンバーだけでなく
(というか今回はあまりラグーン商会のメンバーには見せ場が無かったかな?)
・主役のロベルタとガルシア坊ちゃま
・バラライカ他遊撃隊
・張さん
・エダ
・シェンホアとソーヤー、ロットン
生きている登場人物を考えると、
ほぼブラックラグーンオールスターの内容でしたね~。

で、今回特に思ったのがロックですよ。
今回はあまり出番のなかったロックですが、
要所要所で悪い顔してましたね。
しかも、最後を見るかぎり"無自覚"で。
ロックは日本編で何か吹っ切れたのか、
以降はちょっとダークな雰囲気が出てきつつありませんか?
それが特に顕著に出てるのは今回のロベルタ復讐編だと思いますが。
日本編での苦悩の末の"悪党らしい"救い方。
それと今回のロックの行動は決定的に違いましたよね?
日本編では悩んだ末、
しかし今回は本人も無自覚にその方向に。
確実に、明確に「悪」の方向に進んでいるロック。
8巻で張さんがロックに言っていたことがそのまま本当になりましたね。
偽善は相手だけじゃなく、自分も欺く毒であると。
結局ロックは、悪を無自覚に偽善を行っていたというオチでした。

漫画も色々ありますが、
王道なのは、最初は悪かったり、心を閉ざしている主人公が徐々によい方向に成長していく物語。
しかし、ブラックラグーンのロックは、最初は何の変哲も無い日本のサラリーマン。
それが、ラグーン商会で働く様になってアウトローな世界に入っていき、
段々と悪党になっていく。
こんなベクトルの漫画は意外性があって面白いですね。